嵯峨大念仏狂言と「お松明式」@清凉寺

今日は清凉寺(嵯峨釈迦堂)で午後から嵯峨大念仏狂言、夜は本堂での涅槃会大法要の後お松明式が行われました。
15時半からの今日の念仏狂言の演目は間隔を置いて『花盗人』『釈迦如来』『土蜘蛛』でしたが、私が観賞したのは18時半からの『土蜘蛛』でした。
嵯峨大念仏狂言Webサイト http://www.sagakyogen.info/
『土蜘蛛』が始まる前に撮った境内の白梅↓とてもきれいに咲いてました。
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『土蜘蛛』のあらすじですが、病がちの源頼光が家来達との酒宴でも早々に疲れて床に伏せっているところを土蜘蛛に襲われ、頼光と土蜘蛛がまず対決します(白く見えるのは紙で作った蜘蛛の糸)。
この後、逃げた土蜘蛛を頼光の家来達が探して見事に討ち取るという流れです。
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『土蜘蛛』上演とほぼ並行して19時から本堂で法要が営まれます。いつもは本堂に入るのに拝観料がいるのですが、涅槃会大法要の時は無料で中に入れるので、演目が終わってから少し入って法要の様子を拝見させていただきました。撮影厳禁なので写真には撮ってませんが、御本尊の前にお坊さんたちが居並び、横に大きな涅槃図を掲げて法要を営んでいる姿はとても厳かな雰囲気を感じますね。

法要が終わると、20時から“お松明式おねり”、20時半からいよいよ3基の大松明に点火します。高さが2丈前後(約12メートル)あるのですが、私が見ていた場所が運悪く?風下側になっていたので、はじめの1基に点火されただけでも激しく燃え上がるわの火の粉が飛んでくるわので、私の前にいた人たちが一斉に慌てて下がろうとしたりで周囲が大変でした(苦笑)。

大文字送り火・鞍馬の火祭と並んで京都三大火祭に挙げられる清凉寺のお松明式はお釈迦様を荼毘に付した時の有様を表現したとも言われているようですが、昨年はあまりの寒さにかまけて行きませんでしたし、その前も・・・かな?久しぶりに見た気がしましたが、こういった大きな松明には人間の原始の営みを垣間見るようで、さすがの大迫力を体感させてもらいました。〔※お松明式の写真だけクリックで拡大して見れるようにしてあります〕
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