アニメ『迷い猫オーバーラン!』のED曲『イチャラブCome Home!』のイントロの最初に出てくる音が何かの楽器によく似ているようでとても気になってて、第1話の時はそれが何の楽器かを思い出せないまま放っておいたのですが、第2話でようやく思い出しました。
そうか、スティールパンによく似てるんだ(実際に使ったわけじゃないでしょうけど)。
・・・というわけで、しとらすがスティールパンという楽器を知るきっかけになったアルバムを紹介しておきます。といっても15年前のリリースで廃盤になってると思いますが(苦笑)。
★アンディ・ナレル『ロング・タイム・バンド(THE LONG TIME BAND)』
まだ仙台に住んでいた頃だったのですが、FM仙台の午後の番組でこのCDを紹介していたことがきっかけでした。名前は忘れましたが、たぶん月曜と火曜にパーソナリティを担当されていた女性アナウンサーのチョイスだったように思います。よく都会派の大人向けといった雰囲気の洋楽アルバムを番組内で紹介されていて、Kevyn Lettau(ケヴィン・レトー)の『Another Season』もその方が番組で紹介されてて気に入ったという記憶がありますし。
アンディ・ナレルの『ロング・タイム・バンド』はウィンダム・ヒルからリリースされていまして、ジョージ・ウィンストンに代表されるヒーリング系やイージーリスニング系統のアルバムが多いウィンダム・ヒルでカリブの雰囲気満載のアルバムは珍しいなぁ・・・というのが最初の印象でした。
FMで聴いて気に入ったので購入したのまでは覚えてるのですが、実は引越しの際にでも紛失してしまったのか、今CDが手元に無いんですよね(汗)。
インストゥルメンタルがメインですが、ヴォーカルが1・・・2曲だったかな、入ってます。タイトルロールにもなっている3曲目の「ロング・タイム・バンド」がそのヴォーカル入りの曲で、みんなで楽しく音楽やろうよ、って感じの歌詞だったかな?思わず体を動かしたくなるような、とにかく楽しい曲です。そして他の曲もカリビアン・テイスト満載の明るくライトなフュージョンといった趣だったと記憶しています。中古屋かどこかで見かけたら手にとってほしいアルバムですね。
ちなみに、スティールパンとはドラム缶から作られた風変わりな楽器です。中米カリブ海の島国トリニダード・トバゴが発祥の地で、この国では政府が1992年に“国民楽器”として正式に認めたとか。あいにくまだ生で聴いたことがないのですが、録音越しに聴いても明るめでフワフワした柔らかい感触の音色ですね。とても好きな音色です。
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