方丈の石庭があまりにも有名な龍安寺[http://www.ryoanji.jp/]。
敷地内には大きな池があったりして境内は結構広いですね。
山門を入ってすぐ左に鏡容池(きょうようち)がありますが、池の中に祠が祭ってある辧天島があって、陸続きで渡れるようになっています。
方丈への入口ともなる庫裡(くり)の前に広がる紅葉も素晴しいですね。
説明無用の石庭。
深く考えんとのんびりぼんやり眺めててもいいかも・・・そのうち何かを感じることもあるでしょうし。
下の写真、方丈のそばにあるものですが、「つくばい」というそうです。
写真ではわかりにくいですが、真ん中の正方形を囲むように4つの字が彫られていて、その真ん中を“口”という字に見立てて
「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」
と読ませるのだそうです。
龍安寺は元は徳大寺家の別荘だったそうですが、創建当初の寺地は今よりもずっと広く、近世の記録でも最盛期の龍安寺には塔頭が21か寺あったとか。
どうにも方丈の石庭のイメージしかなくて、初めて来た時は思ったより広くてビックリしたものでした。
立命館大学・衣笠キャンパスのすぐ南隣に位置する等持院。
1341年、足利尊氏の依頼で夢窓国師が創建、室町幕府の歴代将軍の菩提所となっています。
龍安寺から徒歩10分ほどですし併せて訪れてほしい所です。
このお茶室は清漣亭というのだそうです。
夢窓国師の作と伝えられる等持院の庭園がほぼ一望できるような、少し高いところにあります。
芙蓉池と心字池の2つの池のあるその庭園を、回ってみることにしましょう。
足利歴代の将軍(2名欠けているようですが)と徳川家康の像が安置されている霊光殿。
写っていない左右両脇にも将軍の像があります。
真ん中はお地蔵さんだそうです。
西賀茂にある神光院。
東寺・仁和寺と並んで京都三弘法の1つだそうで、江戸後期の女流歌人の太田垣蓮月が晩年を過ごしたところでもあるそうです。
秋には紅葉はもちろん、山茶花もとてもきれいです。
ただ、明治の一時期に廃寺の憂目にもなったようで、ちょっと寂れたような風情はその時の影響なのでしょうか?
バス停がすぐ近くにあるし拝観料はいらないしで気軽に立ち寄れはするのですが、紅葉・山茶花のシーズンにここで観光客と出くわしたことはほとんどありません。
もっとも、そのおかげでここに来るたびにいつも得した気分になりますけど・・・
みなさんもぜひ神光院で紅葉と山茶花をゆっくり眺め、通な気分を味わってください(笑)。