クリスマスから正月休みまでインドアで優雅に過ごす方法〜ヘンデルとハイドンのオラトリオで

私の年始年末の過ごし方は、新年を迎える時のハイドン『天地創造』を間に挟んで、クリスマス頃からどっぷりヘンデルの(時々シャルパンティエの)宗教音楽に浸る、というものです。
世間の喧騒はどこ吹く風、ましてやオミクロン株の何世代目か(今はBQ.1.1x・後から最凶の免疫回避力を持ち高毒性も懸念されているXBB1.5)が京都はもちろん日本中を席巻してる状況で、ホイホイお外に出たくない。

食料品の買い貯めは済ましてるので、この数日間ずっと家に籠もって音楽を聴き流してました。
例年にはない唯一の例外が、フランツ・ウェルザー=メストが指揮するってんで、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを生中継で視聴したことでしょうか。私、ウェルザー=メストの大ファンなので。

10年ぶりの登場、それはそれは近年屈指の素晴らしさで、もう毎年ウェルザー=メストでええやんとしみじみ感じましたが、来年はティーレマンだそうで・・・ウゲぇ

ちなみに、絶対NHK視ないマンの私は、小技を使ってドイツの放送局が中継してるのを視てました。

 

さて、それでは、ナクソス・ミュージック・ライブラリー[https://ml.naxos.jp/]のカタログにある中で、ハイドンとヘンデルのオラトリオを1曲1つ(曲によっては複数)をピックアップしてみましょう。

まずは、ハイドン『天地創造』

ハイドン:オラトリオ『天地創造』/ジョルディ・サヴァール&ル・コンセール・デ・ナシオン、他
【Alia Vox】(2SACD)

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
・オラトリオ『天地創造』 Hob.XXI-2

指揮:ジョルディ・サヴァール
管弦楽:ル・コンセール・デ・ナシオン
合唱:ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
ガブリエル、エヴァ(ソプラノ):イェリー・スー
ウリエル(テノール):ティルマン・リヒディ
ラファエル、アダム(バス・バリトン):マティアス・ヴィンクラー

録音時期:2021年5月5-7日
録音場所:カタルーニャ自治州バルセロナ県、カルドナ城聖ビチェンス参事会教会

https://ml.naxos.jp/album/196292924077

 

モダンオケで聴くなら、生前のハイティンク渾身のライヴ録音がオススメ。

ハイドン:オラトリオ『天地創造』/ベルナルド・ハイティンク&バイエルン放送交響楽団、他
【BR KLASSIK】(2CD)

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
・オラトリオ『天地創造』 Hob.XXI-2

指揮:ベルナルド・ハイティンク
管弦楽:バイエルン放送交響楽団
合唱:バイエルン放送合唱団
ガブリエル、エヴァ(ソプラノ):カミラ・ティリング
ウリエル(テノール):マーク・パドモア
ラファエル、アダム(バス・バリトン):ハンノ・ミュラー=ブラッハマン

録音時期:2013年12月19-20日(ライヴ)
録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール・デア・レジデンツ

https://ml.naxos.jp/album/900125

 

つべでタダ見するなら、例えばコレ↓とか

 


 

では、ヘンデルのオラトリオを番号順で。
正直言うと、Carus[https://www.carus-verlag.com]レーベルが配信停止になってたの凄く痛い。1972年に創立、シュトゥットガルトに本拠を置き、合唱曲や宗教音楽を中心に多数の録音を世に出している優良レーベルなので、とてもとても惜しい。
おかげで代替にかなり苦労した。

・・・閑話休題

ヘンデル:ブロッケス受難曲/ローレンス・カミングス&ゲッティンゲン祝祭管、他【ACCENT】(2CD)

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・ブロッケス受難曲 HWV 48

指揮:ローレンス・カミングス
管弦楽:ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
合唱:北ドイツ放送合唱団
シオンの娘(ソプラノ):ヨハネッテ・ゾマー
マリア、信じる魂、ヨハネ(ソプラノ):アナ・マリア・ラビン
福音史家(テノール):ゼバスティアン・コールヘップ
ペテロ、信じる魂(テノール):ルパート・チャールズワース
イエス、信じる魂(バリトン):トビアス・ベルント
ヤコブ、ユダ、信じる魂、兵士(カウンターテナー):ダヴィド・エーラー

録音時期:2017年5月25日(ゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭ライヴ)
録音場所:ドイツ、ゲッティンゲン、シュタットハレ
※1719年4月3日ハンブルクでの初演から300年記念としてCDリリース

https://ml.naxos.jp/album/ACC26411

 


 

ヘンデル:オラトリオ『エステル』/ローレンス・カミングス指揮ロンドン・ヘンデル管、他
【SOMM Recordings】(2CD)

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・オラトリオ『エステル』[1732年版] HWV 50b

指揮:ローレンス・カミングス
管弦楽:ロンドン・ヘンデル管弦楽団
合唱:ロンドン・ヘンデル合唱団
ペルシア王妃エステル(ソプラノ):ローズマリー・ジョシュア
ペルシア王アハシュエロス=クセルクセス1世(カウンターテナー):ジェイムズ・ボウマン
モルデカイ(エステルの養父、メゾ・ソプラノ):スーザン・ビックリー
ハマン(ペルシアの大臣、バス):クリストファー・パーヴス
イスラエル人女性(ソプラノ):レベッカ・アウトラム
1番目のイスラエル人(テノール):アンドリュー・ケネディ
2番目のイスラエル人(ソプラノ):セシリア・オスモンド
ハルボナ(ペルシアの侍従、テノール):アンガス・スミス
ペルシアの役人:(テノール):クリストファー・ワトソン

録音時期:2002年4月23・25日(ライヴ録音)
録音場所:ロンドン、ハノーヴァー・スクエア、セント・ジョージ教会

https://ml.naxos.jp/album/SOMMCD238-39

 


 

ヘンデル:オラトリオ『デボラ』/ヨアヒム・カルロス・マルティーニ指揮フランクフルト・バロック管【NAXOS】(3CD)

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・オラトリオ『デボラ』 HWV 51

指揮:ヨアヒム・カルロス・マルティーニ
管弦楽:フランクフルト・バロック管弦楽団
合唱:ユンゲ・カントライ
デボラ(ソプラノ):ローズマリー・ジョシュア
ヤエル(ソプラノ):ナターシャ・デュクレ
バラク(カウンターテナー):ローレンス・ザッツォ
シセラ(アルト):エヴァ・ヴォラク
カナン軍伝令官(テノール):クヌート・ショッホ
バラクの父アビノアム、司祭(バス):イェッレ・ドライェル

録音時期:1999年5月23日
録音場所:ドイツ、クロスター・エーベルバッハ

https://ml.naxos.jp/album/8.554785-87

 


 

ヘンデル:オラトリオ『アタリア』/ヨアヒム・カルロス・マルティーニ指揮フランクフルト・バロック管【NAXOS】(2CD)

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・オラトリオ『アタリア』 HWV 52

指揮:ヨアヒム・カルロス・マルティーニ
管弦楽:フランクフルト・バロック管弦楽団
合唱:ユンゲ・カントライ
アタルヤ(ソプラノ):エリーザベト・ショル
ヨサベス(ヨアドの妻、ソプラノ):バルバラ・シュリック
ヨアシュ(ソプラノ):フリーデリケ・ホルツハウゼン
大祭司ヨアド(コントラルト):アンネッテ・ラインホルト
バアルの司祭マタン(テノール):マルクス・ブルッチャー
アブネル(ユダヤ軍隊長、バス):ステファン・マクロード

録音時期:1996年5月
録音場所:ドイツ、クロスター・エーベルバッハ

https://ml.naxos.jp/album/8.554364-65