サーリアホ作曲の作品あれこれ

はじめは器楽・管弦楽作品がほとんどだったのが、2000年代からオペラを手掛けることが増えてきたサーリアホ女史。
便利な時代になったもので、YouTubeでも観ることができます。

2018年初演のオペラ『Innocence』↓

この公演はエクサン・プロヴァンス音楽祭での2021年7月10日のライヴ。
スザンナ・マルッキ指揮ロンドン交響楽団、他。

あとは2000年初演で代表作の1つ、『L’amour de loin(彼方からの愛)』
世界初録音・録画、2004年、エサ=ペッカ・サロネン指揮フィンランド国立歌劇場の公演。
DVDもリリースされています

 

管弦楽作品では2002年初演の『オリオン』で2種類のライヴ演奏が観れます。
アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮hr交響楽団(2015年4月17日ライヴ)と、クリストフ・エッシェンバッハ指揮SWR交響楽団(2016年11月ライヴ)

 

ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールを契約されてる方は、2021年5月22日の演奏会でドイツ初演された『ヴィスタ』をスザンナ・マルッキ指揮ベルリン・フィルの演奏で鑑賞することができます。
https://www.digitalconcerthall.com/ja/work/53173-1
(この『ヴィスタ』、ベルリン・フィル、ヘルシンキ・フィル、オスロ・フィル、ロサンゼルス・フィルといった名だたる4つのオーケストラによる共同委嘱作品のようです)

 


 

ここからはナクソス・ミュージック・ライブラリ収録のアルバムからピックアップ。

まずは作品数が多いと言われるフルートを使った作品を集めた室内楽曲集。
フルート奏者のカミラ・ホイテンガがフルート、ピッコロ、アルト・フルート、バス・フルートといった4種の楽器を駆使してソロを担当しています。

https://ml.naxos.jp/album/ODE1276-2

 


 

次に管弦楽作品集

カイヤ・サーリアホ
・ノーツ・オン・ライト(光についての覚書)
・オリオン
・ミラージュ(蜃気楼)

クリストフ・エッシェンバッハ指揮パリ管弦楽団
チェロ:アンッシ・カルットゥネン(ノーツ・オン・ライト、ミラージュ)
ソプラノ:カリタ・マッティラ(ミラージュ)

録音時期:2008年3月
録音場所:パリ、サル・プレイエル

https://ml.naxos.jp/album/ODE1130-2

 


 

そして2006年初演のオラトリオ、フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユを主人公にした『シモーヌの受難』(SACDハイブリッド)

エサ=ペッカ・サロネン指揮フィンランド放送交響楽団
合唱:タピオラ室内合唱団
ソプラノ:ドーン・アップショウ
ナレーター:ドミニク・ブラン

録音時期:2012年10月19−20日
録音場所:ヘルシンキ・ミュージックセンター

https://ml.naxos.jp/album/ODE1217-5