ウィリアム・バード:5声のミサ曲、4声のミサ曲、3声のミサ曲/タリス・スコラーズ

タリス・スコラーズ[http://www.thetallisscholars.co.uk/]、知る人ぞ知るイギリスの声楽アンサンブル。来年で設立40周年を迎えるそうですが、そのタリス・スコラーズが自身のオリジナルレーベルGimell[http://www.gimell.com/]に録音したバードのミサ曲集です。

 

バード:5声のミサ曲、4声のミサ曲、3声のミサ曲/タリス・スコラーズ【Gimell】

ウィリアム・バード
・5声のミサ曲
・4声のミサ曲
・3声のミサ曲
・モテトゥス『アヴェ・ヴェルム・コルプス』
合唱:タリス・スコラーズ
指揮:ピーター・フィリップス
http://ml.naxos.jp/album/CDGIM345
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ウィリアム・バード、16〜17世紀にイングランドで活躍したルネサンス音楽の作曲家で、現代でこそ「ブリタニア音楽の父」とまで賞賛されていますが、エリザベス1世の治世下においてイングランド国教会が強化される趨勢の中で、熱心なカトリック教徒だったバードは弾圧を逃れるために何かと苦労も多かったようです。

まぁそういった歴史的な背景(某作品に登場するネシンバラとかいう同人作家なら張り切って薀蓄たれそうですけど・爆)を抜きにしても、彼が作曲したこの3曲のミサ曲は宗教を超えてその崇高な美しさを湛えた音楽となっており、タリス・スコラーズの澄みきった歌声が曲の素晴らしさを一層際立たせた演奏となっています。
クリスマスを控えたこの時期に聴くのには絶好の一枚ではないでしょうか。

尚、Gimellレーベルからは上記の曲も収録された2枚組のウィリアム・バードの廉価盤CDがリリースされています。
こちらの方がお買い得でしょうから、関心を持たれた方はぜひ購入を検討されてはいかがでしょうか。

 

タリス・スコラーズ~ウィリアム・バードを歌う(2CD)【Gimell】

ウィリアム・バード
・5声のミサ曲
・4声のミサ曲
・3声のミサ曲
・モテトゥス『アヴェ・ヴェルム・コルプス』
・モテトゥス『われは不幸なり』
・目覚めていて
・悲しみと不安が
・怒りたもうな
・導きたまえ、おお主よ
・グレート・サーヴィス(大礼拝曲)
・おお主よ、御身のしもべエリザベスが
・おお神よ、高慢なる者らが
・神に向かいて喜びもて歌え

合唱:タリス・スコラーズ
指揮:ピーター・フィリップス
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