最近神回連発な作品ですけど、今回は特にトーリとインノケンティウスの中の人の演技がインパクト大で光ってたように思います。
まずは譲治さん。インノケンティウスって元教師が対戦相手に愚痴るほど頭に血が上りやすくて子供じみた言動をとることも多いのですが、正純からの相対を受けて(校則法で総長・生徒会長に相対できるのは同格もしくは副長・副会長のみなので正純か二代があそこで出てこないと教皇総長と相対できるのはトーリのみ、だけど彼はホライゾンのところに行かないといけないから教皇総長と相対してる場合じゃない)彼女が時間稼ぎの牛歩戦術をとったのを見てからの行動がまさにそう(笑)。
息を切らしながら
「いいか、さっきの交渉と、今ので、こっちの2勝無敗だイイナオイ」
と結着つかなかった分まで強引に自分の勝ちだと言い張ったり、正純の服装に説教したり。
文章で読んでても子供みたいなところあるなぁなんて思いながら読んでた箇所なんですが、譲治さんが声を枯らしながら言い立てるのがホントに面白くて、キャラの魅力が倍化して敵キャラなのに憎めなくなってしまうというw
正純が負けを認めたらスライディングで衝突を避けたところとか、帰りしなに部下の士気を鼓舞する演説をぶつところといい、一応組織のトップらしいことをしてはいるんですけどね、あまりにもギャップがすごい(笑)。
それと、トーリが上位契約を結んで武蔵の流体燃料を供給していく場面で、浅間の宣告に一呼吸おいて
「安心しろ!
俺、葵・トーリは不可能の力と共にここにいるぜ!
俺がオマエらの不可能を受け止めてやる!
だからオマエらは可能の力を持っていけ!」
と大声で告げるところには涙が出そうになりました。
己の命・生涯と引換の契約なんですが、あくまで自然に明るく振る舞い、ただのカッコつけみたいに言うんですよね。
でもなんでですかね・・・文章で読んだ時よりもはるかに印象が強く感じられてウルッときたのと同時に、この言葉にパワーを与えていくのはまさにプロの仕事だと、福山さんの演技に感じいりました。
今回は他にも声優さんの演技に感心させられたシーンが多かったですが、作画も相変わらず細かいですよね。
契約の宣告をはじめる浅間の横で最初はオロオロしていたハナミとか。
ノリキのリベンジもしっかり描かれていてホッとしました。
ウッキーともども授業中に教わった通りのポイントを狙ってたわけですが、台詞カットの補完でオリオトライの絵がワンカット入ったのもよかったですね。
これで集団戦をもう少し細かく描いて緊迫感をよりクッキリ演出してくれたら・・・というのがちょっとだけ残念でした。
ネイトが突入してからのところとか、モブの兵士の棒立ちが少し目立ちましたし。
さすがのサンライズも現状の予算とマンパワーの限界というところなんでしょうか。
2期というか2巻は集団の乱戦がもっと多くなるので、クオリティ維持のためにも予算が増えればいいなぁ・・・と願ってます。
そのためにも早い話、BDとかCDとか原作とか、いろいろ売れてくれたらイイナァいうことで(笑)
・・・だから買って(はあと)。
それから、二代vs宗茂戦は今回はさわりだけかと予想していましたが、思ったよりも時間が割かれて先に進めてあって驚きました。
もちろんこの2人の相対はこれだけで終わるものじゃないのですが、残り2話、そして残された原作部分は約100頁。
なぜこうした配分にしたのか(今までの仕事ぶりから考えて小野監督や浦畑さんには相応の意図と目算があるはず)も併せて、じっくり見ていきたいと思います。
※P.S. 発売されたばかりの『境界線上のホライゾン』原作4巻〈下〉。〈上〉と〈中〉は配送が遅れてるせいで未読なんですが、せっかく買ってきたことですし、〈中〉までの展開もあらすじは一応知ってるので、結局我慢できなくて手をつけることにしました(笑)。
某掲示板ではもう大神祭がはじまってるんですよね?・・・ガマンガマンw
写真↑右のはゲーマーズの購入特典でもらってきたものです。
★原作最新刊『境界線上のホライゾン 4<下>』12月10日発売!!
★初回特典の充実したBDも第1巻がいよいよ12月22日発売です!
★『境界線上のホライゾン』オリジナルサウンドトラック、12月21日発売!