法輪寺(達磨寺)の節分会と北野天満宮の節分祭(2012年2月3日)

まずは円町にほど近い達磨寺から。
たまに門前を通ったことはあるのですが、節分の日は初めてです。
用足しついでに偶々前を通りかかったので立ち寄ってみたのですが、こんなに賑わっているのは知りませんでした。
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厄除け開運にと大小様々な達磨が授与されてるのですが、お小遣いの関係で私は今回はパス(苦笑)。

さて、このお寺さん、正式には法輪寺、臨済宗妙心寺派の寺院ですが、‘法輪寺’という名称のお寺は嵐山や斑鳩など他にもいくつかありますし、こちらは通称の“達磨寺”の方が有名かと思います。
京都観光Navi:法輪寺<上京区>(達磨寺)
 http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000213
大きい達磨が用意してあって、それに願い事を書いた御札をペタペタ貼っていくようです。
写真に撮ったのは取り替えた直後のなので少ないですが、取替え前のは隙間なしにビッシリ貼られてました。
(そっちを撮ろうかと思ったのですが人の名前とか写り込んでしまったらよくないと思い止めました)
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これ↓はおそらくご住職による「だるま説法」だと思います。
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用事を済ませて次に向かったのは北野天満宮[http://kitanotenmangu.or.jp/]
まぁこちらははじめから予定に入れてましたので。まずはお参りから。
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正確には10時から本殿で節分祭、13時から神楽殿で追儺式、なのだそうですが、私のお目当ては茂山千五郎社中の狂言と上七軒の舞妓・芸妓さんによる日本舞踊、そして豆撒きの方なので。
狂言は13時頃からスタート。
準備までという事で神社の方から解説でいろいろお話があったのですが、今日担当された方が営業マン並みに口の達者な方で、いろいろとジョークを交えてわかりやすくお話されてたので、何度も笑い声が起こるほどでした。
奉納される狂言の演目は『福部の神』。
参拝に来た茶筅(ちゃせん)売りたちでにぎわう北野天満宮へ、鬼がやって来て悪さをしようとしますが、そこに北野天満宮の摂社・福部社の祭神である福の神が出てきて鬼を追払う、というストーリーです。
今年の演者、茶筅売りたちは先頭が茂山茂さんに逸平さん、あとは素人のお弟子さん方でしょうか。
鬼は茂山正邦さん、福の神は松本薫さん(ここで何度か見てますが福の神だけはいつも松本さんだなぁ・・・笑)。
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狂言の後は上七軒の舞妓・芸妓さんによる日本舞踊の奉納です。
全部で5演目あったのですが、写真は最後の演目、今日の出演者5人全員で踊っているものです。
私は京都の花街に関してはは全くの無縁・無知でアテにならない推測ですが、容姿から判断して前列3人が舞妓さん、後列の2人が芸妓さん・・・でしょうか?
謡とかサッパリわからないので、ただただ優雅だなぁ〜と思いながら拝見させてもらいました。
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狂言と日本舞踊の奉納がそれぞれ終わったところで、14時頃からいよいよ豆撒きがスタートしました。
ちなみに、神社の方による事前お話では、北野の地は京都の“乾の隅(いぬいのすみ=西北の隅)”にあたり、吉田神社や八坂神社で追われて逃げこんできた鬼たちを封じて閉じ込めておかないといけない場所なので、北野天満宮で「鬼は外」と言うのは厳禁で、ひたすら「福は内」のみ言うのだそうです。
そして始まった豆撒き、実は過去私は一度も取れたことがありません(苦笑)。
今年は前目の列にいはしたものの、それでも毎回すごい取り合いになるので、すぐに諦めて何枚か写真を撮るだけで後ろに引っ込もうとしたら・・・
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偶然にも他の人に当たったが跳ね返って私の手元に落ちてきまして(笑)、生まれて初めてゲットできました。
まさかこれで一年分の運を使い果たしたわけじゃないよなぁ・・・というわけで、梅の木と一緒に記念写真。
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豆撒きしてたのはこんな感じで三角の袋の中に豆が入っているものです。
それと、梅の状況は他の木もだいたいこんな様子です。今年の冬は寒いせいか、ここ数年ではかなり遅い印象です。
見頃にはまだまだ遠そうですね。