Rita Segato, la feminista cuyas tesis inspiraron ‘Un violador en tu camino’: “La violación no es un acto sexual, es un acto de poder, de dominación, es un acto político”
https://www.bbc.com/mundo/noticias-50735010
バクーニンのラディカルさは、女性は子どもを産むためや家族の面倒を見るために存在しているのではなく、男性と同じように一人の人間として自分自身の人生を生きる権利があると主張したことにある。バクーニン派が多数派になったスペインでは、女性解放がアナキズム革命の重要な目標の一つとなった。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
自給自足を目指すと労働力の再生産も賄う必要があるから、労働力の再生産である出産と子育ての重要性が必然的に高まる。プルードンが女性の社会的役割に疑問を持たなかったのは、女性は出産して家族の世話をするものという前提が崩れると彼の理想とするモデルは成立しえないからで、当然といえば当然。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
プルードンは農村に希望を見ていた一方で、バクーニンは故郷ロシアの伝統的な農村が家父長制で役割を固定することで女性の労働力を搾取していると批判した。さらに、伝統的な家族の価値観が強いから、男性パートナーを持つことを拒否する女性(妻でも母でもない)には社会的役割がなく居場所がない。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
資本主義社会で生き延びるためには賃金労働者になる必要があるのに、女性に妻や母以外の社会的役割を認めない家父長制社会は女性が賃金労働につくハードルを上げる。無理矢理結婚させようとする父親から逃げて生き延びるために移民しなければならなかった女性も数多く、その一人がエマ・ゴールドマン。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
エマ・ゴールドマンは、タチアナ・バクーニンと一緒で父親の決めた相手との結婚を拒否することが反逆の出発点にある。言ってみれば、ゴールドマンはアナキストになる前に反家父長制を実践していた。彼女は米国のアナキストとして紹介されることが多いけど、バックボーンはバクーニンと同じ帝政ロシア。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
興味深いことに、賃金労働の登場によって女性は家父長制から逃げる手段を手に入れた。19世紀のスペインでは、タバコ工場や繊維工場で働く賃金労働者の女性たちが女性解放運動の担い手となり、女性が男性に依存せずに生きられる社会を作ろうとした。家父長制支持者はそんな彼女たちをアナキストと呼ぶ。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
賃金労働には労働力の搾取を可視化するという機能がある。この目的で行われたのが『キャリバンと魔女』の著者でフェデリチ(イタリア出身)らが参加した「家事に賃金を!」。この運動は60-70年代イタリアのアウトノミア運動の中にあった女性差別の問題に出発点があるので、アナキズムの影響も強い。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
賃金による搾取の可視化は貨幣経済で機能する。アナキストは貨幣や賃金に反対では?と聞かれることがあるけど、スペイン革命の時にも貨幣を廃止したのは農村部だけで、都市部では同一賃金が実施された。搾取の構造が解消される前に貨幣や賃金を廃止すると搾取が不可視化されて存続する危険があるから。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
現在の資本主義の危機は、新自由主義で労働市場(賃金)による富の再分配が機能不全に陥ったことが原因。労働市場に国家が替わるというのがベーシックインカムの基本的な考え方だけど、個人の国家への依存度が高まるのがどうも歓迎できない。家父長制の国家では女性の権利はあっという間に後退する。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
バクーニンの掲げた反家父長制に賛同して女性の賃金労働者が始めたのがスペインの女性解放運動だった。これに対して家父長制の既得権益者である教会とブルジョワが始めたのが女性参政権運動なので、この二つは激しくぶつかり合った。現在公式なフェミニズムとして語られるのは女性参政権運動の歴史。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
エマ・ゴールドマンは主流の女性参政権運動家(フェミニスト)に噛み付いた異端という扱いだけど、時系列で見るとゴールドマンが支持した家父長制に反対する女性解放運動の覇権が家父長制を温存する役割の女性参政権運動に奪われていく。目の当たりにしていたゴールドマンはさぞかし悔しかっただろう。
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
家父長制を巡る二つのフェミニズムの潮流は現在も続いている。昨年日本でも国家権力を批判するチリ発フェミニズム運動が話題になったから、米国発me too運動との違いが説明しやすくなった。現在でもスペイン語圏のフェミニズムにはアナキズムの女性解放運動の影響が色濃く、反家父長制が前面に出る。 https://t.co/a7aZ2TWPZe
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020
「レイプしたのはあなただ」
「私のせいじゃない。私のいた場所や服のせいでもない」南米チリの女性たちが始めた“あるダンス”が、女性に向けられる暴力、その被害を見過ごし、助長する警察や司法を痛烈に批判するムーブメントとなって、世界中に広がっています。 #UnVioladorEnTuCamino pic.twitter.com/TTuk2TDuLm
— BuzzFeed Japan News (@BFJNews) December 6, 2019
「レイプしたのはあなた」 の詩の原案者がアルゼンチン出身の人類学者リタ・セガト。レイプ犯の心理研究の第一人者で「レイプ犯を駆り立てるのは性欲ではなく支配欲」と指摘した。フェデリチと並んで近年のスペイン語圏の反家父長制フェミニズムに大きな影響を与えている。 https://t.co/yS57KXcH8V
— ramonbook (@ramonbookprj) August 22, 2020