第52回グラミー賞[http://www.grammy.com/]
ビヨンセ? 誰それ??
このサイトを何だと思ってるんですか(爆)
というわけで、遠く京都の地からもマイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団[http://www.sfsymphony.org/]の皆様に
Best Classical Album
Best Choral Performance
Best Engineered Album, Classical
グラミー賞3冠、おめでとう!!!
を申し上げたいと思います。
【収録情報】
マーラー:
・交響曲第10番嬰ヘ短調~アダージョ
サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
録音時期:2006年4月6-8日
録音場所:サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
録音方式:DSD(ライヴ)
・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
エリン・ウォール(ソプラノ:罪深き女)
エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ:懺悔する女)
ラウラ・クレイコム(ソプラノ:栄光の聖母)
カタリーナ・カルネウス(メゾ・ソプラノ:サマリアの女)
イヴォンヌ・ナエフ(メゾ・ソプラノ:エジプトのマリア)
アンソニー・ディーン・グリフィー(テノール:マリア崇拝の博士)
クイン・ケルシー(バリトン:法悦の教父)
ジェイムズ・モリス(バス・バリトン:瞑想する教父)
サンフランシスコ交響合唱団
ラグナ・ボーリン(合唱指揮)
パシフィック少年合唱団
ケヴィン・フォックス(合唱指揮)
サンフランシスコ少女合唱団
スーザン・マクメーン(合唱指揮)
サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
録音時期:2008年11月19-23日
録音場所:サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
録音方式:DSD(ライヴ)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
21世紀に入ってから始められた、ティルソン・トーマス(以下MTT)とサンフランシスコ響(以下SFS)のコンビによるマーラー・ツィクルス。自主レーベルで本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールでのライヴ収録とSACDハイブリッド盤リリースという一貫した製作によるこのプロダクションは、マーラーの新たなスタンダードといっても過言ではないと思います。
ツィクルス最後となった8番、潮さんという方の『【続・徹底研究】ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団』[http://www.sfs.ushiog.com/]で
・マーラー「千人の交響曲」レコーディング完全リポート
コンサート第1日目
コンサート第2日目
コンサート第3日目
コンサート最終日
といった記事を拝見して以来ずっと楽しみにしてきたものです。しとらすはあいにくウェブラジオで1度聴いたきりでまだ購入していないのですが(汗)、第一印象のインパクトはもとより聴く回数を重ねるごとに新たな発見があり感動が深まる MTT & SFS のマーラー・ツィクルス、1人でも多くの方に聴いていただきたいと思います。
地域密着を実践している上に日本のマネージメントとの縁が希薄なのか来日する気配がほとんどないSFSですが、ちょうどこの曲の録音セッションの映像がYouTubeで観れます(7分ほど)ので、ぜひご覧ください。
※ちなみに、ハルヒファンの方はご存知でしょうが、アニメ版の「涼宮ハルヒの憂鬱VI」でキョンがハルヒの手を引いて走る場面で流れている音楽は、このマーラーの8番シンフォニーの第1部です。どのディスクを使ったのかまではわかりませんが、“Veni! Veni creator spiritus! (来たれ、創造主たる聖霊よ)”をこのタイミングで被せるかァー!といった感じで、「射手座の日」でのチャイコフスキーの4番終楽章の使い方と共に、そのセンスの良さに感心させられたものです。