ましろ色シンフォニー -The color of lovers- 第12話「はじまり色の季節」

今回が最終話・・・ということでか、エンドカードは和泉つばす[http://hisuitei.com/]さんのイラストで。
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最終話とはいうものの正妻戦争物語のピークは過ぎていますし、学園統合問題という半ば忘れられてた伏線の回収とぱんにゃのお別れエピソードの2つを無理に詰め込んでかなり端折ってやっていたので、ちょっと出がらしみたいな感じでしたね。
学園統合だけでよかったと思いますけど、そうすると「さよなら君の声」の出番が無くなるのか・・・良曲だけに外すのは問題がありますし難しいですね。
個人的には愛理の素敵な笑顔が見れたことと結月の登場というサプライズがあっただけでもよかったかな、と。
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アニメでも原作のエピソードを基本的には踏襲したものになってるらしいのですが、各話個別で採り上げて見ると物語の展開が丁寧に作られていて良かったと思うものの、新吾のキャラクター像や愛理のストーリー上での位置取りとかで顕著なように、前半と後半で断絶があったように見えてしまうのが残念でした。
各話の脚本に浦畑さん・砂山さん・冨田さんと『境界線上のホライゾン』と同じ名前がありますが、(原作がラノベとエロゲという違いがあるにせよ)向こうはストーリーやキャライメージとかでのブレが全くと言っていいほど見られませんでした。
なので全体を統括すべき監督やシリーズ構成の仕事の違いなのかと私は捉えています。
キャラデザが良くて作画も概ね高レベルを維持できているなど、トータルで見ると良作と言っていいレベルにあるだけにホントにもったいなかったですね。
ネットでの情報を拾うと原作の愛理ルートとみうルートのミックスらしいのですが、話数の制約があるにせよ前半から後半へとうまく繋げた構成にできなかったものでしょうか?
あと、鏡餅ぱんにゃとの別れのシーンに流れていた挿入歌「さよなら君の声」がとても印象的というか、やっぱりぱんにゃがオマケで歌の方がメインですよね(笑)。
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この曲、美郷あき[http://misatoaki.jp/]さんの歌う「さよなら君の声」は美郷さんの5作目のアルバム『My Honesty』に収録されています。
他にも『祝福のカンパネラ』アニメOPだった「シアワセは月より高く」とか入ってますし、どれもいい曲ばかりで、しとらす的には1曲目の「honest word,honest world」→2曲目の「Cross Illusion」と続いていくのが特に気に入っています。
挿入歌が気に入った方はぜひどうぞ。
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ところで、BDリリースが来月からになっていますが、第1巻の特典映像にこんなのが入ってるそうです・・・ってか、こんなデレな愛理をなんで本編でやってくれなかったんですか・・・?
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