香港、“傘の革命”・・・2014年10月1日(水)

今日で5日目になるのでしょうか、香港での学生たちを中心とする非暴力・無抵抗の草の根的な民主化デモ。催涙ガス等なら身を守るために傘やマスクなどを用意していることから、欧米のメディアから付けられた呼び名は“傘の革命”、元はと言えば2017年に行われる香港行政長官の選挙で一人一票の普通選挙制度が導入される予定なのを、中国当局が中央政府の意に沿わない人物の立候補を排除する方針を決定したことへの抗議活動だそうですが、中南海が一度決めた事を今更覆すのはあり得ないとしても、この香港人の気概は私たち日本国民が大いに見習うべきでしょう。今はデモ参加者の無事を祈るばかりです。

「私たちは、この動画を見ている皆さんと同じく、何の罪もありません。私たちはただ香港行政府の人たちに抗議しようとしているだけなんです。私たちは、これまで世界で一番安全だった街で繰り広げられる惨劇を見たくなんかありません。シリアやウクライナ、そして中国で起きているような惨劇はごめんです」

「おそらくこの動画を見ているみなさんは民主的な国で生まれた人たちでしょう。民主的な選挙が行われている国で生まれ、自由な選挙の権利が与えられているでしょう。でも、私たちはそうじゃないのです」

「私たちには本当の民主主義が必要なんです。私たちは基本法(香港の憲法にあたる)改正だけを問う投票を先に実施して欲しいのです。それ以上のことは要求していません」