ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード) Lecture Ⅻ 「見つけた居場所」

あらあらまぁまぁ、最終話でバーナードとクリストフの出番を作ってくれるとは思ってませんでしたわ。原作でも「天使の塵(エンジェルダスト)」の操作と中毒者退治やってましたけど、こんなシチュエーションではなかったですし、グレンとの再会ももっと後(原作7巻)でしたから。隠密任務たる特務分室のメンバーがホイホイ一般人の前に現れちゃいけないはずなんですが、最終回だからオールキャストしたかったんでしょうけど、これはこれで嬉しい。
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今回のエピソードのキモの1つは「見つけた居場所」というサブタイトルが示唆しているように、ジャティスとの泥沼のバトルが続くにつれてグレンが暗黒面に堕ちかけるのを、システィが頑張って引き摺り上げるところにあると思うのですが、システィ推しのアニメスタッフ流石というかw

でも一点だけ不満。
セラはグレンを庇って身代わりに殉死したんです、ジャティスの策略で2人だけ孤立させられて路地裏に大勢のエンジェルダスト中毒者に囲まれた中で。『メルガリウスの魔法使い』に出てくる正義の魔法使いに憧れていたけど現実は血み泥の薄汚い世界で、短期間で随分と精神を摩耗させられたけど、でもセラだけはグレンの夢を応援してくれて、だったらせめてそんなセラ―――彼女は彼女で自分の一族が長をやってた故郷をアルザーノ帝国の敵対国たるレザリア王国に攻め滅ぼされたので奪還したかった―――だけでも「僕には守りたいもの、守るべきものがあるんだ」してあげたかったのに、逆に守られて死なせてしまったので、ボッキリ心を折られたグレンは終に辞職した経緯があります。短い回想の描写だけど、そこは大事にしてほしかったでし。そもそもセラって“風の戦巫女”と異名をはせるくらいには実力者だったわけで。
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そんなこんなの最終話でしたけど、ラストはうまく改変してきれいにまとめられてたのではないでしょうか。原作でも“禁忌教典(アカシックレコード)”が何か明かされてない等々積み残してる部分も多いので。

今回のエンドカードはコミック版の作画を担当されている常深アオサ[@aosassa]さん。
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そして最終回の締めはやはり三嶋くろね[@mishima_kurone]さんでした。
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