日付変わって2月29日になって、このロゴ↓見るまでは私も知りませんでした。
そんなわけでNMLに何かないかと探してみましたが、グラモフォンやデッカあたりと比べるとやっぱり層が薄いなぁ・・・(苦笑)。例えば序曲集でもグラモフォンならアバド、デッカはシャイーやデュトワとかありますし(しかもリメイクで国内盤でも値段が安いんだよね)。
なので、名盤の誉れ高いヒコックス&シティ・オブ・ロンドン・シンフォニアの『スターバト・マーテル』はともかく、他の2枚のCDは物珍しさ半分で選んでみました(私は音だけでオペラを聴くのが不得手で歌劇のジャンルから選ぶ識見がありませんし)。NMLに登録してたら聴いてみてもいいかな、程度で。
★ロッシーニ:歌劇序曲集/ルードゥナー&タスマニア響【ABC Classics】
ジョアッキーノ・ロッシーニ
・歌劇『泥棒かささぎ』序曲
・歌劇『セヴィリャの理髪師』序曲
・歌劇『絹のはしご』序曲
・歌劇『エドゥアルドとクリスティーナ』序曲
・歌劇『アルジェリアのイタリア女』序曲
・歌劇『セミラーミデ』序曲
・歌劇『タンクレディ』序曲
・歌劇『湖上の美人』序曲
・歌劇『ウィリアム・テル』序曲
指揮:オーラ・ルードゥナー
管弦楽:タスマニア交響楽団
→http://ml.naxos.jp/album/ABC476259-9
『ランスへの旅』とか『チェネレントラ』などは入ってませんが『湖上の美人』などが入ってたりする、選曲としてはちょっと変わってるかもしれません。というか、タスマニアのオケなんてこれで初めて聴きましたよ。指揮者のオーラ・ルードゥナーはウィーン響などでコンマス経験のある指揮者だそうですが(つーか先日の年末年始に来日してたそうですね)、その彼のタクトの下でノリのよい聴きやすい演奏でした。
ちなみに、ABC Classics[http://www.abc.net.au/classic/] はオーストラリア放送協会(ABC)によるレーベルだそうです。
★ロッシーニ:弦楽ソナタ全集/レモン・デサン&アマーティ・アンサンブル【Analekta】
ジョアッキーノ・ロッシーニ
・弦楽のためのソナタ 第1番ト長調
・弦楽のためのソナタ 第2番イ長調
・弦楽のためのソナタ 第3番ハ長調
・弦楽のためのソナタ 第4番変ロ長調
・弦楽のためのソナタ 第5番変ホ長調
・弦楽のためのソナタ 第6番ニ長調
指揮:レモン・デサン
演奏:アマーティ・アンサンブル
→http://ml.naxos.jp/album/FL23039
弦楽のためのソナタは6曲とも1804年の作曲のようなので・・・ということは14歳っすか。才能のある人はやっぱり違うものなんですね。試しに聴いてみたら聴きやすかったので採りあげてみた次第です。
Analekta[http://www.analekta.com/] はカナダのレーベル。
★ロッシーニ:スターバト・マーテル/リチャード・ヒコックス&シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア【Chandos】
ジョアッキーノ・ロッシーニ
・スターバト・マーテル
ソプラノ:ヘレン・フィールド
メゾ・ソプラノ:デッラ・ジョーンズ
テノール:アーサー・デイヴィーズ
バス:ロデリック・アール
合唱:ロンドン交響合唱団
指揮:リチャード・ヒコックス
管弦楽:シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
→http://ml.naxos.jp/album/CHAN8780
2008年11月23日に心臓発作で急逝したリチャード・ヒコックス、指揮者としてこれから更なる円熟をという時期に亡くなられた実力者だったので、彼の死を悼む方は本国の英国のみならず日本でも多かったようですね。
ロッシーニの『スターバト・マーテル』ではヒコックス盤がベストの1つに挙げられることもあるようですが、聴いてみると名盤に挙げられるのも納得の説得力の強い演奏です。オケと合唱がとても素晴らしいですね。幸いにして Chandos[http://www.chandos.net/] に多数の録音を残していらっしゃいましたので、折を見て他のもいろいろ聴いてみようと思います。