たまゆら~hitotose~ 第4話「潮待ち島に聞こえる音、なので」

大長から御手洗へ向かう途中に描かれていた観光案内板が気になって少しググってみたのですが、御手洗は一時期瀬戸内航路の潮待ち・風待ちの中継港として大いに栄えていたそうですね。
最盛期には藩公認の遊女屋4軒に100人以上の遊女を抱えていたほどだったそうで、幕末に吉田松陰や坂本龍馬、三条実美らも立ち寄っていたとか。
竹原同様に国の重要伝統的建造物群保存地区の1つに選定されていて古い町並みや江戸期以来の建築物も残っているとかで素晴らしい観光地のようです。
呉の仁方から大崎下島まで橋伝いに車でも行けるようですが、旅の風情と瀬戸内の風景を堪能するなら、楓たちのようにフェリー(土生商船 http://www.habushosen.com/)を利用するのがベターのように思います。
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呉市豊町観光協会 御手洗
http://www.yutaka-kanko.jp/

『美遊人のHP』「風待ちの港、御手洗」
 →http://www.iokikai.or.jp/siomatinominato.mitarai.html
『歩いて見つけた』「風待ち潮待ちの島大崎下島」
 →http://www3.ocn.ne.jp/~kazu5958/oosakisimozima.htm

さて、作中では早くも夏休み突入。
麻音の実家が旅館を営んでいるということで出てきましたが、某アニメみたいにギスギスしたのとは正反対で、のんびりと暖かくてアットホームな雰囲気なのがよかったですね。両親が生き方を強制するのでなく本人の自主性を尊重していて、また麻音も自分から積極的に手伝っている様子も「たまゆら」らしく、のりえたちが友達思いなのとか楓の祖父が真意を見抜いて優しく諭すところなども、穏やかなトーンの中でもしっかり描かれているのが好印象でした。
麻音の父や楓の祖父のズレたリアクションもコミカルで、ベクトルが安易なお涙頂戴に傾かないような良いアクセントになってましたし、某旅館アニメと違ってこの辺りの上手さはさすがサトジュンといったところでしょうか。
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桜田家の仲良さそうな父娘を写真に撮る楓の様子も父の死を乗り越えた感じが伝わってきてよかったですね。
で、今日のオチも麻音ネタ。
趣向が変わってるのはともかく意外に移り気なのねw
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ところで、乙女座の回想シーンで「やさしさに包まれたなら」のカヴァーが流れてましたが、OP・EDとも違うボーカルだけどどこかで・・・と思ってたら、marbleだったんですね。
そのうちCDリリースとかあるといいですが。
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(10/29追記:たまゆらツイッターとmarbleのブログで挿入歌の経緯が書かれてました→ブログはココ、ツイッターは下記引用を参照)