エルガー:エニグマ変奏曲、弦楽セレナード、序曲『コケイン』、他/エルダー&ハレ管

明日の京響定期、1曲目がエルガーの序曲『コケイン』ですが、どんな曲だったか思い出すためにNMLで探して聴いてみたのがハレ管の自主レーベルのもの。とても良かったので簡単に紹介を。

 

エルガー:エニグマ変奏曲、弦楽セレナード、序曲「コケイン」、他
 /エルダー&ハレ管【Hallé】

エドワード・エルガー
・エニグマ変奏曲 Op.36
・弦楽セレナード ホ短調 Op.20
・序曲『コケイン(首都ロンドンにて)』 Op.40
・2つの小品〜朝の歌 Op.15-2
・エニグマ変奏曲〜第14変奏「終曲」〔※初稿版〕
指揮:サー・マーク・エルダー
管弦楽:ハレ管弦楽団
Cdhll7501

http://ml.naxos.jp/album/CDHLL7501

 

イギリスで最も伝統あるオーケストラであるマンチェスターのハレ管弦楽団[http://www.halle.co.uk/]は近年自主レーベルで多くのCDをリリースしていますが、そのほとんどが2000年9月から音楽監督を務めるマーク・エルダーとのコンビによるものです。
そしてそのカタログの中で最も多い作曲家がエルガーで、1番と2番の交響曲に『ゲロンティアスの夢』や『神の国』といったオラトリオ、チェロ協奏曲などもあります。
今回採り上げたのもその中の1枚。

エルダー率いるハレ管はバルビローリ以来の黄金時代にあるとも言われ、英国内で高い評価を受けてるそうですが、それも納得の演奏です。
アンサンブルが凄く良いですね。
どこか渋みを残しつつもしなやかな弦の音色、甘く響く木管に輝かしくも格調高い金管、それらによって奏でられるエニグマは柔軟に伸縮しつつも全体の造形がしっかり保たれていて、ヴァリエーション毎の色彩の表情と変化も丁寧に描かれています。
同梱されてる曲でも弦楽セレナードではハレ管の弦の独特の美しさを存分に堪能できますし、『コケイン』はブラスセクションが素晴らしいですね。

このコンビを生で聴けたらいいだろうなぁ・・・
と思ってググってみたら、時期はわかりませんがプロムスでシベリウスの7番を演奏しているのがありました。
いやぁ〜ええわぁ〜いうことでw参考までにどうぞ。