氷菓 第18話「連峰は晴れているか」

ちょっと自発的に行動しようとしただけなのに酷い言われようでしたね、奉太郎www
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今話は単行本未収録の短編だそうで、私も初めて見ました。
自他共に認める省エネ主義者の奉太郎には一見ありえなさそうな感じですが、今回彼が見せた行動原理の片鱗は6話『大罪を犯す』にも現れてましたよね。
Bパート終わりの方で、えるの心の内まで読みきれると考えるのは“(7つの大罪の中の)傲慢”であり慎むべし、といったモノローグがありましたけど、それの延長線上にあるのが今回のエピソードなのではないでしょうか。

そしてもう1つ、えるは里志や摩耶花が奉太郎に対して抱いているのとはかなり異なる印象を彼に対して持っていて、今回の件で更にプラスの評価が増えたのではないかということ。
ヘリを飛ばせる程度まで天候が回復したはいいが、残念ながら遭難者は遺体で見つかった・・・“傲慢”を正すことはできたけれど連想は悪い方向に当たってしまった、奉太郎の内心としては概ねこういったところなのでしょうけど、そうした内に秘めたある種の愚直なまでの謙虚さ、そして優しさとを彼の中に見出し、
「それは無神経ってことだ」
と言った真意も彼女は理解はしたのでしょうが、それでも
「それって、とっても・・・うまく言えません」
というリアクションをとったのは、安易な表現をしてしまうのは彼が気をつけると言ったことそのものだと彼女が考えたか、もしくは他者への評価を一言二言で断ずるのは潔しとしない(≒人の個性・性格は多面的)彼女の性格ゆえのような気がしました。
これが当たってるかどうかはわかりません。
全くの的外れかもしれませんが(苦笑)。
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さて、次回は『心あたりのある者は』のようですが、あの夫婦漫才(笑)をアニメでどのように描写してくれるのか、とても楽しみです。