お父っつぁんが最後に全部持ってったぁー!
えぇえぇ、Cパートで全部持ってかれましたさ(笑)。
こんなドンデン返しになるとはまるで予想外でした。
視聴者に涙顔のままで終わらせたくないというスタッフの心配りは大変ありがたいのですが(『たまゆら』のそういう作風が大好き)、これじゃまるで麻音たんの公開処刑やないですか(爆)。
しかも夫の暴走に嫁さんまで悪乗りにつきあって三味線弾いてるしw
さて、年末イベント前にクリスマスを挟むので、みんなでワイワイするとかかな?と予想してましたが、こちらもいい意味で外れました。
麻音をメインにして、皆でクリエイターの産みの苦しみを存分に味わってもらおうというところでしょうか。
自分たちの成果を世に問うまでの、作品ができるまでの苦労や周囲からのプレッシャー(しかもダメ押しのようにどんどん話が膨らんでいくし)とか、そういった産みの苦しみというべきプロセスを丁寧に描いてありましたね。
これがあることで本番の成功もより輝いて見えることと思いますので、良い構成だったのではないでしょうか。
それにプロセスを完遂して克服することで得られるものも大きいですからね。
それと、6話Aパートの幼少時のエピソードが同回のBパートだけでなく、この11話の伏線にもなっていたなんて、見る側としてはまったくのサプライズというか、もう「してやられた!w」という印象でした。
創作物語の題材だけでなくラストシーンを即興で披露したことまで同じ展開。
全体の雰囲気がほのぼのとした作品なのに、こういったところで話の展開や演出にアクセントをつけて視聴者を惹きつけていく手法にも感心させられました。
4人とも幼い頃のことをほとんど覚えてなかったのは仕方ないですかね?
よほど強烈な体験でもなければリアルでも過去の記憶なんてだいたいそんなところでしょうし。