ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイをサルベージ。
理由というか事情はこちら→https://kyotofan.info/politics_society/20120925-30/
Twiiter社の新API仕様変更
・・・平たく言うなら
イーロン・マスクの傍若無人な我儘
2015年1月6日
【ブログ更新】大衆テレビの終焉―イグナシオ・ラモネ wp.me/pS9rq-XU 先月に引き続き今月も論説のテーマはテクノロジーと監視社会の問題。様々なレベルで既存の秩序の変化もたらしつつある大衆向け娯楽の王様「テレビ」を取り巻く状況の裏側にあるものを探ります。
posted at 22:00:43テクノロジーによる監視を都市に用いたものがいわゆる「スマートシティ」の概念で、バルセロナ市も緊縮財政の中で最優先で取り組んでいるところ。さらにはこの延長線上で「バルセロナワールド」というカジノ建設計画も進めようとしているという…。youtu.be/g1kQFjhpKPQ
posted at 22:13:05バルセロナ市のスマートシティ計画の一貫として誕生した公共レンタルサイクルに関しては、なぜか入札したのが市の債権者でもあるテキサス州の米国企業、それもイラク侵攻を行ったブッシュ政権に不透明な献金をした企業ということなど、様々な批判がある。www.terra.org/categorias/com…
posted at 22:28:45第二共和政の時代に労働者の住環境向上のために計画された労働者用住宅建設にも、階級闘争が激化する中で労働者を郊外に移動させようという意図があったと言われている。都市計画の中にはいつも権力側の市民の動きを制御するという意図が隠れてる。youtu.be/mTT8Jy7sRqc
posted at 22:36:10↓ ワールドミュージック中心に選んだ2014年のベストの中でちょっと浮いているのが、反資本主義・反君主制を掲げるバレンシアのラップグループLOS CHIKOS DEL MAIZ。スペイン社会の現実を鮮明に描写する表現力に圧倒される。youtu.be/oN6xxD4Gkwg
posted at 23:01:10現在PODEMOSを率いるイグレシアスは、左派思想を伝える言葉を探るため地域放送で左派による討論番組を制作・放送する中で、こうした時事問題を扱った戦闘的ラップを扱ってきた。これはトロイカによるスペイン救援が問題となったときのもの。youtu.be/m0zd9LuptAA
posted at 23:10:58大学経済学部が新自由主義にほぼ独占されている状況から、カタルーニャでは新自由主義批判経済学を学ぶセミナーが自主運営されてきた。そこに参加するラディカルな反資本主義者かつアクティビストとしても知られるMCがいるAT VERSARIS。youtu.be/jOBJ5TyWwCc
posted at 23:24:23この経済セミナー主催者の一人が経済学者エチェザレタ。1997年にタピエス財団が出版したバルセロナの都市計画を批判する書籍にも参加している。実は内部からも住民不在の都市計画に対する批判は山ほどあるのに、国外にはほとんど伝わっていない…。
posted at 23:59:34
2015年1月7日
信じられないことに、春の地方統一選でPP国民党のマドリッド市長候補がアギレに決まるかも…。2003年からのPP市政でマドリッド市の負債はバルセロナ、マラガ、セビリャ、バレンシア、サラゴサ各市の合計の約二倍に膨れ上がったのにまだ懲りない。latule.com/madrid-s-una-c…
posted at 04:51:51次の選挙で過半数が取れないことをわかっているPP国民党はボテリャの下でマドリッド市における私有化プロセスを一気に加速中→www.nuevatribuna.es/articulo/socie… アルゼンチンの経済危機のときもそうでしたが、権力層は国が破産する前に全部売り払って国外に逃げちゃうんでしょうね…。
posted at 04:58:13国が危機に陥ったとき富裕層は国外に逃げ、取り残されるのは逃げる経済力のない労働者。1930年代のスペインでも、2000年代のアルゼンチンでも労働者による工場共有化が行われたのは、オーナーが逃げてしまったため労働者たちは食べて行くために自分たちで工場を稼働させるしかなかったから。
posted at 05:08:49@Hagiasophia765 国外逃亡の準備をした上でぎりぎりまで粘って、マイアミのキューバ人みたいに左派政権に国を追われたと主張するのではないでしょうか。いずれにしても、PP国民党はラホイが党首を続けるようなので、今のところ冬の総選挙で勝つつもりはないようですが。
posted at 18:12:18スペイン内戦のときも、逃げ出した富裕層は安全な国外からフランコ反乱軍側を支援。終戦後帰国すると、戦争の中で労働者たちが必死に護ってきた工場などに対する所有権を主張し、独裁政権を通じて奪い取ったわけで、富裕層や権力層が愛国心や祖国愛などとは無縁なことをスペインの人たちは知ってる。
posted at 18:21:23富裕層の国外逃亡の話をしていたら、サラ創業者で最も金持ちのスペイン人(世界第四位)オルテガが3億3500万ユーロでロンドン中心地の不動産を買ったというニュース→economia.elpais.com/economia/2015/… ユーロがなんとか持ちこたえているうちに、北に向かうスペインの富裕層。
posted at 19:08:55ギリシャが原因でユーロが危機とも言われていますが、現実はその反対。参加国の間の経済格差が大きいため1ユーロの価値が国によって異なるという通貨としての構造上の欠陥があったから最も弱いギリシャが最初に危機に陥ったので、ギリシャを離脱させても根本的な解決にならず、ユーロ危機は継続する。
posted at 19:24:55さらにユーロにとって真の問題は、ギリシャよりもずっと経済規模の大きいスペイン、あるいはイタリア。ギリシャと連帯されては困るから、ギリシャの選挙を利用してスペイン市民にもプレッシャーをかけてきてる。仏リベラシオン「南欧、赤い左派の春」pic.twitter.com/9MA0R413Jv
posted at 19:37:39経済に加えて各地の独立主義という領土や君主制か共和制かという体制の問題も抱えているスペインの状況は、ギリシャよりも複雑で深刻。そろそろ独立を争点にしたカタルーニャ州議会選挙が呼びかけられるはずで、EUも経済危機がスペインにおいてこんな形で発展するとは予想していなかったのでは。
posted at 19:58:53Syrizaが目指しているのはユーロ離脱ではなくユーロを武器に欧州を変えること。EUはギリシャのユーロ離脱をほのめかして牽制していますが、離脱すればギリシャには全く返済能力がなくなり、困るのは独仏など債権国というジレンマを抱えている。youtu.be/iDrgWH8_ZY4
posted at 20:16:50ギリシャやスペイン、ユーロ残留で「重い代償」払った=仏大統領 www.newsweekjapan.jp/headlines/worl… オランドに一理あって、経済問題の根本的な解決には南欧で新たな経済圏と通貨を作った方がいいという意見も。結局EUは市場の囲い込みなので、市場を失う独が反対するだろうけど。
posted at 20:36:2190年代末から反グローバリゼーション運動が欧州で盛り上がったのは、地域統合とは名ばかりで単なる自由市場でしかないEUへの反対運動としての側面があったのも大きな理由の一つ。新自由主義EUヘの反対運動だったからこそ、ベルルスコーニ政権下のジェノバで行われた反G8で徹底的に弾圧された。
posted at 20:43:11それにしても、ジェノバ反G8に参加しようとして伊政府に入国を拒まれたギリシャ人アクティビストのツィプラス、そして反G8に参加したスペイン人アクティビストのイグレシアスが、それぞれSYRIZAとPODEMOSを率いてEUの脅威になっているというのは、なんとも感慨深いものがある。
posted at 20:54:54
2015年1月10日
ここ数日スペインの人々が思い出しているのは1977年9月にバルセロナで起こった風刺雑誌エル・パプスへの爆弾テロ事件。教会や軍隊などへの風刺に怒った極右組織トリプルAが編集会議を狙って起こしたものの、会議が長引いたために管理人が犠牲に。pic.twitter.com/0exqx4rZkF
posted at 21:07:38同年1月極右組織フエルサ・ヌエバの関係者がマドリッドの弁護士事務所を襲撃して共産党系の弁護士と労働組合員5人を銃殺した事件とともに、スペインの民主化が決して穏健で平和的なものでなかったことを示す事件。犠牲者の埋葬は沈黙のデモとなった。youtu.be/JGYBhivICPc
posted at 21:18:18度重なる脅迫の末に爆弾テロにあった風刺雑誌エル・パプス事件も、警察と司法が及び腰で犯人の極右勢力は実質的な無処罰に終わった。テロに対する恐怖が市民を庇護者としての国家の下に集結させ、権力が望む民主化が可能になったという証言が興味深い。youtu.be/hengJR1ZGTU
posted at 21:37:46国民党PPで元マドリッド州知事のアギレはシャルリー・エブドの件はマドリッド列車爆破テロがイラク戦争が原因でなかったことを示してると発言…。2004年3月11日アルカイダ系の組織によるこのテロでは191人が死亡し、2000人以上が負傷。www.elboletin.com/nacional/11022…
posted at 22:14:32PP国民党アスナール政権は2001年の911以降の米国ブッシュ政権のテロとの闘いに賛同して、バスク独立主義武装勢力ETAとの闘いを宣言。これをバスク独立主義左派の弾圧に用いてバタスナ党を非合法化、スポークスマンのオテギは現在刑務所の中。pic.twitter.com/vUgKCCF7hF
posted at 22:44:36アスナール政権はまた、英国のブレア政権とともにブッシュのイラク侵攻に協力し軍を派遣したものの、スペイン市民の大反対に合う。反戦運動が盛り上がる中、選挙直前に起こったマドリッドテロをETAのせいにしようとして失敗し、まさかの選挙敗北へ。pic.twitter.com/t7Somk77Ai
posted at 22:49:25PPの不手際があったとはいえ、バスク問題という国内のテロに苦しんできたスペインの人々は、テロ攻撃を受けてもなお武力によるテロとの闘いを拒否して、PSOE社会労働党政権にイラクからの撤退を求めたのですが、PP国民党は腰抜けサパテロのせいで我が国がテロに屈したと根にもっている。
posted at 23:03:27
2015年1月11日
昨日のパリでは、2013年1月9日に起こった3人のクルド人アクティビスト暗殺に対する司法の裁きを求めるデモがあった。フランス当局が犯人探しに消極的なのか、事件の発生から2年が経過するにもかかわらず、捜査はほとんど進展していないそう。pic.twitter.com/tDGQw4pN4k
posted at 21:00:44昨日はバスク地方でも大きなデモがあった。バス300台も出て8万人がビルバオに集まりバスク人政治囚のバスクへの移送を求めて沈黙のデモ。政治囚支援活動に対して意図的にバスク人はテロを擁護しているという的外れな批判をするのがスペインの保守派。pic.twitter.com/Da2BRTnFig
posted at 21:40:42バスク人が求めているのは囚人の釈放ではなく、囚人が遠方の刑務所に収容されていることから、40分の面会に家族が長旅を強いられる状況をなんとかして欲しいというもの。その大半がテロ実行犯ではなく、テロリスト容疑で実刑になっている背景も重要。disq.us/8loxml
posted at 21:49:26テロとの闘いでテロリストが誰かを決めるのは権力なので、国家が恣意的に運用する可能性が常につきまとう。スペインでテロ犯罪を取り締る機関が問題にするのは圧倒的に左派が多く、先日もゼネスト参加者に証拠が怪しい爆発物所持で禁固4年が下された。www.europapress.es/madrid/noticia…
posted at 22:04:06保守主導のシャルリー・エブドのテロに対するバスク州議会の非難決議に賛成しなかった独立主義左派ビルドゥを、保守メディアはテロに甘いと批判する。バスク独立主義者はフランス側でも弾圧されてきたのだから両政府のテロとの闘いに慎重になるのは当然。www.larazon.es/detalle_normal…
posted at 22:19:49多民族性を認めていないフランス政府は領土内のバスク文化圏だけでなく、カタルーニャ文化圏も弾圧してきた。スペインの左派は民族主権の尊重が基本なので、今回のフランスとの連帯に政治家が積極的なのと対照的に、連帯を大事にする市民運動界隈があまり動いていないのは、この辺の事情もありそう。
posted at 22:43:07フランスの国家ナショナリズムとフレンチバスクを含めたバスク問題については以前にCDの解説で書きました→metacompany.jp/shop/index.php… 会場が闘牛場で観客が牛追い祭りの格好をしていますが、舞台はスペインではなくフランスです。youtu.be/851Lh6lAvdY
posted at 23:02:00揺れる欧州 移民受け入れ反発、広がる反イスラム t.asahi.com/gzgp ←カトリック国の代表スペインで反イスラムはあまり広がっていない。おそらくフランコ政権が狂信的カトリックのファシズムで、市民にとっては今も権力の中枢にいる超保守カトリックの方が問題だから。
posted at 23:13:27また、英、仏などよりずっと社会の中にイスラム教徒が少ないことに加えて、スペインの保守カトリックは中絶や同性婚の禁止、宗教教育の義務化などを実施するチャンスを虎視眈々と狙っているので、教会を喜ばせたくないから「イスラムとの闘い」に乗らないようにしてるというところもあるかも。
posted at 23:31:30
2015年1月12日
今日の夕方はマドリッドでも自由の擁護のために市民が「私たちはみなアルフォン」と懲役4年となったゼネスト参加者の解放とスト権の保障を求めてデモ行進。アルフォンは活発な反ファシズム活動で知られる組織のメンバーなので政治的弾圧とみなされてる。pic.twitter.com/4oSkIzJlRv
posted at 07:14:54早速、対テロ法による独立主義者弾圧が始まった。武装組織への参加などの容疑をかけられた35人のバスク人の15人の公判が予定されていた今日の朝に、脱税容疑で被告側弁護士ら16人が逮捕されて、独立主義左派党議員1人にも容疑がかけられている。directa.cat/guardia-civil-…
posted at 22:34:05昨日パリで仏内相の呼びかけで行われた反テロ会議にスペイン内相ディアスも参加したので、今回の逮捕にはフランス政府も絡んでるはず。土曜日ビルバオの大規模デモの後にバスク独立主義者一斉逮捕というのは、独立主義者への挑発以外の何ものでもない。www.abc.es/videos-espana/…
posted at 22:49:48テロとの闘いには右も左もないので、バスク闘争が最も激化したのは西ゴンサレスと仏ミッテランと、ともに社会党政権の時代。公式には認めていないものの、バスク独立主義武装組織ETAと対決した極右武装組織GALは政府の指揮下にあったとされている。elpais.com/diario/2010/11…
posted at 23:16:22独立主義は一つのイデオロギーなので、思想の自由のとして保証されていて、イデオロギーを理由に独立主義政党を違法化することはできない。だから、憲法が実質的に独立を不可能にしているスペインにも独立主義政党が存在するわけで、そのジレンマを解消する方法の一つがテロとして弾圧すること。
posted at 23:25:08シャルリー・エブドの件で表現の自由を声高に語っておきながら、バスク独立主義者に対する思想弾圧に無関心なのは偽善でしかないわけで、政治家を始めとする自由の擁護者を自認する人々への皮肉も籠った抗議のスローガン。#JeSuisBasque pic.twitter.com/xCaLNdSoau
posted at 23:49:58
2015年1月13日
昨日のバスク人弁護士らの逮捕で脱税の証拠として押収されたがビルバオのデモで集まった寄付金と聞いて、あきれかえった。脱税容疑にもかかわらず目出し帽を装着したテロ対策部隊が出動して、バスク独立主義者=テロリストのイメージを植えつけていく。pic.twitter.com/ypcz0p6M4j
posted at 22:03:25バスク政治囚はスペイン・フランスの刑務所に分散して収容されていて、カナリア諸島にいるケースも。面会にかかる家族の経済的な負担を減らそうと、ビルバオのデモのような政治囚支援活動では寄付が集められるのですが、そうしたバスクの人々の連帯行動が「テロとの闘い」の名の下に踏みにじられる。
posted at 22:17:32そもそもビルバオでバスク政治囚支援のデモが行われたのはこの土曜日。そこで集めた寄付金が、週明けの月曜日の朝に実行された脱税容疑での逮捕につながることはありえないわけで、明らかな嫌がらせ。昨日予定されていた武装組織参加などの容疑をかけられた15人の公判は次の日程未定のまま中止に。
posted at 22:23:41スペイン政府は何十年もETA=バスク独立主義者=テロリストという印象操作を続けてきたので、国内の民族問題に興味があって自発的に情報を集める一部を除いて、残念ながら大部分のスペイン人の意見はほとんど参考にならない。マイノリティのことを一番知らないのは同国内のマジョリティという典型。
posted at 22:30:00スペイン社会の中で、バスクの人たちは危険なテロリストでないことを自ら証明するために、バスク・ナショナリティを主張することを控え、テロと暴力に反対と何度も繰り返さないといけない状況に置かれてきた。スペイン政府がバスクに行ってきたことをイスラム教徒に対して実行中なのが今の欧州。
posted at 22:49:06
2015年1月14日
@miyagawa17 @hariotoko ご指摘の通りだと思います。本気でテロという暴力に反対するなら、最も暴力的な行為である戦争を拒否する反戦に向かうべきだと思うのですが…。
posted at 22:31:55スペイン政府のテロリストとしての市民弾圧の歴史は19世紀末に遡る。当時はアナキスト=テロリストの論理が用いられ、モロッコ防衛のための徴兵を拒否した労働者をアナキストと認定することでテロリストとして弾圧。国家が言う「テロ(暴力)との闘い」は市民に戦争という暴力を強制することだった。
posted at 22:44:40バスク独立主義者に理解を示す人をすぐに親ETA呼ばわりするPP国民党には何の咎めもない一方で、PPを武装組織に喩えるパロディはテロ被害者への冒涜だとしてパリの事件の翌日にコメディアンが告発された。「テロ」の運用は権力者の都合で決まる。youtu.be/eE1VB1mI-ro
posted at 23:03:32
2015年1月15日
年が変わって12日目でマドリッド市の大気汚染が昨年1年間と同レベルに達し、呼吸器系や心臓の問題で緊急医療窓口を訪れる人が30%増加。対策を講じないPP国民党の市長ボテリャに批判が殺到してる。disq.us/8lqnj8 pic.twitter.com/IqvXwP3vd3
posted at 02:51:05バルセロナでも月曜日までの3日間大気汚染警報が出ていて、ジョギングなど屋外でのスポーツや自転車での移動は控えるように言われていた。こういう状況では自転車用レーンを整備する前に、大気汚染対策に費用を回すべきだと思うんだけど…。 disq.us/8lqo53
posted at 03:00:41@marimandona262 ボテリャが拒んでいるせいでマドリッドは警報が出せないということですが、状況はかなり深刻みたいです…。この記事に注意事項や対策が載っているので、良かったら参考にしてください→verne.elpais.com/verne/2015/01/… 。
posted at 04:44:20@marimandona262 やっぱりそうなんですか。その調査場所の変更で計測値を減らして、大気汚染問題解決と誇らしげに宣言したという話しは私も耳にしたことがあります。いかにもPPらしい…。とりあえず、マドリッドは明日には雨が降るそうで、少しは状況が改善しそう。
posted at 05:25:25散々揉めた末に第一党CiUと第二党ERC、独立運動を支えてきた市民組織が9月27日にカタルーニャ州議会選挙を前倒しで実施することを発表。ナショナルデイ9月11日に選挙戦開始と言ってますが、あまりにも遅すぎるという不満の声も出てる。www.elperiodico.com/es/noticias/po…
posted at 05:40:59「9月27日独立の是非を問う前倒し州議会選挙の実施で合意に至った!素晴らしい成果!」と州大統領マスはいつもの通り誇らし気だけど、CiUの出来る限り先延ばししようという魂胆が見え見え。ERCに票を取られないように独立支持に転向しただけで、本当は独立したくないというのが良くわかる。
posted at 05:52:17カタルーニャの州議会選挙実施が決定したので、今年2015年スペインの選挙カレンダーは5月24日統一地方選(市議会と州議会)、9月27日独立の是非を問うカタルーニャ州議会選挙、11月もしくは12月に総選挙。すごい年になりそうだ…。pic.twitter.com/TNN5gfGgjO
posted at 06:02:11マスコミで宗教的シンボルや宗教的人物を笑いのために用いることに55.3%が反対という調査結果に従えば、スペイン人の半数以上がシャルリー・エブドの風刺を容認しないだろうとする左派系新聞の記事→www.eldiario.es/_1496a09f 無神論者でも容認は半数ほどで3割以上は否定的
posted at 20:25:58もはやスペインの国教ではなく実践的信者は半数以下になったものの、いまでもカトリックの伝統は重要な意味を持っている。数日前もセビリアのPODEMOSメンバーの聖週間行事を否定する発言が反発を呼び、別のメンバーが撤回する騒ぎとなったところ。www.elmundo.es/andalucia/2015…
posted at 21:17:20こんなスペインにも風刺雑誌はあり、その中で最も過激で挑発的と言われるのがモンゴリア。スペインカトリック最大の行事聖週間の月の表紙はこんなイエス・キリストがモチーフで物議を醸し出していた。「聖週間特別号《聖戦が始まった》」と書いてある。 pic.twitter.com/49rdOKEQYD
posted at 21:23:12王室不敬罪があるスペインで教会と並ぶタブーは王室で、新国王誕生翌月のモンゴリアの表紙はヌーディストビーチのフェリペとフランコ。王室、教会、政界、経済界批判が基本路線で、スペインを崇める極右の対極にいるから自虐的なスペイン批判が満載。 pic.twitter.com/beA8MhxUx9
posted at 21:36:43カタルーニャを代表する風刺漫画家がセスク。検閲されたものも含めてフランコ時代の作品を集めた『発禁カタルーニャ現代史』は解説が丁寧で外国人にもわかりやすい→www.jca.apc.org/gendai/onebook… やっぱり風刺画は文脈が重要と思う。 pic.twitter.com/n8ZsB2ArEc
posted at 21:47:14モンゴリアの風刺漫画家の一人アダンティはアルゼンチン人。コメンディアンでもある彼は先日の討論会で、言語は同じでもスペインとアルゼンチンの笑いのコードは大きく異なるので、スペインで笑いの分野の仕事を始めるまでには2年かかったと言っていた。youtu.be/VdqRLMIgECI
posted at 22:03:10ギリシャ最新世論調査によるとSyriza支持率は38%と17ポイント近くリードで、EUのネガティブキャンペーンが完全に逆効果になっている。トロイカの脅しに負けないギリシャの人々はすごい!pic.twitter.com/nBuxzM4JFG www.electograph.com/2015/01/greece…
posted at 23:48:43
2015年1月16日
ローマ法王「表現の自由には限度」 仏紙襲撃 www.cnn.co.jp/world/35059092… ←カトリック教徒の意見を代弁しているのだと思いますが、他の宗教の指導者が行ったらテロ擁護と批判される発言も法王なら許されるわけで、今でも欧州ではカトリック教会が圧倒的な力を持っている。
posted at 19:31:21カトリックにも表現の自由に暴力で抗議する過激派はいる。2006年マドリッドでは法王が登場するパロディ劇に激怒した狂信的カトリックが楽屋に爆弾を仕掛けた。もしも爆発寸前に発見されていなければ、観客200人の命も危険に晒されていたという。youtu.be/47ebZn6_ndg
posted at 19:43:59劇場テロ未遂後にトレド枢機卿は「パロディ劇は宗教の自由に対する攻撃だ」と発言。それでもカトリック教徒には民族全体でETAの責任を追わされているバスク人のようにテロ反対を叫び続ける必要がない。過激派に対する責任も母集団の大きさによる。youtu.be/47ebZn6_ndg
posted at 20:04:10法王役のコメディアン、バッシ「(シャルリー・エブドの件で)共産党政権下のポーランドで警察犬をけしかけられ、イタリアでファシストに指を折られ、スペインでカトリック教徒に爆弾を仕掛けられた経験から、私はイスラム教と暴力は関係ないと思う。」youtu.be/fPcaGP458CM
posted at 20:23:46EUがテロとの闘いの大義に米国のように「民主主義」を使わず、フランス的「自由」にこだわっているのは、護るべき欧州の普遍的価値として南欧がギリシャ発祥の「民主主義」を掲げているからだと思う。bit.ly/1DpSYcY pic.twitter.com/3YMoEBV9aH
posted at 21:04:23
2015年1月17日
@Hagiasophia765 @shinichiroinaba 読みました。社会労働党PSOE寄りと言われるエル・パイス紙の見方に近いかも。続けて、意見が異なる点について、いくつかツイートします。
posted at 19:19:11①PODEMOSは選挙戦でネットだけでなく、各地を廻るイグレシアスの遊説に力を入れていた。真冬の路上で立ったままの聴衆を前にメガホン片手に原稿なしで20分も話し続けられる人はそういない。彼の最大の武器のスピーチの上手さが良く出てる映像。youtu.be/7P4HjZYQNZc
posted at 19:31:25②PODEMOSの成功を理解するにはイグレシアスの大学教授という肩書きより、共産党青年部→反グロ運動アクティビスト→オルターメディアのジャーナリストというアクティビストとしての長いキャリアが重要。ただの教授が政治家に転身しても、彼のように広範囲の市民運動からの支援は得られない。
posted at 19:41:53③二大政党制の崩壊こそが15M運動の成果。15M運動が「PPSOE(二大政党の国民党PPと労働党PSOEは同じという意味の造語)」を掲げて既存の政党を拒否し、それを受けて左派の一部が組織したPODEMOSが二大政党制を崩壊させた。最終的に15M運動は望みを達成したと言えると思う。
posted at 19:54:18④PODEMOSの経済政策は現在のPSOEとはかなり違う。類似性を指摘するなら、PODEMOSが経済政策プランの叩き台の作成を依頼した経済学者ナバロとトーレスとの共著があるガルソンが新書記長候補である共産党系IUの方が相応しい。wp.me/pS9rq-QI
posted at 20:04:49⑤記事ではPSOEの方がバスクやカタルーニャの地域ナショナリズムに理解があると読めますが現実は違う。カタルーニャの独立運動が盛り上がり始めたのはPSOEサパテロ政権下で、主権投票に関しても中央PSOEが反対し続けたのでカタルーニャ社会党PSCから離党者が続出し現在では消滅寸前。
posted at 20:14:48⑥今フランスの世俗主義が話題になっていますが、左派カトリックの伝統があるスペインでは左派にも信仰を持つ人が多いこともあり、PODEMOSは戦略的に宗教を否定していない。例えば、カタルーニャの左派論客ベネディクト修道会のフォルカダ。youtu.be/9pBLcgAll6o 以上
posted at 20:33:31@Hagiasophia765 2011年の本なんですけど、スペイン語圏では20年近く前からこういう論調の本がたくさん出ているので、ピケティの本は今更感が強かったんです。米国経由で入ってきてから話題になったので、ようやく昨年末にスペイン語訳が出て先週ピケティがプロモに来てた。
posted at 20:38:40@Hagiasophia765 ご指摘の通り、ピケティは新自由主義を批判をしておらず、新自由主義を修正して救おうとしているので、反新自由主義の論客からは評判が悪い。日本語版のPDFはないので、是非買ってください〜。雇用と賃金、失業と不安定雇用の役割についての解説が特に面白いと思う
posted at 20:42:12新治安法により最高レベルの危機の際にはスペイン首相がカタルーニャ州警察の指揮を取れることに。治安維持部隊や機動隊を持ち州政府に属する州警察はカタルーニャが勝ち取ってきた主権の一つ。政府はテロの脅威が中央集権化を進める口実に使っている。www.vilaweb.cat/noticia/422751…
posted at 21:12:21首相ラホイ「いかなるファナティズムも私たちの自由を脅かすことはできないだろう」www.elperiodico.com/es/noticias/po… ←ラホイが言うと規制を否定する表現の自由の主張が市場の規制を敵視する新自由主義と重なる。フランスの人々の自由への思いが左翼線戦が勝てない理由の一つなのかも。
posted at 21:28:01テロがフランスに突きつけた重要な選択 goo.gl/WcvQFf ←フランスの「自由、平等、友愛」のように、現在のスペインで人々を団結させるのはおそらく「民主主義、尊厳、連帯」。世界がグローバル化しても、地理的に近くても、人々の価値観は国によって随分違う。
posted at 21:40:36
2015年1月19日
バスク武装組織ETAのリーダー、サンティ・ポトロスが1987年の爆破テロ関与の疑いで逮捕。彼は同年の別の爆破テロの実行犯として懲役750年となったものの、欧州の基準に従い30年に減刑+仏での刑期の加算により、先月刑期満了となっていた。politica.elpais.com/politica/2015/…
posted at 19:12:58当時はカタルーニャにも独立主義の武装組織Terra Lliureがあって、1985年の1月には西仏両側でメンバーの逮捕が相次ぎ、取り調べに拷問が用いられたことから大規模な抗議活動が起こった。www.llibertat.cat/2015/01/30e-an… youtu.be/NuBy6mE0Fz8
posted at 19:30:38市民の粘り勝ちで、土曜日に公共TVがついに冤罪が自殺を招いたケースを軸にバルセロナの警察、政治、司法の共犯関係を暴いた『死の都市』を放送した。テロとの闘いで政府が市民の監視を強化するのであれば、市民による権力の監視の強化も絶対に必要。youtu.be/c1n-8Z-myBU
posted at 20:02:26ギリシャ、債務再編すれば信頼性に悪影響=IMF専務理事jp.reuters.com/article/topNew… ←Syrizaはすでにベルリン、フランクフルト、ブリュッセルでEU関係者と会合を持っているので債務編成が現実みを帯びてきた。少なくとも返済期限に関する再交渉が行われるのは確実とか。
posted at 20:09:08Syrizaはギリシャの債務再編のために監査を実施しようとしているのですが、2003年5月のEU規則によって支援を受ける加盟国には監査実施が義務づけられているので、そもそも今まで監査も行わずに全額支払いが前提だったことも問題らしい。 www.aragon.attac.es/2015/01/16/si-…
posted at 20:24:15
2015年1月20日
ピケティはイグレシアスの番組にも出演。とにかく母国フランスに厳しくて「仏の平等には偽善が多い。仏革命で貴族がいなくなった平等な国だからもう改革は不要と20世紀初まで所得税を拒否した」と共和政のエリート層を批判していたのが印象に残った。youtu.be/8EluCw3DECc
posted at 06:45:46フランスの共和国原理とエリート主義に対する批判で思い出したのが、以前に読んだ資本主義の崩壊によるアナキズム革命を予告する本。2008年に仏警察が本の執筆と破壊行為の容疑で11人を逮捕したことからスペインでも話題になった。英訳もある→archive.org/details/TheCom…
posted at 06:59:15@intellipunk まさにこれです。邦訳もあったんですね。スペイン語のタイトルからたどり着けなかった。ありがとう。クパはラ・サンテ監獄内からのインタビューでテロリスムについても詳しく語っているので、パリの事件の社会的背景を考えるときにも、参考になるかも。
posted at 18:52:14
2015年1月21日
1月22日放送のラジオ番組『A・O・R~WORLD MUSIC EDITION~』の「バルセロナ・ミクスチャー」特集でカウンターカルチャーとしての側面と歴史的背景を中心にコメントしました。放送地域が限られていますが興味のある方は是非→www.jfn.jp/News/view/aor/…
posted at 22:24:23「バルセロナ・ミクスチャー」は90年代の反グルーバリゼーション運動に呼応するように、英米的な価値観が中心のインディー音楽シーンに対抗する形でアンダーグラウンドから生まれた音楽シーン。このライブ映像にそのエッセンスが良く出ている。youtu.be/96JUPZxEiJU
posted at 22:39:35「英米のアングロサクソン的なものがかっこよく、商業的かつ大衆的なものはかっこ悪い」いう価値観が主流な中で、その価値観の対極にあった音、スペインの国民音楽フラメンコをさらに大衆化したルンバ・カタラーナを積極的に取り入れたのが大きな特徴。youtu.be/Ri2ewYHaEhg
posted at 22:56:41
2015年1月22日
2001年頃スペインの音楽メディアやインディーチャートが一押ししていたのがロス・プラネタス。サウンドはもちろんインディー映画みたいなPVまで完璧に英米オルタナティブ路線で、もし英語で歌っていたらスペインのバンドだとわからないと思う。youtu.be/dEwrr79HErI
posted at 22:08:13この頃のスペインで最も売れたのがバルセロナ郊外の労働者地区から突如現れた兄弟デュオのエストパ。音楽メディアには注目されなかったものの、デビューアルバムとして最高の売上げを記録した。何から何までスペイン風味でロス・プラネタスとは対照的。 youtu.be/USlpL-t98_8
posted at 22:20:17スペイン的なもの避ける音楽メディアの後押しなしに熱狂的な支持を得るミュージシャンの系譜というのが脈々と続いているのを見ると、音楽の好みはグローバル化が難しい分野だとつくづく思う。エル・バリオもその一人で、会場の熱気に圧倒される。youtu.be/kM5J7Omclig
posted at 22:31:41アンダルシアからの移民が多いのでフラメンコ歌謡のジャンルで最も重要な放送局テレタクシはバルセロナ郊外にある。局名の由来はアンダルシア人はタクシー運転手になることが多く、彼ら向けの放送として始まったからとか。ディープなスペインがここに。youtu.be/EKNm8vJc20k?t=…
posted at 23:11:01
2015年1月23日
@torapocodan これは同じアルバム「unidad de desplazamiento」からもう少しアップテンポなもの。このアルバム、今聴いてもいいですね。youtu.be/m7Bm5vP39Sc
posted at 01:08:25
2015年1月24日
昨日1月22日にアテネで行われたSyrizaの選挙キャンペーンクロージングの集会ではツィプラスの演説も過半数を狙うものになり、南から欧州の変革を目指すSyriza政権誕生までカウントダウンに入った。それにしても、人の数と熱気がすごい!youtu.be/iJfCJPa4-HE
posted at 07:25:16今週は欧州激動! ギリシャのユーロ離脱、ECBの量的緩和をどう読むか bit.ly/1IUfJ9d ←ECBの量的緩和はSyrizaを筆頭にEUの改革を目指す欧州統一左派が求めていたもの。ギリシャ選挙の直前に慌てて実施したのはEUが自主的に行ったと思わせたいから。
posted at 07:30:59Syrizaに関してはスペインのIU左派連合やPODEMOS、ポルトガルの左派ブロックといったGUE/NGL欧州欧州統一左派の政党に加えて、チョムスキー、ジジェク 、ハーヴェイ、ローチ、ネグリといった知識人も支持を呼びかけてきた。www.with-the-greeks.eu/initial-signers/
posted at 07:55:57「Syriza Podemos venceremos(Syriza、Podemos、私たちは勝利する)」の声に迎えられ応援演説をするイグレシアス。ギリシャの人々はユーロ圏経済で影響力の限界を知っていて、スペインが続くことを願っている。youtu.be/3OEEBf12RT0
posted at 08:05:54マドリッド市が市営だった公共住宅をゴールドマンサックス関連会社に売却したため、急激に上がった家賃を支払えずに強制立ち退きとなるケースが続出している。昨日は生後1ヶ月半の赤ちゃんを含む子供二人を抱える家族が警察によって家を追い出された。 disq.us/8lvena
posted at 08:14:01PSOEとIUの連合左派政権のアンダルシアで3月22日の前倒し州議会選挙実施が濃厚に。昨年春マドリッドに200万人を集めた尊厳の行進の顔アンダルシア労働組合SATのカニャメロが出るならPODEMOSが一気に伸びて、さらに左に動きそう。 www.elconfidencial.com/espana/andaluc…
posted at 08:54:49Syrizaを筆頭とする新左派勢力の台頭を前に、欧州の社民勢力が米国との自由貿易協定TTIPに難色を示し始めた→disq.us/8lvmzy 欧州の左傾化を防ぐために、シャルリー・エブド襲撃事件以来首相バルスが存在感を増している仏を中心にして復活を目指す社民勢力。
posted at 23:21:37PASOKが再起不能のギリシャでは勝った方と組むと主張するポピュラリストの鏡のような新政党To Potamiが第三勢力として登場→www.eldiario.es/_14c15ba0 PSOEの再建が急ピッチで勧められているスペインでは、万が一のためにリベイラ率いるC’sが控えてる。
posted at 23:39:12スペインの社民勢力PSOE社会労働党は、冷戦の真っ直中にスペインにおいて反フランコ民主化運動で重要な役割を果たした共産党を中心とする本格的な左派政権が誕生するのを阻止するために、米国と西独の社民党の支援によって二大政党制の左派を担うまでの政党に一気に強化されたとも言われてる。
posted at 23:52:55
2015年1月25日
モロッコの協力のもとスペイン警察はセウタでジハーディストとみなされる4人を逮捕→www.publico.es/politica/deten… 国連がセウタ・メリリャでのスペイン当局の移民に対する扱いは人権侵害の疑いがあると問題視している状況で「テロとの闘い」が移民政策の正当化に使われそう…。
posted at 06:11:19このところスペインで警察の不祥事発覚が続いている。木曜日にマドリッドの警察の科学捜査員5人が窃盗事件の検挙数を挙げるために証拠の指紋をねつ造したとして逮捕された件は、まだ10人に対する捜査が継続中で今後逮捕者が増える可能性もあるらしい。disq.us/8lvt0x
posted at 06:41:23EUがSyrizaを恐れているのは緊縮政策の拒否が南欧に波及するから。ギリシャ選挙前日IUとICVがSyrizaと共催した第一回南欧フォーラムで欧州版ニューディール、融資拡大、債務に関する欧州会議などを目指すバルセロナ宣言が採択された。www.eldiario.es/_14d15de6
posted at 06:49:37ポルトガルも今年の秋に総選挙。欧州統一左派に参加する共産党+緑のCDUと左派ブロックB.E.に加え、トロイカ・緊縮策反対運動の周辺がPODEMOSにインスピレーションを受けた新政党「Juntos Podemos」の設立準備が始まった。www.publico.pt/n1683309
posted at 07:43:42欧州議会の議員数で見るとギリシャ(21)スペイン(54)ポルトガル(21)が連合すると合計96人でちょうどドイツの96人と同じ規模になる。そして、もしも73人の議員を有する英国が抜けるなら、EU内のパワーバランスはさらに変化することに。practicopedia.lainformacion.com/files/20140224…
posted at 07:57:43
2015年1月26日
【ブログ更新】ギリシャからの二つの声 wp.me/pS9rq-Y4 Syrizaの圧勝に終わった今日の総選挙。Syrizaは何をしようとしているのか? ギリシャの人々はどうして「極左」と呼ばれるSyrizaを支持したのか? ギリシャから二つの声をお届けします。
posted at 07:43:21ギリシャの急進左派連合、反緊縮の右派小政党と連立へ jp.reuters.com/article/topNew… ←Syrizaが反緊縮政策を最優先にするなら相手はANELしかないのですんなり決まった。他の政策で左に舵を切れるかどうかはSyrizaに批判的なKKEギリシャ共産党の役割が重要。
posted at 19:56:18Syrizaの党名訳「急進左派連合」や「極左」の形容詞が状況を見えにくくしていますが、NATO脱退とEU脱退、反資本主義を掲げて「革命を捨てて、急進的なのは党名だけ」とSyrizaを厳しく批判しているKKEギリシャ共産党がいるので、ギリシャの人々にとってSyrizaは中道左派。
posted at 20:04:58「極左」のKKEが公に批判することでSyrizaは中道左派のポジションに収まって、有権者のSyrizaへ投票する心理的なハードルが下がり、穏健な変化を求める保守層の一部が安心して投票できる状況が生まれた。そうした状況もあって、ツィプラス政権は反緊縮連立であって左派連立ではない。
posted at 20:52:22Syrizaのギリシャですらまだ27%がNDに投票するほど右派ってしぶといわけで、スペインでPODEMOS単独での政権交替は不可能。IU連合左派はもちろんのこと、カタルーニャ、バスク、ガリシアの独立主義左派の動きも重要になってくる。ow.ly/HVJQv
posted at 20:58:36中央集権的な国家になりきれなかったスペインでは総選挙より地方選が重要で、第二共和政誕生のきっかけになったのも地方選だった。というわけで、ギリシャの汚染を恐れる「市場」が注目しているのが3月のアンダルシア前倒し州選挙。ここでPSOEが倒れたら、5月統一地方選がすごいことになりそう。
posted at 21:16:40「ギリシャ債務減免に支持はほとんどない」とユーロ圏財務相会合議長は言っていますが、アイルランド財務相はSyrizaの主張には理があるとして、アイルランド、スペイン、ポルトガルも含めた債務再編会議の実施を支持すると発言しています→www.elconfidencial.com/economia/2015-…
posted at 22:53:38アイルランドを含めた南欧の債務問題は、EUやトロイカが経済の問題のように見せてきましたが、実際のところはイデオロギーや政治的意思の問題なので、風向きが変われば一気に動く可能性がある。だから、反新自由主義勢力はギリシャを中心に南欧から政治的なプレッシャーをかけようと準備してきた。
posted at 23:04:12
2015年1月27日
ギリシャのツィプラス氏に仏大統領祝辞、独当局者からは警告 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150126-… ←ギリシャで同朋PASOKの悲惨な最期を目にした欧州の社民勢力は、自分たちは頭の固い保守とは違って交渉ができる相手であるとアピールしてSyrizaを取り込もうとし始めた。
posted at 21:11:23ドイツを中心とする保守グループがギリシャの債務削減はないという一方で、欧州議会の欧州社会党代表(伊議員)は「ギリシャの債務に関する再交渉がタブーであってはならない」と発言。 すでに欧州社民は債務再編を視野に入れた動きを始めている。www.europapress.es/internacional/…
posted at 21:23:41ギリシャを中心とする新勢力からの圧力ではなくて、EUが自主的に緊縮政策から方向転換したように見せかける役目を担っているのが、スペインPSOE党首サンチェス、イタリア首相レンツィ、フランス首相ヴァルスという欧州社会党の若きリーダーたち。 pic.twitter.com/ygsULMwIOH
posted at 21:30:19
2015年1月28日
クルド人組織、シリア要衝を奪還 「イスラム国」から t.asahi.com/h44r ←クルドの人々の闘いの目的が「イスラム国」を倒すことのように読めるけど、彼らの目的は領土と自治を護ることで、それを脅かす「イスラム国」とそれに協力するトルコが問題という説明だった。
posted at 04:19:20トルコの関与が疑われているパリのクルド人活動家3人暗殺事件の捜査も全く進んでないそうで、コバネ解放は本当にすごいニュースだと思うけど、クルドの人々のコバネ解放を「イスラム国」の問題として片付ける報道にどうも納得がいかない。彼らの闘いを評価するなら背景にある自治の問題も伝えるべき。
posted at 04:45:12コバニ奪還で揺らぐ「イスラム国」の支配 www.newsweekjapan.jp/stories/world/… ←「国籍を越えて団結したクルド人」として、トルコPKKに近いPYD/YPGが中心のシリアと米国・トルコ政府に協力的な政権党PDKが中心のイラクの間にイデオロギー的な対立があることには触れない。
posted at 21:28:52世界がクルド人のコバネ奪還に湧く一方で、トルコは反政府組織とみなすPKKに近いシリアのクルド人の勝利を懸念している。早々と首相エルドアンは「新たな北イラクは欲しくない」と言ってシリアのクルド人自治区の設立に反対の立場を明確にした→ara.tv/rjm8c
posted at 21:50:42トルコでのシリア人に対する差別を扱ったこの記事では、背景として近代化と国民国家の成立とともにトルコ人アイデンティティの形成を挙げている。それが「私たち」と「彼ら」という区別に基づく差別感情の原因になっているという興味深い指摘→www.opendemocracy.net/arab-awakening…
posted at 22:10:26権力側がイラクのPDKを許容する一方でトルコのPKKを認めないのは、結局のところ現行の国境に対する姿勢。PDKは国境内の自治で満足するのに対して、PKKは国境を無視してクルド人居住区全体の自治を目指している。バスクやカタルーニャで独立主義左派が弾圧されてきたのも理由は同じ。
posted at 22:29:28立場が近いことからカタルーニャの独立主義左派に近いメディアは、PKKの側の視点に立ってシリアのクルド人も問題をかなり詳しく報道してきた→ wp.me/pS9rq-Xe 「有志連合」にはシリアのクルド人が守り抜いた自治と社会制度を法的に保証する方向で動いて欲しい。
posted at 22:56:08@prfandmst 私も同じ懸念を抱いています。シリアのクルドの人々の闘いは、社会変革の試みとしてもギリシャのSyrizaに匹敵するものだと思うんですけど。圧倒的に情報量が少ないのが、何よりも心配。
posted at 23:21:55
2015年1月29日
@prfandmst 同感。主要メディアはおそらく意図的に隠していますけど、結局コバネ奪還で決定的な役割を果たしたのは「西側諸国の軍事介入」か「ダーイシュの反動的テロルの放任」という二者択一とは全く違う立場から戦闘に参加していたシリアのクルド人だったいう点が重要なんですよね。
posted at 00:24:08ギリシャ新内閣が始動、港湾売却計画停止など反緊縮路線を堅持 news.livedoor.com/article/detail… ←Syrizaが支持を伸ばした理由はギリシャの人々の左傾化ではなくてSyrizaの中道化なので、穏健派が中心の第一次チプラス内閣はあくまでも反緊縮政権で左派政権ではない。
posted at 20:20:08政権運営が軌道に乗ればSyrizaは路線をKKEに近づけて本格的左派政権を目指す。「急進左派」の名に相応しい政策を行うのは、このドキュメンタリーに登場するバリバリのマルクス主義経済学者でSyrizaの議員ラパヴィツアスが表に出て来る頃。youtu.be/mHDsgUnSzts
posted at 20:29:04Syrizaは政党というより変革プロセスなのでSyrizaとツィプラスがギリシャの人々から求められている役割は今までの欧州の政権党と首相とは異なる。彼らの試みが成功すれば、その変革プロセスはラ米の左派政権、特にボリビアの人々が支えるMASとモラレスのケースに近いものになると思う。
posted at 21:24:21カタルーニャのクルド人組織:お笑い草だ。コバネを見捨てた後、今になってトルコは国境に8×12メートルの巨大な国旗を掲げてる→twitter.com/KurdisCat/stat… 来週トルコ領事館前でシリアのクルド人居住区との連帯集会がある。pic.twitter.com/xLLkJ8067Z
posted at 23:26:41人質交換、なぜ「トルコ国境」を指定か 「イスラム国」 t.asahi.com/h4u2 ←トルコ政府を「イスラム国」の協力者と名指しで批判して国際社会に対処を求めてきたシリアのクルド人の言い分に耳を貸さない有志連合の「イスラム国」との闘いって、どうも理解できない…。
posted at 23:55:29
2015年1月30日
ツィプラス政権が1日で決めたこと:緊縮前のレベルに最低賃金を回復、労組の集団交渉権の復活、不法解雇の公務員の復職、財務省清掃員と再契約、移民の子どもに国籍を付与、無料公共医療の拡大、港・電力会社の民営化を中止、全民営化計画の見直し…→www.principiamarsupia.com/2015/01/29/11-…
posted at 18:26:45EUがギリシャに対して緊縮路線の継続と債務の支払いを主張する一方で、欧州中央銀行ECB幹部のフランス代表はギリシャと債権者の問題だから自分たちは参加しないとしながらも、ギリシャの債務の免除に関する合意の可能性は否定しない発言をした→www.rtve.es/n/1087040/
posted at 18:36:32EUの緊縮路線に悩むフランスの社会党が態度を変え、ドイツと一線を画し始めた。ルペンの国民戦線を始めとする極右への対抗勢力としてもEUはSyrizaを必要としているとのこと。確かに南を切り捨てたら、EUでは極右が完全に優位に立ってしまう。www.eldiario.es/_14e1655e
posted at 18:52:18スペインの大スター、サラ・モンティエルの娘の父親がトロツキーを暗殺したカタルーニャ人共産党員ラモン・メルカデルだったことが発覚。彼女が若い頃に二人はメキシコで知り合い、熱い恋に落ちたらしい→www.abc.es/estilo/gente/2… youtu.be/FXI1Rr17fBs
posted at 19:54:00バルセロナで自主運営の夜間勉強スペースが増えているという記事→ directa.cat/lautogestio-de… 緊縮財政によって公的サービスが撤退した分野に19世紀から脈々と続く自主運営の実践が拡大していて、民営化への対抗勢力になっているのがカタルーニャの面白いところだと思う。
posted at 22:08:59カタルーニャには公私に加え、そのどちらでもない共有という概念があるので、協同組合の促進をうたった協同組合法に州議会ではCUPが反対している。内戦中に共有の法制化によって州政府が共有化した工場を労働者の手から奪った歴史的経緯もあるし。storify.com/cupnacional/ll…
posted at 22:32:31支配的な勢力がなかった内戦中のスペインはあらゆるレベルで覇権争いがあった。共和国VSフランコ反乱軍という対立構造の中にスペイン中央政府VSカタルーニャ州政府、州政府VS市民、ブルジョワジーVS労働者、スターリニストVSアナキスト/トロツキスト…と、すごい複雑な構図が隠れてる。
posted at 22:45:08
2015年1月31日
↓ アラン・マッギーの鋭い分析「ギリシャの連中はもうどん詰まりになってたわけで、だから、別に今回の結果は左翼的なものでもなんでもないんだよ」。その通りで、Syrizaの左派的主張が受け入れられたわけではないから、Syrizaの勝利がギリシャの人々の左傾化の結果ではないとされてる。
posted at 03:26:07