ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイをサルベージ。
理由というか事情はこちら→https://kyotofan.info/politics_society/20120925-30/
Twiiter社の新API仕様変更
・・・平たく言うなら
イーロン・マスクの傍若無人な我儘
・・・つーかさぁ、ナニコレ
【Twilogについてお知らせ】
本日、TwilogのAPI利用が停止されました。このため、誠に残念ですが今後Twilogが新規ツイートを取得することが不可能となりました。既に記録済みのツイートについては、当面はこれまで通り閲覧可能な状態で残したいと考えております。
— ロプロス (@ropross) April 5, 2023
ふざけんなよ!イーロン・マスク (-_-💢)
2017年7月3日
先週の木曜6/29にカタルーニャ州議会は独裁体制の司法行為は違法として、フランコ反乱軍占領からフランコ体制下(1938年4月〜1978年12月)にカタルーニャで実施された裁判を無効とする法案を全会一致で可決。ついにここまで来た。www.publico.es/public/parlame…
posted at 19:20:20昨日のマドリッドでは1939年に銃殺された労働組合員の埋葬が行われた。遺族は遺体を取り戻すため、2013年にフランコ体制の人道に対する罪の責任追及が進むアルゼンチン司法に訴えて、今年の5月にようやく遺体の掘り起こしと特定に漕ぎ着けた。www.eldiario.es/_276200dd
posted at 19:38:45今のスペインで起こっている社会の変革は、市民戦争ーフランコ独裁体制ー民主化といった歴史の流れを語る「公式の歴史」が崩れたことによって引き起こされているから、Podemosを始めとする新しい左派の動きに関しても、歴史的なコンテクストに触れていない分析や説明にはほとんど意味がない。
posted at 19:46:22先月Unidos Podemosはラホイへの不信任案を提出したUnidos Podemos。首相候補者として行ったスピーチでイグレシアスはスペインの現代史をおさらいした。Podemosの戦略に歴史が重要な意味を持つことをよく表してる。youtu.be/JiFwDgKQIp4
posted at 19:59:40「公式の歴史」が終わったことをよく表していたのが、先週祝われた独裁政権後初の選挙実施40年を祝う記念式典に、元国王フアン・カルロスが招待されなかったこと。「模範的な民主化プロセス」「国王が民主主義を護った」 という解釈は過去のもの。www.publico.es/politica/enfad…
posted at 20:11:56初の選挙実施40年を祝う記念式典におけるスピーチで、現国王フェリペはフランコ体制に言及するのに「独裁」という言葉を用いた。国王がフランコ体制を独裁と表現したのは初めて。こういう変化の上にPodemosの台頭を含む政治の変革がある。 www.publico.es/politica/rey-u…
posted at 20:37:00スペインが大きく変わりつつあることを示すキーワードが「多民族性」 。カタルーニャの問題を解決するためにUnidos Podemosが用いた概念で、PSOEもここに来て初めて党の理念の中にスペイン国家の多民族性という概念を取り入れた。www.publico.es/politica/psoe-…
posted at 20:45:35今後スペインに左派政権が成立する場合には、「国民国家スペイン」に別れを告げて、新たに「多民族国家スペイン」の建国を模索することになるはず。19世紀の段階で「国民国家」という形態の統治システムの限界にぶつかったスペインでは、数年前から「新たな国のかたち」を巡る議論も始まっていた。
posted at 20:53:54スペインの民主化開始の前に州大統領の帰国と自治州政府の再建が必要だったのは、カタルーニャに主権があることは歴史的事実だから。第二共和政の時点でカタルーニャの政治権力は自治州政府にあり、フランコ体制下では亡命自治州政府が存在していた。youtu.be/607yjSHZ0hw
posted at 21:07:2810月住民投票の問いが「共和国の形をとった独立国家となることを希望するか」であることによく表れているけど、カタルーニャの主権というテーマはナショナリズムではなくて、プルードンに影響を受けたスペイン独自の共和主義思想から発展したもの。www.afpbb.com/articles/-/313…
posted at 21:16:40スペインの共和主義は一種の革命思想になった。同じ過去を持つことが前提のナショナリズムとは異なり、同じ未来を持つことが前提なのでムヒカの同志だった元ゲリラのウルグアイ人がカタルーニャ独立主義者になることが起こる。 www.elconfidencial.com/espana/catalun… #Cataluña
posted at 21:26:00共和主義というと「自由、平等、友愛」というフランスのものを思い浮かべる人がほとんどだと思うけど、歴史的な成り立ちからスペインの共和主義はフランスのものとは大きく異なる。スペインの文脈では「共和政の実現」とは「農地改革の実施」を意味し、「民主主義」とは「公正な富の分配」のこと。
posted at 21:38:08
2017年7月4日
現在スペインの左派が用いる「多民族」 の概念はボリビア(Estado Plurinacional de Bolivia/Plurinational State of Bolivia)がモデル。外務省は「ボリビア多民族国」と訳してる。www.europapress.es/nacional/notic…
posted at 19:48:12メキシコでサパティスタが国民のあり方を一つに規定する国民国家では先住民が先住民のアイデンティティを維持したままで社会の一員になれないという問題点を指摘したこともあり、ボリビアは各々がそのアイデンティティを維持したまま一つの国を構成するために「多民族国」というモデルを採用した。
posted at 20:01:46ただスペインの場合、主権の問題は「下からの共和政への移行」を掲げて各地で続々と自治区宣言が行われたカントン革命から出てきたから、民族自治ではなく住民自治がベースで、固有の民族として存在する先住民のケースとは若干ニュアンスが異なる。youtu.be/4QbdbX-pmDc
posted at 20:14:37例えば、カタルーニャ人という固有の民族性を持つ集団が存在するわけではないので、カタルーニャの主権の問題は民族自決の原則に則るものではない。個人の自己決定権が積み重なった上にある共同体としての自己決定権の問題だから、個人の意思表示の手段としての「投票」にあんなにこだわってる。
posted at 20:21:34スペインで「固有の民族」という主張がされた歴史があるのはバスクだけ。それ以外の「NATION」は「民族」ではない。フランコ体制下では実際には存在しないスペイン人という民族を人工的に作りだそうとして、プロパガンダ映画も製作された。 youtu.be/1mMMz0YJyyk
posted at 20:35:26抽象的な言葉は歴史的なコンテクストで意味するもの変わる。カタルーニャ問題がスペインの国外に上手く伝わっていないのは、実際には民族問題ではないことを民族問題として説明されているから。スペインの中では、カタルーニャ人やガリシア人が民族として存在しないことは誰でもわかっているんだけど。
posted at 20:45:20スペインでの主権の問題には出自も母語も関係ないので、カタルーニャ以外で生まれた人やスペイン語を母語とする人がカタルーニャの独立を支持するために組織した市民プラットフォームがある。そこから独立主義政党ERCの議員になったのがルフィアン。youtu.be/X3fwMs5P5Sg
posted at 21:01:17
2017年7月22日
サパティスタとスペインの新左派を繋ぐのは1992年。この年にスペインだけでなくメキシコでも行われたコロンブス新大陸発見500年を祝う動きへの抗議運動が、その出発点の一つに刻まれている。ここから新自由主義グローバリゼーションを新たな植民地主義とみなす視点が共有されるようになった。
posted at 19:41:01サパティスタ蜂起がNAFTA発効日だったことやいわゆる「シアトル暴動」がWTOへの抗議だったことから、反グローバリゼーションは反自由貿易協定という狭い定義が広まったけど、2000年のバルセロナの反グローバリゼーション運動の中においては「移民」と「不当債務」が重要なテーマだった。
posted at 19:47:17そして、ラテンアメリカの動きと南欧の動きをつなぐ重要な鍵が不当債務の問題。そして、この不当債務というテーマが南欧の動きとアングロサクソン(米国のサンダースや英国のコービン)を動きを分けている。これを欧米の左派としてまとめて語ってしまうと、不当債務の問題が見えなくなってしまう。
posted at 19:53:07不当債務の問題は市民の大部分が知らないうちに自国が到底返せないほどの対外債務を抱えてしまうという状況で起こる。だから、国民の同意なしで国が借金を増やすことができた背景には民主主義の手続きに問題があるのでは?という疑問が出てきて、お金の使い方を民主的に決定できる政治が試みられる。
posted at 20:04:07ラテンアメリカにおいても南欧においても、新自由主義グローバリゼーションは債務国に対する融資の条件として強力に推し進められてきた。債務による支配構造を生み出すことから「新たな植民地主義」と呼ばれる。返済能力がないギリシャに融資を続けるのは債務が主従関係を維持するためのツールだから。
posted at 20:17:06新自由主義グローバリゼーションの問題点は、経済力で主従関係が決まる支配構造を正当化してること。個別の政策が問題なわけではないから、ルペンが反緊縮を掲げても新自由主義を批判しているわけではないし、トランプが自由貿易協定に反対してもグローバリゼーションを批判していることにはならない。
posted at 20:27:34スペインではZARAの創業者オルテガが公医療を支援するNGOに1000万ユーロ(約13億円)の寄付しようとしたら「もっと納税することで公医療を支えてくれ」と言って受け取り拒否された。富裕層の寄付が賞賛を受ける米国とは文化が全然違う。www.publico.es/economia/recha…
posted at 20:44:38莫大な寄付によって一私人が公医療に大きな影響力を持ちうるというのが問題視された。個人の寄付に依存するシステムはもはや公的システムではないわけで、税金として集めたお金をの使い道を国民の代表である議会が決定して国の予算として分配するのが、最も民主的な富の再分配の方法という考え方。
posted at 20:59:25
2017年9月16日
新しい段階に入りつつある「カタルーニャ問題」の14年間の流れを2分にまとめた映像。始まりが新自治憲章の制定であることからわかるけど、今問題になっているのは「カタルーニャの独立」ではなく、スペインで「決定権、主権は誰にあり、どのように行使されるべきか」という民主システムのあり方。 twitter.com/324cat/status/…
posted at 19:46:07「独立問題」と呼ばれているけど、経過を追うと問題の中心が独立ではなく脱中央集権化のプロセスの再開するか否かで揉めているのがわかる。第二共和政で脱中央集権化を進めていたのに市民戦争→独裁政権で頓挫。脱中央集権化を進める前提で始まった民主化は1981年クーデタ未遂で中断して今に至る。
posted at 19:56:12PP国民党が法的措置を取ってマドリードで予定されている「決定権を支持する集会」の開催を妨害してるのが何よりの証拠。「政府の決定は民主主義や共和主義のウィルスが他の州に飛び火するのを避けるため」という主催者という指摘は的を得ている。www.publico.es/politica/plata…
posted at 20:06:07ラホイ政権の動きを見ていると、阻止しようとしているのはカタルーニャの独立ではなくて住民投票による政策の決定ということがわかる。市民警察を投入して投票用紙の没収に躍起になっている。今日は投票を呼びかけるポスター10万枚が没収された。 www.huffingtonpost.es/2017/09/15/la-…
posted at 20:14:05市民警察は独立支持派メディアを家宅捜索したり、投票用紙を印刷しているとして印刷所に乗り込んだり、とても民主国家とは思えないことを行ってる。カタルーニャ州大統領もラホイ政権はフランコ政権ですら躊躇しただろうことを実行してるとコメント。www.publico.es/politica/puigd…
posted at 20:22:48カタルーニャ自治州政府が製作した投票呼びかけサイトに対しては裁判官が閉鎖命令を出した。非合法な住民投票が非合法なので、それを呼びかけることや投票用紙や投票箱を用意することも非合法という判断。投票場を用意する市長は逮捕すると脅してる。 shr.gs/sSiN1BF
posted at 20:37:26ラホイ政権は投票にかかった費用を公費の不正使用として投票に協力した政治家や高級官僚の私有財産から支払わせるための法的枠組みも作ってる。これで「にわか独立支持者」の保守派政治家がごっそりやめてカタルーニャ州政府の顔ぶれが大きく変わった。www.elperiodico.com/es/politica/20…
posted at 20:45:43非合法広告のためスペインのメディアでは放送できないカタルーニャ自治州政府の投票を呼びかけるスポット広告。アスナール政権がバスクへの牽制のために作ったからスペインの法律に「非合法な住民投票」というナンセンスなコンセプトあるという話。 youtu.be/s8_BqpeUydo
posted at 20:57:45スペイン中央政府はカタルーニャの財政を支配下に置き、公務員の給与も直接支払うことを決めた。資金の流れを止めるという手法は、ツィプラス政権がトロイカとの交渉を国民投票にかけた時にギリシャに対してEUが行ったのと全く同じ。問題は決定権。www.eldiario.es/_28f28204
posted at 21:02:55ここ数日のラホイ政権の動きは常軌を逸してて、ついには独立主義左派CUPの州議会議員が出る予定の集会に中止命令が下された。独立主義者の弾圧が始まったわけで、独立を巡る住民投票の実施を理由に独立主義の思想自体が再び非合法化される可能性も。www.eldiario.es/_28f28175
posted at 21:08:46フランコ政権下ではもちろんカタルーニャ独立主義は非合法思想だった。現在のカタルーニャで実質的に第一政党のERCカタルーニャ共和主義左派は、亡命していた州大統領タラデーリャスの政党だったにもかかわらず、合法化されるのにに時間がかかったので、民主化後最初の選挙には参加できなかった。
posted at 21:16:32「カタルーニャの独立問題」が外から見て全然わからないのは、本当はカタルーニャの民族問題ではないものがカタルーニャの民族問題として説明されているから。広大な植民地をマドリーから支配する宗主国としての地位が崩れたことで始まったスペインの脱中央集権化プロセスが再開しつつあるということ。
posted at 21:24:16州議会で住民投票法案採決のとき、退場したPP国民党が残したスペイン国旗をポデモス議員が取り去るということがあった。議員は「私の旗は家族が命をかけた共和国旗」と説明。「カタルーニャ問題」を理解するには共和主義の思想に立ち返ることが必要。shr.gs/ex5OYMb
posted at 21:36:47スペインの歴史の中では「共和政の実現」とは富の再分配と脱中央集権化の実現のことであって、君主制から共和制への移行という単なる政体の変更ではないからこそ、何度も挫折した。カタルーニャの外で独立運動を支持する人は、それがスペインでの共和政と社会変革の実現の第一歩になると考えている。
posted at 21:45:061934年にカタルーニャ共和国の樹立を宣言した州大統領コンパンチの所属政党がERCカタルーニャ共和主義左派であったことに表れているんだけど、カタルーニャの場合「独立主義」という思想は共和主義から派生したものであって、右派的なカタルーニャ民族主義の主張の中から生まれたわけではない。
posted at 21:55:40
2017年10月4日
国王のスピーチでPP国民党の狙いが明白になった。カタルーニャの主権問題から生じた混乱を理由にして、憲法改正か新憲法制定による自治制度廃止と中央集権化を目論んでる。スペイン王室は君主制をの維持という条件でPPと手を組むことにしたらしい。www.publico.es/politica/rey-a…
posted at 19:20:40「住民投票は違憲」を繰り返しながら最も憲法を尊重していないのがPP国民党。憲法に規定された手順を踏むことなく司法、財政、警察で介入して実質的にカタルーニャの自治を停止させてる。78年憲法に不満だった強硬な右派が立ち上げた政党で、アスナール以来右からの78年体制の崩壊を狙ってきた。
posted at 19:32:43PP国民党は王室も尊重していないので、興味深いのはフェリペがPP支持する姿勢を明確にしたこと。民主化後スペイン王室を支えてきたのは、左派の社会労働党PSOEだった。アスナールは首相時代に国王を差し置いて国家元首のように振舞ったので、前国王フアン・カルロスが立腹していたという話。
posted at 19:52:01極右の80%がPP国民党に投票すると言われているので、カタルーニャの住民投票に暴力的に介入したことはラホイ政権にとってはミスではなくて、有権者へのアピール。「PPは中道」と叫ぶ新勢力VOXが支持を伸ばしてきたので右傾化が進んでる。 www.publico.es/politica/extre…
posted at 20:02:53アスナール政権がマドリード列車爆破テロの犯人はETAと嘘をついたことで信用が地に落ちたPP国民党の救世主となったのがカタルーニャの主権問題。アスナールの後を継いだラホイはカタルーニャを攻撃することで右派の支持回復を図ったから、有権者の手前カタルーニャに対する強硬姿勢は崩せない。
posted at 20:12:32
2017年10月9日
日曜日にバルセロナで行われた「スペインの一体性」を擁護するデモは、保守メディアが「カタルーニャのサイレントマイノリティー=独立反対派がついに声をあげた」と声を揃える。権力層主導の政情安定化へのシナリオの中で重要な役割を果たすことに。www.ft.com/content/9ee01a…
posted at 19:22:21カタルーニャの独立反対のデモが極右勢力に引っ張られるのは「スペインの一体性」というコンセプトがスペインの極右の原型となってるファランへの「スペインの一体性は神聖不可侵」という思想に基づくものだから。www.publico.es/politica/pp-c-… vía @publico_es
posted at 19:34:0120世紀初頭にカタルーニャが「マンコムニタ」という組織の下に自治を始めようとした時にクーデターでスペインに軍事政権を成立させて妨害するという計画の顔役だったのがファランへの創設者プリモ・デ・リベラだった。この流れを汲む人々は自治制度自体がスペインの一体性を破壊していると考える。
posted at 19:43:10ファランへを継いだフランコは「ソ連に乗っ取られた共和国派の陣地にいるスペイン人を救う」を共和国政府への攻撃を正当化する口実に使った。日曜日のデモのスピーチを聞くと、カタルーニャへの強硬措置の正当化には「独立主義者に乗っ取られたカタルーニャにいるスペイン人を救う」が用いられそう。
posted at 19:54:22カタルーニャ独立反対のデモに参加したノーベル賞作家のバルガス=リョサはスピーチの中で「カタルーニャ州大統領プッチダモンはクーデタ支持者」と発言した。右派勢力は独立を巡る住民投票をクーデタと位置付けて独立派政党の非合法化まで狙ってる。www.publico.pt/2017/10/08/mun…
posted at 20:02:389月半ばの時点で81年のクーデタ未遂の首謀者のテヘロが「カタルーニャの住民投票は自分が行ったクーデタの企てと同じように裁いてくれ」と訴える書簡がメディアを騒がせていた。この時にすでに出来上がっていたシナリオが着々と進められてる。 www.huffingtonpost.es/2017/09/17/tej…
posted at 20:10:59右派主導のこの作戦があたかも中立な立場にあるように見せかける役割を果たしているのが、元欧州議会議長でPSOE社会労働党の閣僚経験者でもあるボレイとペルー出身のノーベル賞作家バルガス=リョサ。独立反対集会では二人とも国王フェリペと同じ路線で対話の可能性を排除したスピーチを行った。 twitter.com/elmundoes/stat…
posted at 20:18:09カタルーニャ独立反対集会に参加を決めたバルガス=リョサをわざわざPP国民党のスポークスマンで超強硬派のエルナンドがペルーまで迎えに行った。元々バルガス=リョサはPPととっても近い関係にあったのだけど、この調子だとスペイン政界に乗り出してきそう。文化相の座でも約束されたのかも。 twitter.com/eldiarioes/sta…
posted at 20:24:23現在のスペインの混乱を考えるには「どうしてカタルーニャは独立したいのか?」ではなくて「他の国ではできる独立を巡る住民投票がどうしてスペインではできないのか?」という問いを立てた方がいい。その鍵となる「スペインの一体性」を核に、かつての民主化と同じプロセスが目の前で起こっている。
posted at 20:38:04EUによる欧州の統合は各国の枠組みを単なる行政区分に変える計画で、各国の国籍の上にEU市民というカテゴリーを作った。EU市民は国籍に関係なく同じ権利を享受できるという建前なので、本当はスコットランド人ができた住民投票をカタルーニャ人が禁じられることがあってはならないのだけど。
posted at 20:46:10EU加盟国はEUに主権を譲渡しなければならないので、78年に制定されたスペイン憲法で規定されている主権のかなりの部分がすでにスペイン政府の手にはない。住民投票の権利の下にある表現の自由もEUの管轄なので、違憲判断はスペイン憲法裁ではなく欧州裁判所が判断するべきという主張もある。
posted at 20:52:44
2017年10月15日
介入しようと思えばできるのにEUが介入を拒んでいるもう一つの理由は、スペイン中央政府とカタルーニャの対立の根本的な原因が第二共和政にあること。ファシズム勢力に立ち向かう共和国政府を孤立無援にしてナチスの台頭を許した欧州諸国にとって、スペイン内戦は一刻も早く忘れてしまいたい過去。 twitter.com/HuffPostJapan/…
posted at 19:22:21カタルーニャ自治州政府が誕生したのは第二共和政だったから、カタルーニャの主権問題はスペインの第二共和政の正当性を認めるかという問題につながる。フランコ軍のクーデタの正当性を主張する人々は第二共和政の正当性を認めないので、共和国政府が認めたカタルーニャの主権も認めないというわけ。
posted at 19:28:39カタルーニャの住民投票を妨害するスペイン中央政府への抗議のため、アナルコサンジカリストのCGTなどがゼネストを呼びかけたのも、スペインにおいてはカタルーニャの主権を護るというのが反ファシズム闘争の一部となってるから。カタルーニャ独立主義がアナキズムの影響から生まれた名残でもある。 twitter.com/CGTCatalunya/s…
posted at 19:45:18今では「独立」というと「新たに国民国家を建国すること」を思い浮かべるけど、スペイン王国の植民地での反植民地運動=主権回復運動は「国民国家」や「国家ナショナリズム」という概念が一般化する前に始まった。「独立」とは「臣民から市民になること」で「完全な主権の行使の実現」ことを意味する。
posted at 19:53:30スペインで最初にナショナリズムを掲げた政党は1895年に生まれたPNVバスク民族主義党。現在もバスク州の政権党で、欧州の保守カトリック政党の原型になったとも言われる。ブルジョワにとって国家は市場だから広い方が良いというわけで、伝統的に保守ナショナリスト政党は自治を支持してきた。
posted at 20:06:38「独立国家として認める」と「主権を認める」は必ずしもイコールではなく、第二共和政は「主権を認めた」と理解しています。私が関心を持ってきたのは主権の問題で、今問題になっているのは独立の是非ではなくて主権の有無だという見解です。ramonbook.wordpress.com/2013/01/23/cat… twitter.com/mig76fk/status…
posted at 20:16:52
2017年10月30日
Podemosがカタルーニャの独立に反対の立場を取って独立に賛成票を投じたカタルーニャ州議会のPodem執行部から権限を取り上げる一方で、Podemosの創設に大きく寄与した反資本主義会派は新カタルーニャ共和国を認める声明を発表。www.eldiario.es/_29dd7881
posted at 18:42:18連合左派IUに参加するスペイン共産党PCEとは異なるコミュニズムを目指す人々が作った政治グループ反資本主義左派IAがPodemosに合流したものが反資本主義会派。PCEとIAの最も大きな違いの一つが主権問題だった。IAは独立支持ではないが主権は認めるというアナキストに近い立場。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:51:53「分離主義者に協力した」としてPodemos 潰しが本格化してきたから、Podemosにとってもこれからが正念場。音頭を取ってるのはエル・パイス紙で、口火となったのは9月中旬に出た「左派知識人」によるカタルーニャ住民投票反対声明。 politica.elpais.com/politica/2017/…
posted at 19:06:06「左派知識人のカタルーニャ住民投票反対声明」の仕掛け人がRecortes Cero。反緊縮を掲げる新たな左派勢力の一つという位置付けで、Podemosにはできない「左からスペインの一体性を護ること」ができる勢力として宣伝されてきた。www.elespanol.com/espana/2016061…
posted at 19:16:12欧州で移民に関するネガティブなコメントが全て排外主義勢力の養分になるように、スペインで「カタルーニャが悪い」と正面から言うことは極右勢力に塩を送ることになるから、Podemosを始めとする左派は「合法的なカタルーニャの住民投票実現」を掲げることでカタルーニャ批判を極力避けてきた。
posted at 19:23:53左からのカタルーニャ批判によって「カタルーニャが悪い」というスペイン極右勢力の主張に理があることになってしまった。声明発表から数日後、カタルーニャ問題を扱うUnidos Podemosの集会が極右勢力に包囲されるという事態が起こった。www.eldiario.es/_292290f6
posted at 19:30:54「スペインが右傾化するとカタルーニャが独立を叫ぶ」と言われるように、PP国民党ラホイ政権の右傾化がひどい。スペインの日10/12の軍事パレードのスローガンは、スペインの一体性を護る極右のデモと同じ「スペイン人であることの誇り」だった。politica.elpais.com/politica/2017/…
posted at 19:39:51スペインのメディアがナショナリズムと呼ぶのはバスク、カタルーニャ、ガリシアの周縁ナショナリズムのみ。「スペインのナショナリズム」は愛国心とされて問題視されないため、スペインの一体性の擁護もまた一つのナショナリズムだという認識が薄い。これが極右の勢力拡大を後押しすることになってる。
posted at 19:53:05極右勢力の主権派への嫌がらせが続いているのがバレンシア。ナショナルデイに主権派のデモが極右に襲撃されて負傷者が出たり、主権派の副知事オルトラの自宅に極右が押しかけたり。昨日は反ファシズムを掲げたデモが呼びかけられて、8千人以上が参加。www.publico.es/sociedad/agres…
posted at 20:06:49スペインの一体性を掲げる極右の台頭が抑えられてきたのは、スペインの多民族性を担保するカタルーニャやバスクなどの周縁ナショナリズムが存在してきたからで、それが弾圧されれば極右勢力が台頭するのは避けられない。だからこそ、主権派の左派はカタルーニャやバスクの主権を支持し続けてきた。
posted at 20:15:40最新の世論調査でPP国民党がをC’s市民にごそっと票を持って行かれたのは、カタルーニャ問題でC’sがPPよりも強硬姿勢で憲法自治停止条項155条の適用を迫っていたため。もともとC’sは反自治制度の中央集権化支持勢力として生まれた政党。www.publico.es/politica/crisi…
posted at 20:26:10スペイン中央とカタルーニャが正面衝突に成ったのは、カタルーニャ独立派はカタルーニャ共和国設立、元フランコ派のPP国民党は自治制度廃止と、それぞれ歴史的なチャンスを前にしてお互いに一歩も引けない状況だから、スペイン中央とカタルーニャの二つの政治機関が並行に存在することになりそう。
posted at 20:31:58直接に政権の崩壊を目指すのではなくて、それに変わる自治システムを構築して運営するのは「平行機関」「平行政府」と呼ばれる非暴力の市民的不服従の一つで、カタルーニャではすでに70年代民主化プロセスの中で計画されていた。20世紀スペインのアナキズム革命も政府を無視することで実行された。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:37:56
2017年11月5日
カタルーニャのアナキズム革命は州政府の機能不全で始まり、州政府の再建で収束に向かいました。つまり、政治権力が不在の間にのみ可能だったものなので「二重権力」とは呼べないと思います。彼らにとって「機関」とは「自治の動力」の意味で、自治のために張り巡らされたネットワークのことでした。 twitter.com/takagi_toshi/s…
posted at 19:37:29昨日バルセロナ近郊都市マタロで「スペインの一体性」を護るデモの後「スペイン万歳!」と叫ぶのを拒んだ通行人がデモ参加者に刺されるという事件があった。カタルーニャでは「スペインの一体性」を訴えるデモがあるたびに極右の暴力事件が起こる。 www.elperiodico.com/es/mataro/2017…
posted at 19:43:50社会労働党PSOEの閣僚経験者ボレイや元スペイン共産党総書記長フルトスが参加して極右色をカモフラージュしているけど、「スペインの一体性」を護る集会の主催団体SCC代表が極右のイデオロギーを持つ人物であることはスペインでは有名な話。www.publico.es/politica/ultra…
posted at 19:51:26すぐさまスペイン共産党PCEは元総書記フルトスの言動は党とは一切関係ないと公に明言した。フランコ独裁政権時代に「スペインの一体性の擁護」という大義名分で徹底的に弾圧されてきたコミュニストがフランコ派と同じ主張に賛同できるわけない。www.elmundo.es/espana/2017/10…
posted at 20:05:27コミュニズムもスペインの一体性に対する脅威だから極右化した政権に弾圧されるのは独立主義者だけではない。コミュニズム的な主張を訴えるガリシアのラップグループLa Insurgenciaのメンバー12人にテロ称揚の容疑で懲役2年の求刑。www.elperiodico.com/es/ocio-y-cult…
posted at 20:28:02元IU代表で最も影響力を持つコミュニストのアンギータはPP国民党ラホイ政権の155条の適用は違憲と指摘している。155条の適用方法を具体的に規定する法律が存在しないため、違憲とならない方法で155条を適用するのは不可能という見解。www.frentecivicosomosmayoria.es/2017/10/21/jul…
posted at 20:39:26今後のカタルーニャ問題の行方を考える上では、カタルーニャは違憲の住民投票によって合法性を逸脱したと訴えていたラホイ政権が、憲法155条の適用によって自らも合法性を逸脱した状況に足を踏み入れたことが重要。つまり78年憲法はカタルーニャからだけでなくスペイン中央からもぶち壊された。
posted at 20:50:02今後のスペインにとってはカタルーニャの帰属問題よりも、強権化するラホイ政権と急速に進む極右勢力の台頭の方が深刻な問題になる。カタルーニャ住民投票支持のデモ参加者の逮捕など、マドリードでは反ファシズム勢力への弾圧が厳しくなってる。 cadenaser.com/emisora/2017/1…
posted at 21:03:37昨日はビルバオでラホイ政権の155条適用に反対するデモがあった。ナショナリズムを批判する左派が最も避けるべきなのがスペイン・ナショナリストに取り込まれることなのに、今のところバスクの人々の方がラホイ政権の危なさをきちんと理解している。www.eitb.eus/es/noticias/po…
posted at 21:20:41
2017年11月12日
カタルーニャ州に続いて、ラホイ政権はマドリード市の財政への介入も決めた。完全な財政主権の侵害はカルメナ市長の下で反緊縮路線を進めるマドリード市政潰しが狙い。中央政府が絶対権力になる中央集権化で弾圧されるのはカタルーニャだけではない。 www.eldiario.es/_2a0d874a
posted at 19:58:57今週は政権党PP国民党の汚職調査委員会で国家警察の長官が証人喚問されて、首相のラホイ が裏給与を受け取っていたと証言した。本来であれば即辞任の大問題なのに、辞任する気配はまるでなく、マドリードで辞任要求デモもないという最悪の状況。www.eldiario.es/_2a12de25
posted at 20:12:17汚職問題で窮地に陥ったカタルーニャの保守政党CiUが権力維持に主権問題を利用したのと同じように、PP国民党も自分たちの汚職問題から目をそらすためにカタルーニャを利用してきた。誰が考えても、スペイン全体にとっては政権党で全国政党のPP国民党の汚職の方が一地方の帰属よりも深刻な問題なのに。
posted at 20:23:17マドリードの市民運動が弱体化したのは15Mの後PP国民党が弾圧を続けてきたからで、カルメナ市政誕生を支えた自主運営スペースも立ち退き強いられた。こういうマドリードの左派はカタルーニャの主権を護ることは自分たちの主権を護ることと考える。www.cuartopoder.es/espana/2016/11…
posted at 20:45:09マドリードでは人形劇の台本がテロ称揚にあたるとして逮捕される事件もあった。カタルーニャの住民投票の時には州警察のように覇権争いで中央に従わない警察組織があったからまだしも、他の地域で同じ規模の警察権力が投入されたらと思うとぞっとする。www.publico.es/politica/juez-…
posted at 20:59:22今のスペインは78年体制が完全に崩壊して、新しい体制で少しでも有利な立場をとろうと各陣営がしのぎを削っている状況で、誰も主導権を握れない混沌とした状態が数年は続く。日本でいう「政局」の問題なので、政治家のバックグラウンドや人脈を知らないと報道を追いかけてもあんまり意味がないかも。
posted at 21:16:12報道は政治家の行動を伝えるけれど、誰も主導権を握れていない状況では100%思い通りに行動できている政治家は一人もいない。状況が混沌とすればするほど本来の意図と実際の行動が乖離していくので、現実に起こる出来事を追っても彼らの意図は全くわからない。この意図を説明するのが政治アナリスト。
posted at 21:24:49
2017年12月12日
先週スペインでは君主制や政府、資本主義システムを批判するリリックがテロの称揚にあたるとしてラップグループLa Insurgencia のメンバー12人に懲役2年と1日+罰金4800ユーロ(約64万円)の判決が下った。2年と1日なのは2年だと執行猶予になるため。あまりにもひどい。www.publico.es/politica/insur…
posted at 19:56:48スペインでは刑罰が重すぎる判決が続いてる。バルで非番の警察官と揉めたのがテロ行為にあたるとして、8人の若者が合計で375年の懲役を求刑されたナバラのアルサスアの件では、さすがに欧州委員会が「刑罰は犯した行為に相応のものでなければならない」と懸念を表明した。bit.ly/2jBbE8u
posted at 20:27:05スペイン内務省がヘイトクライムの定義を刑法に勝手に作り変えていることも問題になっている。刑法に規定されているものから大きく外れた解釈をして、例えば「ホテルから警官が追い出された」「検察長官の死を茶化した」などをヘイトクライムの容疑で捜査してるといった具合。 www.publico.es/sociedad/liber…
posted at 20:36:19同時にラホイ政権はカタルーニャの独立主義イデオロギーを非合法化する準備も着々と進めている。スペイン最高裁は独立主義の「戦略委員会」メンバーの個々が果たした役割がわかる報告書が欲しいと、市民警察に独立支持の政党や市民組織の幹部の捜査を命じた。www.eldiario.es/_2ac31749
posted at 20:48:51結局EUはカタルーニャの問題に介入してきている。ラホイ政権がカタルーニャ州への強硬な介入を思いとどまって州議会選挙の実施に方針を転換したのは、EUからの圧力を受けているから。ただ、12月21日の選挙で事態が収束に向かわないことは明白で、再選挙の可能性もかなり大きい。
posted at 20:54:54BBCが「ETAは武装組織の側に武装解除をする用意があったのに、国家がそれを拒んだ世界で唯一のケース」と皮肉たっぷりの記事を載せていたけど、スペインが民主化以降も独立主義という政治イデオロギーを強硬に弾圧してきたのは周知の事実なのでEUもかなり警戒してる。www.bbc.com/mundo/noticias…
posted at 21:02:11最も国際的に有名なスペインの政治囚だったのがバスク独立主義左派のオテギ。彼の釈放を求める国際的な運動もあったのに結局刑期を満了した。現在は自由の身になったけど、最高裁の判断で2021年2月までは選挙に出れない。スペインに政治犯がいないなんて誰も信じない。 ramonbook.wordpress.com/2015/03/30/fre…
posted at 21:12:33政治犯という概念は司法的なものではないから、スペインを含めて刑法で政治犯を規定している国は存在しない。つまり、独裁政権だから政治犯が成立して、民主国家だから政治犯が成立しないということでもなく、スペインが民主化したからといって政治犯がなくなるわけでもない。directa.cat/disputa-pel-re…
posted at 22:08:49
2017年12月21日
今日のカタルーニャで行われているのは、実質的には州議会選挙ではないので選挙として眺めても何も見えてこない。敢えて言うなら、2015年7月にギリシャのツィプラス政権が行った緊縮の是非を問う国民投票が一番近いかも。シンボリックな面で重要な意味を持つけど、現状を打破する決定打にはならない。
posted at 19:13:43ラホイ政権が言うように、現行のスペインの制度ではカタルーニャには主権がないのでカタルーニャ内の動きでしかない州議会選挙で問題が解決するわけがない。カタルーニャ問題を根本的に解決する手段はスペインの総選挙しかないわけで、四大政党にとっては次の総選挙に向けた前哨戦という意味が大きい。
posted at 19:18:41もはやスペインの人々にとってカタルーニャの独立問題は重要な懸念事項ではなくなった。なのに、全国放送が党首討論も含めてカタルーニャの州選挙の様子を熱心に扱ってるのは総選挙のキャンペーンだから。どの陣営も今回の結果で事態が決定的に変わることはないとわかってる。 politica.elpais.com/politica/2017/…
posted at 19:28:12独立支持派と護憲派に分かれて争われていることになっている今回のカタルーニャ州選挙の結果から見えてくるのは、せいぜいスペインの前倒し総選挙のタイミングぐらい。この選挙のタイミングは目に見える獲得議席数では決まらないから、選挙結果の速報を追っても状況を把握するのにはあまり役立たない。
posted at 19:42:27支配層がコントロールを失ったカタルーニャがテーブルをひっくり返して混乱が起こると、バスクの支配層が部屋の隅でマドリードと交渉を始め、それを見たアンダルシアやバレンシアなど他の地域の支配層が新たな権力の配分を狙って大騒ぎを始めて収拾がつかなくなるというパターンがまた繰り返されてる。
posted at 19:51:45カタルーニャはいつも最初に持ち札を全部出してしまうから、スペインの新たなパワーバランスを決める決定的な出来事はカタルーニャでは起こらない。今後の流れに大きな影響を与えそうなのはPP国民党が覇権を握れないバスクやアンダルシア、あるいは大規模な抗議行動があったガリシアやムルシアあたり。
posted at 20:03:56やっぱりマドリード市政はこの件が命取りになりそう。ラホイ政権からのプレッシャーに耐えられなかったカルメナ市長が反緊縮財政の立役者の経済担当マトを解任して「変革の市長」誕生を支えた市民プラットフォーム「アオラ・マドリード」が空中分解状態。www.publico.es/politica/manue… twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:20:33マドリード市政の今後を考えると、最大の懸念事項は第三者機関が財務大臣モントロの財政への介入を問題視しているにもかかわらず、路上で中央政府の介入に抗議してカルメナ市政の反緊縮政策を擁護する動きが全くなかったこと。組織のない市民プラットフォーム型の弱点かも。 www.publico.es/politica/cese-…
posted at 20:36:30マドリードの状況がかなり深刻なのは、左派のふりをした極右勢力が左派の反緊縮の挫折を心待ちにして準備を整えていること。カルメナ市政が潰されたら、次に出てくるのは反緊縮を掲げる極右勢力で、カタルーニャ問題が一段落したら反移民・反イスラムに舵を切って他の欧州諸国と足並みをそろえる計画。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:48:46
2017年12月24日
EUから圧力で憲法155条によるカタルーニャの直接統治を諦めて州選挙実施を受け入れたラホイ政権の弱腰の姿勢に対して、PP国民党の支持層である右派界隈から批判が高まってる。年が明けたらリベラのC’sがハシゴを外して国会解散→総選挙になる可能性が濃厚になってきた。スペインはまた、選挙か。。。
posted at 19:55:50C’sはPSOEやPodemosの支持基盤に切り込むために主張をソフト化するから、PP国民党もすべてラホイの責任にして右に舵を切れば(副首相などを釈放しないのはその準備)さほど議席を失うことにはならない。C’sとPPで過半数も夢ではないので、自治制度を廃止に追い込む千載一遇チャンスを逃すわけもない。
posted at 20:05:28結局先日のカタルーニャ州選挙は国際社会では実質的な住民投票として受け止められたから、スペインで次の総選挙は「スペインの一体性を脅かす自治制度を廃止するかどうか」を争点にした国民投票として機能する。スペインの人々が主権を行使して民主的に自治の廃止の道を選んだという形にするのが狙い。
posted at 20:12:57ラホイ政権に総選挙実施の圧力を外部からかけてきているのが、カタルーニャ州選挙でC’sのキャンペーンに元首相ヴァルスを送り込んできたフランス。カタルーニャやバスクの独立主義者の弾圧には常にフランスの協力が不可欠だったわけで、今回もフランスとがっつり組んでる。elpais.com/ccaa/2017/12/1…
posted at 20:20:24ネオリベ路線のEUを続けるために、賞味期限切れになりつつあるメルケルのドイツからマクロンのフランスに主導権を移すことが急がれている。以前からマクロンの盟友となる役割を期待されてきたのがC’sのリベラで、フランス大統領選の時期からマクロン勢力とリベラのC’sは兄弟政党のような関係にある。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:31:00元スペイン首相でPP国民党の元党首でもあるアスナール率いるシンクタンクFAESも「マクロンが改革を進められなければフランスは終わり」と主張している。アスナールは現在古巣のPP国民党からC’s支持に乗り換えて総選挙実施に向けて圧力かけてて、うんざりするほどあからさま。 www.expansion.com/agencia/europa…
posted at 20:40:56労働者階級の参加が完全に排除された議会制民主主義制度の中で、政党を通じて勝手な駆け引きを行う支配層。その時代に生まれたCNTやUGTという労働組合は労働者が議会の外から強引に政治参加するためのツールで、サンディカリズムは支配者層の争いに対する民衆側からの殴り込みのようなものだった。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:57:44アナルコサンディカリズムは既存のシステムをぶち壊す力として働く民衆運動であって、政党を中心にした議会制民主主義を補完する役割を担う現在の労働組合や社会/市民運動とは異なる性質を持ってた。民衆運動と社会/市民運動は根本的に違うもので、その区別がとても重要。
posted at 21:03:07