嫌なニュースの後は音楽で癒されましょう、というわけでもないですが(笑)、気晴らしに聴いてみたらとても良かったホアキン・トゥリーナのピアノ作品集を紹介したいと思います。
★トゥリーナ:ピアノ作品集 Vol.1/ホルディ・マソ【Naxos】
ホアキン・トゥリーナ
・交響詩『幻想舞曲集』 Op.22〔※ピアノ独奏版〕
・3つのアンダルシア舞曲 Op.8
・5つのジプシー風舞曲 第1集 Op.55
・5つのジプシー風舞曲 第2集 Op.84
・伝統的なスペインの主題による2つの舞曲 Op.41
・バイレテ(19世紀の踊りの組曲) Op.79
ピアノ:ホルディ・マソ
★トゥリーナ:ピアノ作品集 Vol.2/ホルディ・マソ【Naxos】
ホアキン・トゥリーナ
・ロマンティックなソナタ(スペインの主題による) Op.3
・幻想的ソナタ Op.59
・不思議な場所―ソナタ形式の行進 Op.97
・管弦楽のない協奏曲 Op.88
ピアノ:ホルディ・マソ
★トゥリーナ:ピアノ作品集 Vol.3/ホルディ・マソ【Naxos】
ホアキン・トゥリーナ
・セヴィーリャ Op.2
・スペインの女たち 第1集 Op.17
・スペインの女たち 第2集 Op.73
・セヴィーリャの女たち Op.89
ピアノ:ホルディ・マソ
★トゥリーナ:ピアノ作品集 Vol.4/ホルディ・マソ【Naxos】
ホアキン・トゥリーナ
・小組曲 第1集 Op.21
・小組曲 第2集 Op.56
・ミニアテュール Op.52
・子どもの庭 Op.63
ピアノ:ホルディ・マソ
★トゥリーナ:ピアノ作品集 Vol.5/ホルディ・マソ【Naxos】
ホアキン・トゥリーナ
・『スペインの物語』第1集 Op.20
・『スペインの物語』第2集 Op.47
・古いスペインの記憶 Op.48〔※ピアノ独奏版〕
・シルエット Op.70
ピアノ:ホルディ・マソ
★トゥリーナ:ピアノ作品集 Vol.6/ホルディ・マソ【Naxos】
ホアキン・トゥリーナ
・リトモス(舞踊幻想曲) Op.43〔※ピアノ独奏版〕
・5音の幻想曲 Op.83
・イタリア風幻想曲 Op.75
・映画の幻想曲 Op.103
・時計の幻想曲 Op.94
・幻想詩曲 Op.98
ピアノ:ホルディ・マソ
★トゥリーナ:ピアノ作品集 Vol.7/ホルディ・マソ【Naxos】
ホアキン・トゥリーナ
・旅のアルバム Op.15
・ヴィアヘ・マリティモ Op.49
・回想曲 Op.46
・マリョルカ Op.44
・葉書 Op.58
ピアノ:ホルディ・マソ
→Vol.1:http://ml.naxos.jp/album/8.557150
Vol.2:http://ml.naxos.jp/album/8.557438
Vol.3:http://ml.naxos.jp/album/8.557684
Vol.4:http://ml.naxos.jp/album/8.570026
Vol.5:http://ml.naxos.jp/album/8.570370
Vol.6:http://ml.naxos.jp/album/8.572141
Vol.7:http://ml.naxos.jp/album/8.572455
ホルディ・マソによるトゥリーナのCDは現在第7集までリリースされています。まだ続きがあるのかどうかはわかりませんが(というかググった感じでは全曲となるとまだ3〜4割残っているみたい)、これまでの7枚のディスクは一応大まかなテーマで分類されている感じです。第1集が舞曲集、第2集がソナタ集、第3集がスペインの女性、第4集が子どものための曲集、第5集は『スペインの物語』+α、第6集が幻想、第7集が旅や風景といったもの、というように。スペインの作曲家では先輩格にあたるアルベニスやグラナドスのピアノ作品ほど知られているわけではありませんが、セビーリャ生まれの彼の作品にはアンダルシアの民俗音楽に触発されたものも多く、フランス印象主義の影響を受けつつも、どこかしら地中海の海風を思わせるようなところがありました。まだ一聴した程度ですが親しみやすい曲が多い感じです。
ホルディ・マソ Jordi Masó[http://www.jordimaso.com/]はカタルーニャ(正確にはカタルーニャ州バルセロナ県のGranollersという所のようです)出身のピアニスト。アンダルシアとカタルーニャとでは文化の違いがあるのでしょうけど、独特のノリの良さというかリズム感がツボを得ているのはさすがといったところでしょうか。Naxosにはモンポウのツィクルスも録音しているので、また別の機会に採り上げてみたいと思います。