京都の師走の風物詩の1つに“大根焚き(だいこだき)”というのがあります。
千本釈迦堂と三宝寺、そして今回ご紹介する了徳寺のものが有名ですが、由来はそれぞれのお寺で異なるものの、この時期に炊かれる大根を食べると中風にかからないとされているのは共通です。
→e京都ねっと~大根焚き
私が今日出かけた了徳寺[http://www.ryoutokuji.or.jp/]は真宗大谷派のお寺ですが、建長4年に親鸞が愛宕山の月輪寺から帰途にこの地で説教をした時、感動した里の人が大根の塩炊きをさし上げ、お礼として親鸞はススキの穂を束ねて筆にし、「帰命尽十方無碍光如来」の十字を書いて渡されたそうで、この故事に因んで報恩講が行われることになったそうです。
この報恩講で出される精進料理に大根を焚いたんがあるので、大根焚きとして広まったようですね。
毎年12月9・10日の両日に行われていますが、昨日はあいにくの雨模様でしたので、今日出かけたしだいです。
普段は閑静な住宅地なんでしょうけど、このときばかりは門前がけっこう賑わってますね。
大根とおあげさんで¥800↓
鳴滝の大根焚で使用されるのは亀岡市の農家で栽培された篠大根というものらしいのですが、薄めの味付けで美味しかったです。
ちなみに、かやくご飯等が付くと¥1,500。
門徒の方々が手分けして作業されているようですが、皆さん忙しそうです。