ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード) Lecture Ⅵ 「邪悪なる存在」

今話は原作2巻の締めにあたる部分でしたけど、元の話をそのままなぞってたら、アルベルトとリィエルがセルフイリュージョンでグレンとルミアの姿に変装して逃げながら迎撃して親衛隊隊員たちをあれやこれやと手玉に取るのとか、「グランツィア」という競技でサイレント・フィールド・カウンターかまして一発大逆転するのとか、アニメ画で再現して時間枠内に収めるのは難しいし大変だろうから早送りでカットされるのはしかたなかったでしょうけど、肝心の、
 セリカの強固な結界の中にもかかわらずなアリシアの不審な言動にグレンが違和感を覚える
 →愛娘と再会する貴重な機会にもかかわらずアリシアのネックレスがコレジャナイ感
 →もしかしてアレ呪殺具じゃね?
 →カマかけてみたらアリシアから予想通りのリアクションが返ってきて確信を抱く
 →グレンが【愚者の世界】を起動させてアイコンタクトでアリシアもネックレスを外して放り投げる
・・・という一連の最も要のシーンの描写が、脚本も演出もチープすぎるというかオリジナルをキチンと咀嚼しないでテキトーにヤッツケ仕事したんじゃないのかと不満が残る出来でガッカリさせられました。グレンがネックレスの件でカマかけるところ、本来ならセリカは「よく気づいた!」とニヤリ笑いするところなのですが(というかセリカは遠回しに気づいてもらえるように誘導してるつもり、でもグレンはアリシアの言い回しの方がよほどヒントになったと愚痴るのだけどw)、アニメ画でのセリカの表情は‘予想外’って顔で描かれてましたし、アルベルトとリィエルに変装して競技の行方を見守っていたグレンとルミアの、特にグレンの表情が冷静沈着なアルベルトじゃなくてグレンの地が少なからず出てしまっている描写になってるのは、いくらなんでもストーリーの流れからしておかしい。一見さんにわかりやすくという意図があって改変したにしても原作を一通りキチンと目を通したのかどうか疑問を持つ部分が少なからずありました。動きまわるシーンが少なめの作画も全体的に安っぽいというかケチったように見えましたし、第3話の出来と比べてエピソードの起承転結の同じ“結”にあたる今話は随分とおざなりな印象を受けました。作監のクレジット人数だけは多かったように見えましたが、円盤ではちゃんと修正入るのかな?全巻購入予定なのでリリースまで仕上げ練ってほしいです、個人的に。あと、ゼーロス役の中の人、まだ経歴の浅い人っぽいんだけど、演技が棒読み酷すぎ(苦笑)て貫禄なさすぎ・・・もう出てこないキャラだからいいけど。
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今回のエンドカードはブリキさんでした。
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