ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイをサルベージ。
理由というか事情はこちら→https://kyotofan.info/politics_society/20120925-30/
Twiiter社の新API仕様変更
・・・平たく言うなら
イーロン・マスクの傍若無人な我儘
2015年2月2日
EUが欧州委員会、欧州中央銀行、IMFから成るトロイカの解散を検討し始めた→internacional.elpais.com/internacional/… トロイカの経済政策に関する「助言」にギリシャ政府が「自主的に」従ってるということになっていたので、チプラス政権に正面から拒否されて正当性がなくなってしまった。
posted at 20:55:57欧州社民がSyrizaとの協力へ方針を転換したこと、Podemosの支持が伸び悩んでいることから、アンダルシア前倒し州議会選挙に向けてPSOEも戦略を変更。党首サンチェスもスピーチでの批判の対象をPodemoからPP国民党に切り替えた。www.publico.es/politica/sanch…
posted at 21:09:09マドリードで大規模デモ、新党ポデモスが呼びかけ www.afpbb.com/articles/-/303… ←参加者30万人という動員力はスペインにおいて政党のミーティングとしては評価できても、政治に影響を与える市民運動としてはあまりにも少ない。Podemosも大幅な戦略変更を迫られてる。
posted at 21:19:44マスメディアを通じた呼びかけもなく、昨年3月にスペイン全国から150万人をマドリッドに集結させた「尊厳の行進」。Podemosがアンダルシア州選挙の候補者リストに欲しがっているのが、その中心人物アンダルシア労働者組合SATのカニャメロ。youtu.be/7ODIgH_iUTA
posted at 21:39:56カタルーニャで最も人気のある政治家フェルナンデスは大学中退のジャーナリスト。アンダルシアもそうですが、直接行動が中心の市民運動の強力な基盤がある地域では、マドリッドの高学歴集団というPodemosのイメージが逆効果になってるみたい。benegre.cat/2014/05/27/dav…
posted at 22:33:14最近のバルセロナで直接行動による政治的なプレッシャーの成功例が今年の地下鉄・バス10回券の15年振りの値下げ。市民組織を中心に地下鉄の改札口を一斉解放したり、運行のストップなどの抗議行動を1年間続けた結果で、 市民運動の底力を見た。youtu.be/IcY5nKpPu1U
posted at 23:31:07
2015年2月3日
クロアチア、貧しい家庭の借金を棒引き 6万人が対象huff.to/16p1iwh ←「納税者のコンプライアンス意識」も何も、問題は多国籍企業の脱税の手伝いをビジネスとして最低賃金25万円以上の国と60万円が返済不能な人が6万人いる国が同じ経済圏を形成していること。
posted at 19:37:18ギリシャのせいにされているEUの経済危機の根本的な原因は、EUが経済格差を温存したまま市場統一を勧めてきたことから生まれたひずみ。最低賃金1921ユーロのルクセンブルグと173ユーロのブルガリアが同じ経済圏にいるかぎり問題は解決しない。www.eldiario.es/_108aaad5
posted at 19:49:13ギリシャの債務編成が避けられないことを知っていながら、独を中心にEUがしぶっているのはEUという経済統合の失敗を認めることになるから。経済力が異なる国々が同じ通貨を使う通貨統一ユーロが失敗したのは誰の目にも明らかなので、地域統合を進めるラテンアメリカも通貨統合に踏み込んでいない。
posted at 19:54:58EUが「豊かな欧州」 に憧れる周縁国を騙すための詐欺まがいの計画だったことがよくわかるクロアチアの社会学者とジジェクの共著→europesworld.org/2014/02/24/wha… ギリシャの首相ツィプラスが序文と対談で参加、金融相バロファキスがオロバーストンとともに推薦文を寄せている。
posted at 20:08:26NATOでもEUでも加盟の是非を問う国民投票のときには、莫大な金額がキャンペーンにつぎ込まれて市民は「YES」に投票するように誘導されてきた。現在まで続くウクライナの危機がEU加盟見送りがきっかけで始まったのも気になるところ。 bit.ly/18XRffl
posted at 20:31:26「欧州の生活やテクノロジーに憧れて(アフリカにいた)自分を取り囲むものを楽しむことができなくなっていた」と語るセネガルのアクティビストはスペインで暮らした後に地元に戻り、メディアが伝えない欧州の実像を若者たちに伝える活動をしている。www.diagonalperiodico.net/global/25403-s…
posted at 21:09:43ギリシャが債権者と合意の公算、ユーロ圏離脱回避か=英中銀当局者 jp.reuters.com/article/busine… ←今ギリシャ危機を収めるのは「市場」を安心させるためで根本的な解決にはほど遠い。Syrizaが欧州の救いと言うのは誇張ではなく、英独仏中心を脱しないとEUは空中分解する。
posted at 23:57:25
2015年2月5日
ツィプラス政権外相は「Syrizaが議会の多数派でいる限りTTIP条約(欧州版TPP)を批准することはない」と明言。www.cafeambllet.com/el-ttip-ha-mue… ←EUにおいて民主主義が機能するならギリシャ政府の反対だけでドイツが中心になって進めているTTIP締結が不可能になる。
posted at 18:44:36欧州中銀、ギリシャ銀向け「特例」撤廃 資金供給厳しく s.nikkei.com/1zT7E3S ←Syriza内部にギリシャは2010年にユーロから抜けるべきだったと考える脱EU支持派がいることを知っているEUは、TTIPを締結するためにギリシャを追い出そうとしてるのかも。
posted at 18:49:07SyrizaやPodemosなど欧州の新左派勢力はWTOを潰した反グロ運動が基盤。彼らはEUは自由貿易協定に過ぎないとユーロ反対運動を展開し、その頂点が反ジェノバG8だった。EUがユーロを犠牲にしてでもTTIPを実現するという方向に動き始めたの見ると、その主張は完全に正しかった。
posted at 19:20:01新左派勢力はEUもユーロも実施するべきでなかったと考えているものの、国際連帯の立場からそれを救おうとしている人たち→www.guengl.eu もしEUとSyrizaの交渉が亀裂してギリシャがEUやユーロから抜けることになったら、どういう方向に進むんだろう…。
posted at 19:31:58今までの協力関係を考えたら新欧州左派が「さよなら、Syriza」とEUから立ち去るギリシャを見送って終わり…なんてことはあり得ないので、そこから欧州左派の連帯の新たな動きが始まる可能性も。例えば、Syrizaと交流がある独立主義左派の中でカタルーニャのCUPは脱EUを主張してる。
posted at 20:46:34
2015年2月6日
ギリシャ首相「もう命令に従わない」、欧州と対決姿勢 jp.reuters.com/article/topNew… ←ギリシャの人々がSyrizaに投票したのはトロイカと対決すると約束したからなので、命令に従ったら政権は正当性を失う。2ヶ月の交渉に失敗したら解散総選挙か国民投票で民意を問うことに。
posted at 19:20:07昨夜ギリシャではECBに抗議して「独の植民地ではない」と約7000人がシンタグマ広場に集結→www.eldiario.es/_15117576 欧州での新たな民主主義の模索においてはこの出来事が土曜日のPodemosの集会より重要になる。 pic.twitter.com/l9Eepaxqko
posted at 19:48:34ラテンアメリカの変革は政権交代によって強力な左派政権が成立した結果という報道をしてきたメディアは、今のギリシャとスペインの状況が現行の議会制民主主義システムに対する拒絶から生まれたことから目をそらすため、わざとSyrizaやPodemosという政党に重要性を与える報道をしてる。
posted at 19:56:20独裁時代に憧れていた欧米型の民主主義を手にしたラテンアメリカの国々は、それがシステムとして汚職を生み出すこと、まだまだ改良の余地のあることに気がついて新たな民主主義を模索し始めた。政党中心の欧米的な視点を捨てないと、路上から市民が政治家を指揮する民主主義の在り方は理解できない。
posted at 20:05:12政治に失望したギリシャの人々の信頼を勝ち取るためにSyrizaがどれだけ努力してきたのかはその政策プログラムの変遷に刻まれている。スペインでは15M運動の地ならしのおかげでPodemosはずっと楽をしているけど。システムそのものを疑ってる市民にはEUもユーロも全く重要ではない。
posted at 20:22:20例えば、人口約4700万人のスペインで850万人以上が15M運動に参加し、7割以上が「(政治家は)私たちの代表ではない」という主張を支持したとされる。こうした背景を考えればPodemosがPSOEに変わる形で二大政党制に戻っても市民が納得するわけがなく、政権交替は単なる始まり。
posted at 20:36:21日本語の情報は英米独仏メディアからのものが多いけど、スペイン、あるいは南欧において人々の価値観は違って、異なるロジックで社会が動いてる。今欧州で起こっている北と南の問題は債務問題のベールにくるまれた価値観の対立で、価値観の相違を生むのはイスラム対カトリックなど宗教だけではない。
posted at 20:50:54昨夜シンタグマ広場に集まったギリシャの人々の「私たちは独の植民地ではない」が良く表しているように、植民地化によって実行されるのは武力による侵略、資源や労働力の搾取だけでない。現地の人々にとって最も深刻なのは、支配者の価値観を植えつけられてその状態が当然であると納得させられること。
posted at 21:03:40
2015年2月7日
@pochima14 是非、是非注目してください。結局のところ、近代の欧米的な価値観に対する自己批判なので、その価値観を内面化してる欧米人にとって一番理解するのが難しいようなんですよね。その価値観を外部のものとして受け入れてきた日本人にとっての方がずっと理解しやすいと思います。
posted at 21:01:04「ノータイ」で会談は非常識か、ギリシャ新財務相の服装に物議 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150205-… ←メディアの反応がとても興味深いニュース。バルファキスのノーネクタイに反応したのが欧州の北のメディア中心というところに北と南の間にある大きなギャップが良く出ていると思った。
posted at 21:12:30南欧でネクタイは腐敗した権力の象徴。ネクタイをしていたら市民に信用されないので、欧州社会党はノーネクタイでイメージアップを狙ってる。ツィプラスにネクタイを送った伊のレンツィも西のサンチェスや仏のヴァルスとともにノーネクタイでアピール。 pic.twitter.com/zTtMfXtiQh
posted at 21:20:10実はPodemosのパブロ・イグレシアスもケーブルTVから始まった左派の討論番組「ラ・トゥエルカ」の司会者ときは緩く結んだ赤いネクタイがトレードマークだったのですが、政治家に転身するにあたって、ピアスとともにネクタイをはずした。youtu.be/TMQpHdeSNRc
posted at 21:31:20ネクタイが腐敗した権力の象徴なのはラテンアメリカも同じ。保守的な欧米の価値観を知っているエクアドル大統領のコレアは、ノーネクタイの印象を弱めるためにいつも襟元に精巧な刺繍のはいったシャツを着てる。とてもエレガントなやり方だと思う。 pic.twitter.com/EAqYnSgHr3
posted at 21:45:41ベネズエラに至っては市民の支持を得るために保守候補がノーネクタイの上に野球帽まで被らなければならない。南の人々がギリシャ財務相と英財務相が並ぶ写真を見て信用できるという印象を受けるのはおそらくギリシャで、ものすごい価値観の相違だ…。youtu.be/0IvTv_ls2oU
posted at 22:44:49
2015年2月8日
【ブログ更新】パリでのテロ―イグナシオ・ラモネ wp.me/pS9rq-Yp 今月のディプロはシャルリー・エブドの事件がテーマです。本稿のラモネの視点はEZLNサパティスタから始まった自由や民主主義についての長い議論を踏まえたものなので、補足の説明を加えました。
posted at 21:16:34ブログで紹介した仏のColor Humanoのアルバムで一番好きなのがサパティスタの闘争を一人称で物語る「Dignidad 尊厳 」→grooveshark.com/s/Dignidad/2Vv… 聞き直してスペイン語の正義とか連帯とかの言葉が輝いているのはマルコスの言葉があったおかげだと思った。
posted at 21:32:09
2015年2月9日
「進んだ欧州」のギリシャがアルゼンチンやベネズエラのような「第三世界のラ米」の真似をするという嘆かわしい事態を前にして、バルガス=リョサがメルケル擁護に立ち上がった。左派系エル・パイス紙に掲載された「ハラキリ」はタイトルからひどい…→elpais.com/elpais/2015/02…
posted at 18:48:45こういう記事を読むと彼が欧米で評価されているのは、世界から羨望の眼差しで見られる欧州という幻想を強化するからに見えてしまうので、バルガス=リョサには小説だけ書いていて欲しい…。左派系新聞に欧州中心、植民地主義的、差別的な視点が明らかな記事が載るのだから極右が台頭するのも当然。
posted at 18:58:30Syrizaをコミュニスト扱いしかできないメディアを見ていると欧州のファシズムの再来も当然の結果という気がしてきた。ラ米の動きを完全に無視した上で政治的な議論が進んでいるわけで、せめて左派がラ米の変革プロセスを正当に評価できるようになるまでは欧州のファシズムの問題は解決しない。
posted at 19:14:15「イスラム国」のファシズムに対して最も効果的に闘っているシリアのクルド人たちはサパティスタに学んできた→gu.com/p/428z9/stw テロとの闘いでもファシズムとの闘いでも欧米風のやり方では限界が見えているのだから、もう少し視野を広くした方がいいと思うんだけど…。
posted at 19:22:06マルコス副司令官「サパティズムが追求しているのは、自らのアイデンティティもその文化的価値を失うこともなく、とりわけ異なるさまざまな経験の交換という豊かさを失うことなく、各国社会に、そして国際社会内に溶け込んでいくというあり方なのです」→wp.me/pS9rq-Yp
posted at 19:27:29シャルリー・エブドの一件では、元大統領夫人のダニエル・ミッテランが支援するほどサパティスタに大きな関心を持った左派がいて、反グローバリゼーション運動の震源地となったフランスで、自由や共存という議論の中にサパティスタの思想の影響の跡がほとんど見えなかったことにちょっとびっくりした。
posted at 19:42:07もっともスペインの場合もサパティスタの影響が色濃く残っているのは左派の中でも独立主義左派において。例えば、カタルーニャのCUPはサパティスタ以降に、戦略を地方自治主義中心に変えた。彼らにとって独立は自治スペースの獲得の延長線上にある。youtu.be/dD-o1baCca8
posted at 20:14:14ラテンアメリカ向けバスク独立闘争のドキュメンタリーでバスク人は欧州の先住民と説明していてなるほどと思った。帰化したチリ人をチリ系スペイン人と呼ぶけど、バスク人は建国前からいるのでスペインのバスク人であってバスク系スペイン人とは呼べない。youtu.be/ihJiS_0ZtlU
posted at 20:23:27表現の自由のためのパリのデモの写真の中に、フランスの国旗に混ざって様々な国旗が掲げられているのを見たけど、そこにバスクやブルターニュ、オキシタンやカタルーニャなどの旗はなかった。本当は、国家にとって一番厄介なのは同化を要求できる移民ではなく、建国前から住んでる別の文化を持つ人々。
posted at 20:45:25そういえば、昨年9月に「私たちはブルターニュ人」とナントのブルターニュへの再編入を求めるデモがあった。ここでも「自己決定権」が問題になっていたのでスコットランド、カタルーニャに続くのか?と言われて、カタルーニャでは注目されてた。youtu.be/IIA3fnstZ_I
posted at 21:09:45「進んだ欧州」のギリシャがアルゼンチンやベネズエラのような「第三世界のラ米」の真似をするという嘆かわしい事態を前にして、バルガス=リョサがメルケル擁護に立ち上がった。左派系エル・パイス紙に掲載された「ハラキリ」はタイトルからひどい…→elpais.com/elpais/2015/02…
posted at 18:48:45こういう記事を読むと彼が欧米で評価されているのは、世界から羨望の眼差しで見られる欧州という幻想を強化するからに見えてしまうので、バルガス=リョサには小説だけ書いていて欲しい…。左派系新聞に欧州中心、植民地主義的、差別的な視点が明らかな記事が載るのだから極右が台頭するのも当然。
posted at 18:58:30Syrizaをコミュニスト扱いしかできないメディアを見ていると欧州のファシズムの再来も当然の結果という気がしてきた。ラ米の動きを完全に無視した上で政治的な議論が進んでいるわけで、せめて左派がラ米の変革プロセスを正当に評価できるようになるまでは欧州のファシズムの問題は解決しない。
posted at 19:14:15「イスラム国」のファシズムに対して最も効果的に闘っているシリアのクルド人たちはサパティスタに学んできた→gu.com/p/428z9/stw テロとの闘いでもファシズムとの闘いでも欧米風のやり方では限界が見えているのだから、もう少し視野を広くした方がいいと思うんだけど…。
posted at 19:22:06マルコス副司令官「サパティズムが追求しているのは、自らのアイデンティティもその文化的価値を失うこともなく、とりわけ異なるさまざまな経験の交換という豊かさを失うことなく、各国社会に、そして国際社会内に溶け込んでいくというあり方なのです」→wp.me/pS9rq-Yp
posted at 19:27:29シャルリー・エブドの一件では、元大統領夫人のダニエル・ミッテランが支援するほどサパティスタに大きな関心を持った左派がいて、反グローバリゼーション運動の震源地となったフランスで、自由や共存という議論の中にサパティスタの思想の影響の跡がほとんど見えなかったことにちょっとびっくりした。
posted at 19:42:07もっともスペインの場合もサパティスタの影響が色濃く残っているのは左派の中でも独立主義左派において。例えば、カタルーニャのCUPはサパティスタ以降に、戦略を地方自治主義中心に変えた。彼らにとって独立は自治スペースの獲得の延長線上にある。youtu.be/dD-o1baCca8
posted at 20:14:14ラテンアメリカ向けバスク独立闘争のドキュメンタリーでバスク人は欧州の先住民と説明していてなるほどと思った。帰化したチリ人をチリ系スペイン人と呼ぶけど、バスク人は建国前からいるのでスペインのバスク人であってバスク系スペイン人とは呼べない。youtu.be/ihJiS_0ZtlU
posted at 20:23:27表現の自由のためのパリのデモの写真の中に、フランスの国旗に混ざって様々な国旗が掲げられているのを見たけど、そこにバスクやブルターニュ、オキシタンやカタルーニャなどの旗はなかった。本当は、国家にとって一番厄介なのは同化を要求できる移民ではなく、建国前から住んでる別の文化を持つ人々。
posted at 20:45:25そういえば、昨年9月に「私たちはブルターニュ人」とナントのブルターニュへの再編入を求めるデモがあった。ここでも「自己決定権」が問題になっていたのでスコットランド、カタルーニャに続くのか?と言われて、カタルーニャでは注目されてた。youtu.be/IIA3fnstZ_I
posted at 21:09:45
2015年2月10日
今日はバルガス=リョサから始まったのでペルーの音を聴いていたけど、ラテンアメリカはどの国の音楽も本当に面白い。カントリーのイメージが強いバンジョーでクンビアという発想が素晴らしい「エウセビオと彼のバンジョー」は70年代のグループ。youtu.be/-ULh3mdl2nU
posted at 05:04:30「エウセビオと彼のバンジョー」のスタジオライブもあった。「オレはバンジョー」を延々繰り返すだけなのに、すごいグルーブ感。こういう音で踊る人たちはロックだけじゃ物足りないわけで、音楽の好みはグルーバル化するのが最も難しい分野だと思う。 youtu.be/ZliyU8NqoVU
posted at 05:25:36ガルシア=マルケスは祖国コロンビアの民衆音楽バジェナートが大好きだったそうで、インタビューで「言葉と音楽は路上の民衆とともになければならない」と語っていた。レストランで生演奏と一緒にバジェナートの名曲を歌うマルケス。とても素敵な映像。youtu.be/dsya38ieszA
posted at 05:39:34
2015年2月11日
「スイスリークス」に日本人の名前も 脱税指南で揺れるHSBCの顧客リストとは huff.to/178C1Hg ←ファルチアニは「銀行業界をぶち壊せ!」とスペインの新政党の筆頭候補として前回の欧州議会選挙に出馬した人物。 pic.twitter.com/mubQZ8iO7K
posted at 18:38:57ファルチアニは元IMF副理事ラトの責任追及やバンキアの詐欺などで市民組織に協力してきたことからスペインでは金融権力との闘いの顔。元州大統領プジョルの汚職問題をきっかけにカタルーニャで市民組織と政党が結成した汚職捜査グループにも協力する。ccaa.elpais.com/ccaa/2015/01/2…
posted at 19:01:02アサンジやWikiLeaksの協力者で現在はスペインでファルチアニとともに活動中のアクティビスト、レビによるとマスコミの手にあるリストは情報のごく一部にすぎず、真の目的はタックスヘイブンを中心とする合法的な脱税システムを終わらせること。www.vilaweb.cat/noticia/423079…
posted at 19:27:57汚職撲滅を最優先事項に掲げて欧州選挙に出て、タックスヘイブンの象徴でもあるルクセンブルグのユンケルが率いるEUと全面対決の姿勢を打ち出してきたPodemos。脱税に関する報告書作成を目指してイグレシアスがファリチアニと話し合いを始めた。politica.elpais.com/politica/2015/…
posted at 19:44:43スペイン司法からのHSBC幹部の逮捕状をスイスは1年無視→www.eldiario.es/_152c285f 「世界最大の実質的タックスヘイヴン」ロンドンを筆頭に脱税ビジネスで経済力を維持してきた欧州では脱税が法律で護られてる。フェリチニがスペイン拠点なのは司法制度が遅れているから。
posted at 20:09:24ルクセンブルグ、ベルギー、オランダと続く欧州で最低賃金のリストを見ると脱税ビジネスの存在が欧州内の南北格差の原因ともなっていることがわかる→www.eldiario.es/_108aaad5 現在の欧州の秩序の土台となっている脱税ビジネスネットワークが揺らいだら欧州は変わらざる得ない。
posted at 20:24:12アサンジの存在は本当に大きい。WikiLeaksで権力との闘い方を変えただけでなく、軟禁状態ということで表現の自由と移動の自由に関する欧米の偽善も明らかにし、さらには欧州がラテンアメリカに変わって米国の裏庭となったことの象徴ともなった。wp.me/pS9rq-WS
posted at 20:35:37中国・ロシアから支援の申し出=ギリシャ外務次官 jp.reuters.com/article/market… ←ギリシャが中国やロシアに接近するのを避けるために米国が支援する可能性もあるらしい。すでにSyriza支援を表明したオバマ政権がギリシャを支援することになったら欧州の面目は丸つぶれに。
posted at 20:43:19欧州とアラブ・アフリカを繋ぐ南欧は米国にとって軍事的に重要な位置にある。米国は軍事基地を確保する必要があるので、第二次大戦後はソ連に接近しないように欧州の枠組みを通じてスペインやギリシャをコントロールしてきた。状況によっては国益のために欧州を裏切る可能性もなきにもあらずだと思う。
posted at 21:05:12ギリシャが離脱すればユーロ圏は崩壊=バルファキス財務相 www.newsweekjapan.jp/headlines/busi… ←自分たちが離脱させられたらEUがユーロを見切るという合図だと親切に教えてくれているギリシャ。独はユーロが消滅しても困らないけど、仏や伊は大きな痛手を受けるから必死で仲介してる。
posted at 21:21:05イスラム国殺害脅迫 イスラム国と全面対決避けたい、クルド勢力伸長も懸念…苦悩するトルコ headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150131-… ←かつてEU入りを望んでいたトルコは、欧州に見切りをつけたのか、イスラム教を中心に据えた国の改革を計画中とか。欧州がすごい早さで影響力を失ってる。
posted at 21:39:54ボリビア大統領機が飛行拒否される、元CIA職員搭乗の情報で jp.reuters.com/article/topNew… ←自らの経験から欧州が米国の裏庭であることに早く気がついたのがラテンアメリカ。スノーデンを巡るこの一件で欧州に主権がないと悟って、協力関係の模索を完全に中国とロシアに絞った。
posted at 22:33:28ギリシャを巡るEUの問題は欧州の危機的状況の表面化の一例にすぎない。もちろん自ら「私たちは主権を失いました」なんて言うわけないので、こうした欧州を巡る状況の変化は欧州の主要メディア、そして欧州を同等のパートナーということにしておきたい米国主要メディアを見ててもわからないけど。
posted at 22:51:11
2015年2月14日
スペインの店舗デザイン雑誌に木のある風景をイメージした東京のカフェが掲載されていた。雪景色がモチーフという説明に驚いていた夫は山火事の後を想像していたらしい。地中海性気候では乾燥と日差しで夏の森林火災が多いけどすごいイメージのギャップ。www.ki-cafe.com/index.html
posted at 06:16:19この会話で思い出したのが自然環境のコントラストが印象的なカタルーニャとバスクのバンドの共演PV。冒頭に出てくる地中海の夏の風景は確かに内装の雰囲気に近い。同じ言葉から想像するものはバックグラウンドによって大きく変わると改めて思った。youtu.be/cV2Xm86h1eQ
posted at 06:33:06さっきのは「朝起きてから夜寝るまで、街角でも職場でもバスク語を話そう」と呼びかける『バスク語で暮らしたい』のカタルーニャ版で、オリジナルはこっち。途中の「私たちは人生の主人になった」 という歌詞が心に残る多言語スペインならではの企画。youtu.be/IlC5lRAp35E
posted at 06:47:09スペインでは言語はアイデンティティの基礎という価値観が完全に定着した。バレアレス諸島では「教育のグローバル化」を口実で教育現場での言語を英語、スペイン語、カタルーニャ語の三本立てにする改革に反対し、カ語教育を護れという運動が続いてる。youtu.be/CciQfWBT0Vw
posted at 06:56:01メキシコでも先住民がスペイン語でしか教育を受けられないことが問題視されてる→shar.es/1oSCa4 教育言語が重視されるのは、知識獲得のために第二言語を強制される状況では必然的に言語と社会階層が結びついて言語間にも上下関係ができ、差別や劣等感が生まれるため。
posted at 07:21:592013年にPKKと政府の和平プロセスが始まって以降トルコのクルド人居住区の状況も落ち着いてきてクルド語でも教育を受けられるようになったとか→internacional.elpais.com/internacional/… 独自言語を尊重する動きが広がっているのを見ると文化面のグローバル化はそろそろ頭打ちなのかも。
posted at 07:37:51
2015年2月15日
↓ スペインを見ていても、民族の問題は「自己決定権に属する」もので、「他者がとやかく言うべきことではない」という単純明快な点を同国内の多数民族が理解するのは本当に難しいんだなと思う。討論番組で「カタルーニャ人は一民族ではない。スペイン人だ」と言い切る保守論客が未だにいるわけだし。
posted at 20:22:50歴史的な経緯からカタルーニャ人、バスク人、ガリシア人が認められた建前上は多民族国家のスペインにおいて、なおかつ経済的存在感も政治的影響力もあるカタルーニャ人の場合ですら、民族として認めてもらうのに独立を考えなければいけないのを見ると、他の地域の少数民族の困難な状況は想像を絶する…
posted at 20:28:39全国放送がカタルーニャ州大統領が州民向けに行う演説を生中継するときには同時通訳が付けられる。自分たちに理解できない言語で機能する共同体があることをわかっていてもカタルーニャ人という民族が存在することに疑いを持つスペイン人がいる不思議。youtu.be/uVZvttwhJdo
posted at 20:44:21カタルーニャ語とスペイン語は近い言語だけど、興味深いことに実際の使用で文化的コードがかなり違う。例えば、「君」と「あなた」の二人称の使い分けは両言語に共通するものの、スペイン首相ラホイは国民向け演説で「あなたたち」を使うけど、カタルーニャ州大統マスは「君たち」と州民に語りかける。
posted at 20:59:56ジョージ・オウェールが『カタロニア讃歌』の中で「バルセロナでは誰もが君と呼び合う」と感激していたけど、あれってアナキズム革命の結果というのではなく、単にカタルーニャ語だったからではないかと思ったりするくらい、スペイン語と比べても「君」「君たち」の使用範囲が圧倒的に広い。
posted at 21:05:22多数民族の言語・文化を身に付けざる得ない少数民族側はこうした文化的コードの違いをわかっているので、みんな無意識に使い分けるようになる。カタルーニャ州大統領の記者会見でもスペイン語話者に向けてスペイン語で話し出すと「あなた」を使い始め、カタルーニャ語に戻ると「君」に戻るという具合。
posted at 21:16:57いろんな場面で少数民族側は無意識に多数民族側に合わせることが多いから、その結果として多数民族側からはその違いが見えなくなってしまう。だからカタルーニャとあまり関わりのないスペイン人はこの見えない違いに気がつかなくて、カタルーニャとスペインは大して違わないと思ってしまうのかも。
posted at 21:23:23スペインだけでなくラテンアメリカでも共同体のメインの言語がスペイン語ではない民族がたくさんいる。彼らが共通語のスペイン語で情報を発信するときには外部の人に理解できるようにアレンジしているわけで、スペイン語の情報から得た理解が現実とは微妙に違っている例ってたくさんあるんだろうな…
posted at 21:38:07サパティスタを通じて先住民の思想に熱狂した欧州の左派の中からもエクアドルやボリビアの変革を評価する声がほとんどない原因も、少数民族を理解する難しさという部分にあるのかも。特に、試行錯誤しながら先住民の思想を取り入れた統治を実践しているモラレス政権に対する無視があまりにもひどい。
posted at 21:58:42
2015年2月17日
スペイン元首相でPP国民党の大物アスナールがスペイン財界とともに政治リーダー育成マスター創設。アトランティックという名称、ラ米文化センターで発表、バルガス=リョサの支援と、ラ米の左派政権を倒す次世代の政治家育成が目的であることが明白。www.eldiario.es/_154c2f76
posted at 20:27:02植民地時代からの利権があるスペイン財界はラテンアメリカの左派政権が目障りで米国とともに内政に介入してきた。キューバの反体制ブロガー、ヨアニ・サンチェスとPP幹部や保守系政治家との関係は有名。反左派政権という立場はPSOEも同じ。 pic.twitter.com/NNKJyjhJtv
posted at 20:46:14250万円近く払ってアスナールのマスターを受講すると、統治理論、民主主義理論、ナショナリズムとポピュリズムの脅威などを学べて、EUや国際機関、ワシントンやNYともコネができる。左派政権に奪われつつあるシカゴボーイズが征服した領地をアトランティックボーイズで再攻略する計画らしい。
posted at 21:12:42アスナールの政治リーダー育成マスターに先行し、スペインでは昨年9月にPP国民党が中心になって第一回イベロアメリカ議会が開催された。左派政権に追われたラ米の元大統領や米州機構代表などを招き、ラ米18ヶ国から若者を集めてスピーチ大会を実施。www.europapress.es/aragon/noticia…
posted at 21:16:07イベロアメリカ会議でのスピーチを絶賛されたのが「ポピュリズムとの闘い」を呼びかけたグアテマラのアルバレス。その後、彼女はウルグアイ、アルゼンチンと左派政権の国を廻るラ米ツアーに出て、「ポピュリズム対共和国」と題した講演会を行った。youtu.be/xkYEXS16dZA
posted at 21:23:34ラテンアメリカから南欧へと反新自由主義が拡大する中で、新自由主義勢力の反撃の核となるのが「ポピュリズム」という概念。スペイン語圏は言葉にポジティブな意味を与えるかネガティブな意味を与えるかという、言葉を巡る覇権争いが熾烈なので、言葉のプロである作家が重要な役割を担うことになる。
posted at 21:34:13新自由主義陣営のマリオ・バルガス=リョサに対抗する反新自由主義陣営の作家は『収奪された大地』のエドゥアルド・ガレアーノ。彼は文章が素晴らしいのはもちろんのこと、話し方にも独特の魅力があって朗読やスピーチ、インタビューもとてもいい。youtu.be/Y15JyHP1jbk
posted at 21:42:24マドゥロが米国を非難してる先日のクーデター未遂はスペイン主要メディアが沈黙していることからベネズエラの言い分に理があるみたい。国内勢力によるものならマドゥロ政権の弱体化の証拠と大々的に取り上げるはずだし、全くの噓なら人気取のためにクーデターをでっちあげたといった報道がされるはず。
posted at 22:06:34英語必須としながらも、アトランティックボーイズ養成計画の拠点をスペインにおいたのは、ラテンアメリカで民主化後に親米政権を打ち立てる際に、主に米国で教育を受けてスペイン語のスピーチ能力が低い人材を登用して失敗した反省からだと思われる。現在の民主主義システムでの政治は言葉の力が重要。
posted at 22:30:46
2015年2月18日
カタルーニャ州大統領マスがスペインからの独立準備プランを発表した。9月27日に実施される前倒し選挙で独立が決まったときに備えて、今から独自の財政システムや社会保険システムの準備、外交の強化、戦略的インフラプラン作成などを進めるとのこと。www.vilaweb.cat/noticia/423202…
posted at 07:04:43カタルーニャは同化政策に苦しんだ歴史のある少数民族共同体なので、独立主義政党の第二党ERCやCUPはカタルーニャ人のためだけの新国家ではなく、移民も出自を失わずに社会参加できる多様性を尊重する新国家建設を主張しているのが興味深いところ。youtu.be/LvvGuIyqTgc
posted at 09:00:58独裁政権下の経験から強制的な同化政策が逆効果であることを理解していたからなのか、カタルーニャは民主化後に母語としてのカタルーニャ語復興に尽力した一方で、国内移民のカタルーニャ語の習得に関しては全く考慮することなく、教育現場の言語としてはスペイン語を使用する期間が長く続いたそう。
posted at 20:43:09現在スタンダードとなっているカタルーニャ語での教育モデルも同化政策として始まったのではなく、家庭でカタルーニャ語を教えられない移民の親たちが自分たちの子どもに共同体言語を習得する機会を与えて欲しいという要望から、民族主義に反対の立場の共産党系PSUCの後押しで生まれたもの。
posted at 20:45:55民族アイデンティティの問題に敏感なカタルーニャの独立主義者は「政策」で恣意的に同化を促進することはできないのを実体験で理解しているので、移民を必要とする社会である以上、移民との共存を進めるために政治ができることは移民が自主的に同化したいと思うような社会を作ることと考えている。
posted at 20:54:56訪米中のPodemosのパブロ・イグレシアスが『デモクラシー・ナウ』出演。スペインや欧州に関してはもちろん、パレスチナ、中東やウクライナといった国際問題にまで切り込むエイミー・グッドマンの質問でとっても面白いインタビューになってる。www.democracynow.org/2015/2/17/the_…
posted at 21:14:54
2015年2月19日
カタルーニャ州議会が税務機関法を可決。独立支持ではない左派政党が賛成票投じていることからわかるように徴税権の問題は、主権拡大とともに汚職の原因になっている取るべきところから取らないスペインの税制を独自に改革していこうという動きでもある→www.vilaweb.cat/noticia/423227…
posted at 05:51:19135億円を越える資産を所有する故アルバ公爵夫人が確定申告で還付を受ける一方で、財政難を理由に移民として働いて仏や独から年金を受け取っている年金受給者に突然に追徴課税をするスペインの税制は本当にひどい。 vozpopuli.com/economia-y-fin… via @voz_populi
posted at 06:02:21効率よく徴税する税制システムに改革しないと財政難は解消しないことが明白にもかかわらず、スペイン中央ではPP国民党もPSOE社会労働党も税制改革の動きは皆無…。一方的に財政カットされてるカタルーニャがしびれを切らして独自に改革を始めたというのが今回の徴税権を巡る動きの背景の一つ。
posted at 06:14:12昨日州大統領マスが発表した独立準備プランには雇用創出や再工業化プラン、貧困家庭支援といった福祉の強化や貧困対策も含まれていて、新自由主義政党の元祖CiUの政権とは思えないほど社民寄りの政策が含まれていて、選挙前とはいえびっくりした。www.vilaweb.cat/noticia/423208…
posted at 06:25:32CiUが市民からのプレッシャーに負けて緊縮路線を修正しつつある一方で、PPが有権者にアピールするために再び中絶法の改正に乗り出したのを見ると、同じ保守といっても支持基盤の層が違うのがわかる。カタルーニャとPPの相性が悪いのも当然かも。www.publico.es/sociedad/pp-co…
posted at 06:34:36カタルーニャが国際ニュースになるのは独立の話題ばかりだけど、革新的な政策も数多く打ち出していて昨年10月には世界で最も進んでると言われるLGBT法が可決された。ちなみに次の地方選の社会党バルセロナ市長候補は同性婚をしているコイボニ。 www.lavozlibre.com/noticias/ampli…
posted at 06:52:24
2015年2月20日
昨日TVEが放送した80年代のユーロビジョンを扱った番組が予想以上に面白かった。戦後の欧州の復興と和解の象徴として企画されたユーロビジョンは欧州の国別対抗歌合戦ということになっているけど、非政治的な音楽の政治的な利用の典型的なケース。www.rtve.es/v/3005694/
posted at 21:17:47音楽の政治利用というと、政治的なメッセージの明確なものが取り上げられるけど、全く政治色のないものは民衆の非政治化に役立つため、権力にとっては利用価値が高い。80年に社会労働党PSOE政権はモビダ・マドリレーニョに多額の補助金を出した。youtu.be/csOARyEzzjg
posted at 21:24:24モビダ・マドリレーニョという民主化後の自由の象徴する若者の音楽ムーブメントとされるけど、実はバスク・ラディカル・ロックを隠すために人工的に作りだされたブーム。弾圧で消滅しかけてたバスク語を学んで歌う若者が出て来て権力層に衝撃を与えた。youtu.be/zhVzk9z-GCU
posted at 21:35:05既存システムに異議を唱える若者たちがそれ支える政治に関心を持つのは自然の成り行き。民主主義の下ではあからさまに弾圧できないので、政治色を排除した対抗軸を作って関心を惹き付ける。15M以降のスペインで仕掛けられてるのがこういう路線。youtu.be/9OeV4jmyFkk
posted at 21:58:10政治による音楽の非政治化で大きな役割を果たしてるのが音楽フェス。バルセロナのプリマベラ・サウンドは観客もミュージシャンも大半が外国人で地元の文化に無関係なのに、緊縮財政で厳しい中で文化関連予算が多額に投入されている点を批判されている。youtu.be/0CGbFlQWbao
posted at 22:09:58ところで、昨日の番組では実例を挙げて音楽の祭典ユーロビジョンの順位が音楽的な判断とは関係ないことを説明した。国際イベントで優勝国が翌年の開催地になるシステムなので、五輪開催地選考と同じで基本的には各国間で行われる事前の根回しで決まる。bit.ly/17TMzu2
posted at 22:47:33ユーロビジョンの順位が音楽性と全く関係ないことがあまりにも露骨な形で現れたのが1983年で、スペイン代表のレメディオ・アマヤが得点ゼロで最下位となった。彼女は女性版カマロンと目される歌手で、そのときのパフォーマンスも鳥肌ものなんですが。youtu.be/hBDZM9iOV00
posted at 22:58:24ユーロビジョン1983年の順位はルクセンブルグ、イスラエル、スウェーデン、ユーゴスラビア、ドイツ、英国、オランダ、フランス…スペインとトルコが最下位。ダイジェストを見る限り、好みの問題もあるは言っても、音楽コンクールと呼ぶなと言いたい。youtu.be/rQN0rZUoWf4
posted at 23:10:00アマヤが裸足でステージに上がったのは、準備していった黒いドレスがステージ映えしないと主催側ドイツ人担当者からダメだしされたためだそう。周りに誰もいない一人のときに言われて、ヒターノということでの差別的な扱いがあったことも明らかにしてた。youtu.be/EzX8ZtBUS6A
posted at 23:23:10ユーロビジョンの最初に参加したスペインのヒターノはペレ。1974年に『歌って幸せに』という底抜けに明るい歌で選ばれたのは、プッチ・アンティック処刑によって国際的な批判を受けたスペインのイメージアップのためだったと、後年に語っていた。youtu.be/4jb-K_jJP3Y
posted at 23:32:48
2015年2月24日
昨日M5.2の地震の震源地アルバセテはフラッキングの許可を得た業者が試掘を行っている地域で、人的行為が地震を誘発した可能性が疑われている。またそこから約100キロ地点に放射性廃棄物一時貯蔵庫を建設する計画にも疑問の声が上がり始めた。www.eldiario.es/_15719368
posted at 20:05:55
2015年2月27日
カタルーニャ独立の住民投票は違憲、スペイン憲法裁 www.afpbb.com/articles/-/304… ←主権投票実施のベースとなった住民投票法自体も無効としたことがポイント。この法律は市民投票制度の制定によって州レベルで市民の決定権行使の場を拡大し、民主主義制度を改善する意味があった。
posted at 18:06:25続いて昨日はカタルーニャ州憲法草案を作成したことが原因で独立主義者の判事ビダルが3年間の職務停止処分になった。徴兵拒否を支援して徴兵制廃止に貢献をしたことでも人気のあるビダルは独立を争点とした9月の州議会選挙に出馬することになりそう。www.europapress.es/nacional/notic…
posted at 18:19:25カタルーニャ憲法「草案」の作成で判事が職務停止というのは明らかに表現の自由の侵害ということで、カタルーニャ以外からもパリまで行った首相ラホイを筆頭にシャルリー・エブドの件で表現の自由を声だかに叫んでいたPPへの批判の声が上がってる。 pic.twitter.com/uim0sYjHmo
posted at 18:41:31ラホイはパリの行進に参加したときに、出稼ぎを強いられてフランスに移民したスペイン人に取り囲まれて「マリアノ、こっち向け!」「卑怯者」「スペインに戻るな!」「泥棒」と散々罵倒される映像が話題になった。本当に何しにいったんだろう…。youtu.be/CeHiCX43k-o
posted at 18:47:43@midoriSW19 最近の見たことなかったんで今youtubeで見た。今はこんな感じなんですね。80年代に音楽批評家が「キリスト教民主的」ってコメントしてなるほどと思ったんですけど、その路線はあまり変わっていないみたい。スペイン保守でもアルモドバルを許容するのと同じライン。
posted at 18:59:31コラム:現実味増すギリシャのユーロ離脱 jp.reuters.com/article/jp_for… ←「今回のギリシャの要求に対し…南欧の国々も冷ややかな」のはスペインもポルトガルも政権党がメルケルと同じキリスト教民主だから。スペイン国内でPPはドイツ側につくなんてあり得ないと批判されている。
posted at 19:12:36ポルトガルは社会党(左)と社民党(右)の二大政党制なので政権党はポルトガル社会民主党という名称ですが、元欧州委員長バローゾの党であることからもわかるように中身は保守→www.eppgroup.eu/portugal ポルトガルはカーネーション革命があっただけあって軸が左に寄ってる。
posted at 19:22:51@midoriSW19 その通りで、五輪開催地選考のように事前の根回しで決まる投票の政治性を明らかしたのが先日のドキュメンタリーだったんですけど、自分たちが良いと思うものを理解してもらえないとスペイン人がユーロビジョンを通じて欧州との文化ギャップを感じていたことも興味深かった。
posted at 19:50:16@midoriSW19 お金がかかり過ぎるみたいですね。最近ビッグイベント化による文化の衰退の問題も議論になっている。非政治的な文化の政治的な利用に税金を使わないで、音楽を通じた交流を目指すなら地元に愛されるような音楽祭をもっと支援すればいいのに。生で良い音楽を聞くのが一番。
posted at 20:29:53@midoriSW19 オーストラリア? 英語圏だから? イスラエルもどうなんだろうって思っていたんですけど、すごい展開ですね。そこまで枠を広げられるなら、出費を負担できない国がごっそり抜けても大丈夫そうだ…。どこまで「ユーロ」を貫くか、今後の展開を楽しみにしてみます。
posted at 20:46:45南欧各地の音楽のエッセンスを寄せ集めていかにも「南欧」という音を出したのがレ・ネグレス・ベルト。猥雑な感じが魅力で、来日公演は今でも人生のベストライブ。1990年頃には彼らがフランスの移民バンドと呼ばれていたわけで、すごい変化を感じる。youtu.be/8yapXaWsZ9g
posted at 21:18:02レ・ネグレス・ベルトはホーンセクションが入るとさらにジプシー感がさらに倍増する。このPVの中にたくさん出てくる写真の中で、メンバーがナチス強制収容所囚人服姿のものがあるんだけど、やっぱりジプシーつながりなのかしら。一瞬はっとする。youtu.be/UY1v3WdztYA
posted at 21:24:11同時期に同じミクスチャー・バンドと呼ばれたマノ・ネグラと比べると、レ・ネグレス・ベルトのジプシー音楽の影響が良くわかる。両方ともホーンセクション、パーカッションを使っているけど、ラテンの影響が強いマノ・ネグラとはグルーブ感が全く違う。youtu.be/BoZbCUAngPI
posted at 21:32:14欧州のダンスミュージックの基礎にあるのが、ラテンと同じように身体が動く音でも、グルーブ感が違うジプシー音楽。ルンバの王ペレはこの違いを「ラテンの音は天に向かい、ジプシーの音は地に向かう」と表現してた。タラフの魅力はまさにその重さ。 youtu.be/FkcN4k9IV6Q
posted at 21:41:58ラテンと一括りにされるイタリア人やスペイン人もラテンアメリカの人たちのようには踊れない。欧州の人たちにとってラテンで踊るのはハードルが高いので、気軽に踊れる音として根強い人気を誇るのがラテンの音をジプシーのリズムで翻訳したルンバ。youtu.be/8dQUyCkxVI4
posted at 21:57:28@midoriSW19 私は、コンチータからすっかりYoutubeにはまってしまって、午前中が終わっちゃった…。
posted at 21:59:02最近フランスにジプシーのアイドルがいることを知ってルンバの根強い人気を再確認した。このケンジと大先輩ジプシー・キングスの共演の映像、会場がすごい盛り上がりでびっくり。それにしてもコロンビアのフアネスの大ヒット曲をルンバ・アレンジって…。youtu.be/MsUuIXr92Ro
posted at 22:10:45ケンジはフランス生まれのジプシー(ヒターノ) なのにこれでもかというほどのスペイン風味を前面に出してる。この曲のタイトルはずばり「ヒターノの色(スペイン語)」でサビもスペイン語。フランスでヒターノ=スペインというイメージは健在のよう。youtu.be/63K5VMx2BZM
posted at 22:23:49このケンジのプロデュースは10年以上前にスター誕生番組から生まれたアイドル、ダビィッド・ビスバルにそっくり。ビスバルはヒターノではないけど、歌唱力があるのでこういうフラメンコ歌謡的な路線ができた。ケンジもスター誕生番組がきっかけだとか。youtu.be/vUqYEh5gJ_c
posted at 22:34:21ビスバルは郷ひろみがカバーしてる→youtu.be/TRJ5GyIkPoc 同じく郷ひろみがカバーしたラテン100%のリッキー・マーティンと比べてみると、ビスバルのはラテンではなくてラテン風味のルンバということがわかると思う→youtu.be/n8F55puGHIs
posted at 22:45:05ラテン風味ルンバ路線はビスバルのオリジナルではなくて、スペイン歌謡界の伝統的ジャンルの一つ。例えば、ラファエルの92年の「スキャンダル」と比べるとスピード以外ほとんど変わってない。フラメンコとラテンの融合って最強の大衆音楽だなと思う。youtu.be/EDNepPvmeN4
posted at 22:54:41
2015年2月28日
@macomocom なるほど、リズムも混ざってるミクスチャーなんですね。音量でごり押しするような爆裂トランペットとパワフルなパーカッション、グルーブ感たっぷりのベースにカットギターの組み合わせがもの凄い疾走感で、四半世紀近く経ってから聞いてもめちゃめちゃかっこいい。
posted at 07:55:5190年頃フランスで花開いたパリ発ミクスチャーから10年。2000年前後にバルセロナで再びミクスチャーと呼ばれる音楽が生まれた中で、移民サウンドの最高峰は08001。様々な要素が絶妙なバランスで混ざり合っていて、奇跡的なまでの美しさ。youtu.be/e932i7yf6xQ
posted at 08:05:15スペインのレ・ネグレス・ベルトというか、21世紀の南欧の音にアラブの要素が不可欠と思わせてくれたのがチェブ・バロウスキ。ポータブルCDプレーヤー時代のアルバムは、一曲終わると次の曲のイントロが頭に浮かんでアルバム丸ごと聴きたくなる。youtu.be/NVvRukr380s
posted at 08:24:12