京都市交響楽団 第546回定期演奏会(指揮:広上淳一)

メモ書きしたのがPCの中かネットの海の中か流れ去ったっぽいので(苦笑)、ツイッターから記憶をサルベージした簡単なのを。
本日は尾高惇忠さんがいらしてました。プレトークだけでなくレセプションでもマイク渡されててお気の毒というか・・・。

 

京都市交響楽団 第546回定期演奏会
2011年5月21日(土)14時30分開演@京都コンサートホール
◆尾高惇忠 オーケストラのための「肖像」
◆A.グラズノフ ヴァイオリン協奏曲イ短調 op.82
 (ヴァイオリン・ソロ・アンコール)
 ◇N.パガニーニ(ゲザ編) カプリースによる即興演奏
(休憩)
◆S.ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調 op.27
指揮:広上淳一
ヴァイオリン:ゲザ・ホッス=レゴツキ

 

ラフ2第3楽章での小谷口さんのソロがもう絶品!!!
カーテンコールで広上さんが立たせたのは小谷口さんだけで、レセプションでも名前を挙げて絶賛してましたけど、それほどというか。

もちろんオケ全体も、前半も良かったけど、後半のラフ2は特に弦も管も凄まじいほど鳴ってたんだ、実際に体感として、パワー的にじゃなく響きが豊穣な印象。
そして内容的にもほぼ完璧。この曲は演奏に約1時間かかるしメロディーがきれいな所も途中でダレやすい箇所も両方多いけど、今回の演奏に限ってはアッという間の1時間だった。
ロシアというよりも結構ハリウッドっぽい印象だったけど、広上さんと京響の勢いに聴き手もすっかり飲まれた感じで目の前の音楽に無意識で集中できた。
あれだけ1つ1つの音を響かせ鳴らしても全然音楽が停滞しないし、感情面も余す所なく表現してて、熱演度でも完成度でも広上&京響コンビではこれまでのベストだったと思う。
これをCDでリリースすればいいのにねぇ・・・FM放送用での録音はしてたそうだけど、それだけではなんかもったいない・・・。