嵯峨野は紅葉真っ盛り(2005年11月23日)

今日は朝からきれいな青空の好天に恵まれたので、ルンルン気分で出かけてきました。
といっても、近場の嵯峨野方面ですけど(ここが近場なんて!と逆に言われるかな?)。
写真紹介の前になんですが、皆さんは京都の紅葉情報はどこでチェックされてますでしょうか?
ネット上でなら堤タクシーさんのサイト[http://www.kyotocity-taxi.com/]が特に有名ですよね。
私も春と秋によく利用させてもらってます。
さて、今日の紅葉狩り、まずは紅葉の定番スポットの1つの常寂光寺[http://www.jojakko-ji.or.jp/]から。
茅葺の仁王門の辺りですが、祝日とあって朝から人が多かったです。
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多宝塔の上まで登ってきました。ここまで来ると眺めもいいですよね。
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本堂のあるところまで戻ってきました。
常寂光寺では一般の人も除夜の鐘を撞くことができます(要整理券)。
嵯峨野に引越してからは、私は除夜の鐘はずっとここで撞いています。
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どうです?(カメラマンの腕はおいといて)紅葉がとてもきれいでしょう?ずっと眺めていてもホントに飽きません。
ところで、常寂光寺への道すがらには芭蕉門下の俳人・向井去来が閑居したという落柿舎があります。
写真右がその落柿舎で、左はどなたか、やんごとなき御方のお墓・・・だったはず?
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百人一首で有名な小倉山の麓にあって、釈迦如来と阿弥陀如来の2つを本尊に祀っているという、二尊院。
常寂光寺からやや北に2・300m歩いたところです。
総門から本堂までの少し傾斜のある参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、紅葉の名所として知られてます。
今日はマトモに撮ると人だかりしか写らないので、参道をそのままは撮ってませんが・・・。
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本堂まで来ました。
ここから少し上の方には、鷹司家・二条家・三条西家・四条家のお墓に、江戸期の豪商だった角倉了以に儒学者の伊藤仁斎のお墓、藤原定家が百人一首を選定したという時雨亭(彼自身の山荘)跡、などがあります。
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清凉寺から西に10分ほどで二尊院からだと北に5分ほど歩くと祇王寺[http://www.giouji.or.jp/]があります。
平清盛の愛人だった女性がいつしか寵愛を失い、尼となって移り住んだ庵が元になっているのだそうです。
本当にこじんまりとした尼寺ですが、紅葉の季節には苔庭と竹林の緑とのコントラストが絶妙で、とても素晴しい眺めを見せてくれます。
私の中でも特にお気に入りの紅葉スポットの1つですね。
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鳥居本は大宝年間(701-704年)に創建された愛宕信仰発祥の地(全国約900社の愛宕神社の総本社)である愛宕神社[http://www.kyoto-atago.jp/]の門前町として発展したエリアですが、古くは“化野(あだしの)”と呼ばれてて京都の人々の埋葬の地だったそうです。
門前町となったのはいつ頃からなんでしょうね?
つたや』[老舗モールでの紹介ページ]と『平野屋[http://www13.ocn.ne.jp/~a0359/]』という、どちらも鮎料理と茅葺屋根で有名な老舗がありますが、2軒とも創業約400年だそうですし。
ちなみに、ここまで来るのにJRや嵐電の駅から徒歩で30分はかかります。
阪急だともう少しかかるかな。
駅からかなり遠いので普段は人も少ないのですが、紅葉が見頃になるこの時期はさすがに多いです。
徒歩や自転車で来る分には大いに結構なのですが、車1台分しかない狭い道を車で通られると、腹は立つし風情もヘッタクレもなくなるしで本当に嫌になります。
歩いて風景を楽しむのも旅の醍醐味なんだけど・・・。
さて、愚痴はおいといて。
写真左下の建物が『鮎の宿 つたや』↓
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見える鳥居は愛宕神社の‘一之鳥居’です。
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反対側から『つたや』を撮ったのですが、陽射しの角度のせいか葉がちょっと黄色っぽく見えますね。
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一之鳥居を近くから↓下に見える屋根は茶店の『平野屋』さんの建物です。
できたら鮎の季節に来たいお店でしょう。
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直指庵(じきしあん)[http://www5e.biglobe.ne.jp/~jikisian/]は大覚寺を北に10分ほど歩いたところにあります。
江戸初期に臨済宗の僧が結んだ草庵が元になっているそうですが、後に浄土宗のお寺となっています。
現在の庵風の本堂は明治後期のもののようです。
周囲は山と田畑と少しの民家しかありませんし、駅から遠くてちょっとわかりにくいところにありますが、紅葉の時期にはTVでも紹介されるなどで、穴場スポットとなってます。個人的にも常寂光寺や祇王寺とともに嵯峨野のお気に入りの紅葉スポットです。
天気の好い時には歩くか自転車で来るとホントに気持ちがいいのですが、天気が悪いときにはタクシーで来るしかないかなぁ・・・。
一応駐車場はありますが、自家用車で来るとなると土地勘がないかぎり絶対に迷子になって辿り着けないかも・・・。
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この庵には訪れた人がそれぞれの思いを綴れるように『想い出草ノート』があります。
今まで大勢の人が各人の思いを綴っているようです(もちろん匿名可)。
パラパラっとめくると、結構書いている人多いんですよねぇ。
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たぬきさん・・・かわいらしいのでつい・・・(笑)
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[※2007年から直指庵では三脚の使用が禁止されたようですので注意してください]
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大覚寺[http://www.daikakuji.or.jp/]は嵯峨天皇の離宮が元になっている真言宗の門跡寺院です。
ここで院政を敷く上皇・法皇もいらっしゃった、別名・嵯峨御所。歴史の舞台としても、いけばなの嵯峨御流でも、説明不要の有名な場所ですね。
今日は嵯峨菊を愛でるには、ちょっと遅かったかも・・・
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御影堂、たぶん嵯峨天皇の像だと思います(うろ覚えですみません)。
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大門の前でちょうど何かの撮影が行われてました。チョンマゲ姿の2人、右の背の低い方は片岡鶴太郎さんだとわかりましたが、左の方は・・・
・・・誰だったっけ?わかりません。
大人になってから全くTVドラマを見なくなったし映画は元から苦手だし・・・
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ここからは、大覚寺の敷地内にある大沢池を1周です。
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ちょうど池を回り終わる頃、前を歩いていた家族連れの内の子どもがしきりに上を指差すので見てみると・・・
・・・雨が降ったわけでもないのに、きれいな虹がかかっていました。
今日は朝からずっと晴天なのに・・・生まれて初めて見る、とてもきれいな光景でした。
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オマケで、もう日が傾きかけた頃に戻ってきた広沢池の風景。青空も紅葉がかった山もきれいですが、池に写った山と青空もきれいですよね。
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