最終話、チェインバーの漢っぷりに全米が泣いた・・・かどうかは知りませんが(をい)、自身を神と宣うほどの暴走をクーゲルの遺志と強弁するストライカーに対して真っ向から正論で論破し、あまつさえ最期にはレドのコクピットをパージしてストライカーと刺し違えるとか、これが漢でなくてなんですか。パイロット支援啓発インターフェイスシステム人工知能としての“道”を良い方向性で極めたチェインバーにとっては、ストライカーを撃破することとレドの(人格的成長を確認した上での)生存を両立させるならこうしたパターンくらいしかないのがわかっていても、この展開にはグッとくるものがありました。戦闘兵器として死して尚残存パーツがクジライカの漁礁となっていた演出にも未来を感じさせるものがあってよかったですね。
ただ、結末がクロブチでなくシロブチだったのにはホッとしましたが、他はというと・・・いろいろ詰め込みすぎて却って印象が薄くなってしまった感は拭えませんでした(フランジやピニオン、ラケージの奮闘ぶりやリジットの持っていた鍵がマスドライバーシステム用だったのとか・・・ピニオンがラケージとベローズの間で俺修羅状態になってるのとか吹き出しモノだったのにねぇ・爆)。過去の黒歴史を知ってしまったレドが太古の技術や資料の発掘を熱心に行いながらクジライカとの共存の道を探ろうとしている姿を見せてくれただけでもまだよかったかもしれませんね。
今回のエンドカードは石恵[http://bupo.jp/ishikei/]さんでした。
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