今日で大震災からちょうど1年が経ちました。のーたりん内閣とそれを背後で動かす財務省を筆頭とした霞が関軍団のおかげで肝心の復興もロクに進まず迷走中の国政はさておき(だって「オザーさんガンバレ!」言うしかないもん・苦笑)、あの時、自分がかつて10年ほど住んでた街が悲惨な状況になってるのをツイッターで知った時は、しばし呆然とするしかなかった記憶があります。
今日で1年経ったんだなぁ・・・といろいろと思いにふける中で、あの頃よく聴いていたFM仙台(今は”Date fm”って言ってるんでしたっけ?)で午後の番組でよく大人向けのポップスやロックやジャズ・フュージョンの新譜やおすすめのミュージシャンを紹介するコーナーがあったのを思い出しました。番組自体が2・3人のアナウンサーの輪番になっていて、1人やや低めのトーンでとても落ち着いた感じの綺麗な声で喋られていた女性の方がいたのですが・・・名前が思い出せない(苦笑)。その方がかなりいいセンスでチョイスしていた記憶があります。パット・メセニーの『WE LIVE HERE』なんかもありましたねぇ・・・。その中でも一番記憶に残っているのがこのアルバム。洋楽に疎い私はFMで聴かなければケヴィン・レトーの名前はずっと知らないままだったかもしれませんし、初見のインパクトが大きかったからこそ、ずっと覚えていられたと思います。
そういえば、FMではないのですが、仙台の地元の楽器店のCD売り場担当で顔馴染みになった方がいて、その人が当時若手て名前売り出し中だった広上淳一さんのファンで、いつだったか「今度初めて仙台フィルに客演に来るからぜひ聴いておいた方がいい!」と勧められて聴きに行ったのが、広上ファンとなるきっかけになったものでした。私に広上さんを勧めた方は後に某大手CDショップが仙台に進出した際にそこに転職されたまでは覚えているのですが・・・みなさん、今頃どうしてるのかなぁ・・・。
★ケヴィン・レトー『Another Season』
1. Another Season
2. Summer Dreams
3. Morning Kisses
4. Foundation Of Humanity
5. I’ve Got A Crush On You
6. Ella
7. You Don’t Love Me Like You Used To
8. Father, Mother
9. Colors Of Joy
10. Lead Me Inside Your Love
11. Retrato Em Branco E Preto
12. Shower The People
13. Forever Lover And Friend (Acoustic Version)
14. Spring (Acoustic Version)
全14曲のうち最後のアコースティック・ヴァージョンの2曲は日本盤の独自仕様のようです。
LAフュージョン系は私の好みなので、それで合ったということもあるのですが、何と言ってもヴォーカルが素晴らしいですね。澄んでいて爽やかに突き抜けてくる声がたまりませんし、その声に芯の強さも感じます。わざわざシャウトしなくても心の中にすっと入ってきてくれるのがいいですね。
ケヴィン・レトー[http://kevynlettau.com/]の曲は仙台に住んでた頃は彼女が比較的積極的にアルバムをリリースしていた時期でもあったのでFMでも度々耳にしたものでしたが、今CDで買おうとすると軒並み中古とか入手困難だったりするんですね(苦笑)。そのうちAmazonのマーケットプレイスでも漁ってみようかな・・・。