アバンでの誾の表情豊かな百面相を見れただけでも結構お腹が一杯になれたのに(つーか境ホラを全く知らない人が見たらボケ×ボケ2人の会話をどう思うでしょうかね?www)、モブ同士の乱戦までしっかり入っていたのですから、今回も本当に盛り沢山でしたね。
バット1本で1人奮戦する隆包副長とか朱雀vs白虎とか、もっとじっくり見たいのはヤマヤマでしたが、尺の都合ですから仕方ないですよね(だから3期2クール制作が勝ち取れるようにと願って薄い財布を叩いてBD買ったりしてるのですが・苦笑)。
それよりも削られると思ってたシーンがあれもこれもと入れてあって、スタッフ陣に感謝の念が絶えません。
それにしても、「何のための神道術式ですか」とか言いながら喜びのドヤ顔で射っちゃうこの人の職業って何でしたっけ?
(答:巫女とは違うのだよ、巫女とは・・・じゃなくて浅間神社の後継ぎ巫女です)
二代の手にかかる直前に誾が自分で義腕を落として
「私の・・・私が負けです」
と言ってからの、回想シーンの特殊EDがとても感動的でした。
本多・忠勝とならんで東西で無双を誇っていた立花・道雪の一人娘たる誾にとある青年が恋をしたはいいが彼女からはひどく嫌われ(池波正太郎の『剣客商売』に田沼意次の妾腹の娘という設定で登場する女剣客の佐々木三冬と同じで自分より強い人でないと認めません!という感じ)、幾度となく超本気モードの戦闘を重ねるうちに青年の方が誾の両腕を落とす極限状態での初勝利をようやく得て、それからもいろいろあって彼女のハートも完全に射止めて立花・宗茂も襲名した、という馴れ初めなんですが、桜の花びらが舞い散る中で宗茂が笑みを浮かべて誾を抱きしめるカットが素晴らしかったですね。
今のバカップル状態からは想像もつかない経緯が2人にはあるのですが、今回の特殊ED、そして‘の’を‘が’に言い直してまで完全敗北を不完全敗北にし夫の名誉を守ろうとした誾の心証を原作未読者にも少しでも感じてもらえればいいなぁ思います(詳しい事情はぜひ原作を読んでくださいね、と・笑)。
8月10日発売の原作最新刊↓『境界線上のホライゾンV<上>』
ED -Side SunSet- 「悲しみは誰の願いでもない」/結城アイラ
ED -Side SunRise- 「ソラノウタ」/奥井雅美
OP主題歌:茅原実里「ZONE//ALONE」