『クドリャフカの順番』編のラスト回。
今編では声優さんたちの好演技などに支えられてとても充実した内容になったのではないでしょうか。
十文字事件は解決を見たものの、才能溢れる者に期待を裏切られ先に土俵を降りられて取り残された者の気持ちのやり場の無さ、秀でた者への嫉妬にも似た感情、そうした澱みが残されたままになっているのを時間枠を目一杯使って丁寧に描いていたように思いました。
里志→奉太郎への感情もですが、タロットでいう”正義”を振りかざした摩耶花が湯浅−河内−安城(陸山)の関係性の深い部分を見せられた時の、自分が振りかざしたものがある意味でブーメランで返ってきてしまったと気づいた際の、拳の下ろしどころのないやるせなさみたいなものとか複雑な感情に極まって泣いてしまったシーンも印象的でした。
えるが自分のアドバイスを真に受けすぎたと校内放送を聴いて気づいた時の入須の表情の変化もしっかり入れてくれたものよかったですね。
あれがあってこそのお説教タイム?でしたしね(笑)。
えるもその点は薄々自分でも気がついていて、入須の忠告に素直に納得しただけではなく、自分に対してある決断を下すことになるのですが、それは最終回頃の話で出てくる・・・
・・・かな?