細音 啓『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』10巻が発売されました!

今日は細音 啓『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 10』の発売日でしたので、早速メロンブックスにて購入してきました。特典は書き下ろしリーフレット。

試し読みでは「私の手錠を外したこと、後悔させてやる!」と意気込んで天帝ユンメルンゲンに突撃していった燐でしたが、あれからどうなったのかというと・・・ユンメルンゲンに何をどう丸め込まれたのか、“戦棋”という作中世界のボードゲーム(現実世界でのチェスや将棋みたいなものですかね)の相手をさせられて、なんと31連敗・・・ユンメルンゲンの目の届く範囲でならかなり自由に過ごしている燐は、あのお硬い性格なものだから散々イジられっぱなし。Intermissionとしてそうした小ネタがいくつか、生死を賭けたバトルをやっている一方で入ってくるという展開でした。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、100年前の真実が解き明かされるという大きなエピソードの、第10巻はその入口といったところ。今後は帝国―皇庁の枠を超えて結びついた勢力として三つ巴で争う構図がハッキリしたように見えました。あとがきと予告で、12月に短編集『Secret File』第2巻がリリースされて、本編の第11巻は来年春とあったので、早くても3月でしょうか?アニメが入ったから仕方ないとはいえ、続きが早く読みたいのに半年近く待たされるのはなんとも辛いですが、作中で最も大きな山場となるであろう部分なので、そこは楽しみですね。一番の肝はシスベルが明かす過去の真実ですけど、他方で全くのイレギュラーな存在となっているサリンジャーが、現状で全く身動きができず傍観者の立場に置いていかれている女王に代わってということになるのか、あの三つ巴の勢力にどう割って入っていくかも注目でしょうかね。

 

10月17日発売!原作最新刊!! 細音 啓『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 10』