BBCニュース ― 城の床板にこっそり、大工が書いた19世紀フランス農村の赤裸々な秘密【BBC 2018年7月19日】
BBCニュース – 城の床板にこっそり、大工が書いた19世紀フランス農村の赤裸々な秘密 https://t.co/mWxBypRBt7
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) July 19, 2018
19世紀の女性が教会を恨んだ理由の一つが子どもを失った母親の悲しみに全く寄り添わなかったこと。教会は産ませることにしか興味がないという典型的家父長制的姿勢をとった。こうした女性の救いとなったのがカルデックのスピリティズムと言われてる。スペイン語圏の女性解放運動に大きな影響を与えた。 https://t.co/CbKJOKSzfM
— ramonbook (@ramonbookprj) September 13, 2020
農村部で子どもが多かったのは避妊方法がなかったからで、労働力が必要という理由で子どもを作っていたわけではない。これはフランスの例だけど、育てきれないほど産むことになるわけで、出産によって身体だけでなく心も傷つけられる女性が後を絶たなかった。ここからも出産と女性解放が強く結び付く。 https://t.co/BDwpBRDMU5
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人口論のマルサスの影響で貧困対策という観点で避妊に興味を持ったのが19世紀のアナキスト。アナキズムが労働者階級に急速に浸透した理由の一つが避妊法を教えたことにあった。この避妊や出産を女性の主権の問題として理論化したのがエマ・ゴールドマンだから、アナルコフェミニズムの創始者とされる。
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ここ数年優生思想的という理由で中絶に反対する超保守カトリックが勢力を伸ばしてきた。強固な中絶反対派はトランプやボルソナロの支持基盤で、スペインの極右の台頭を支える層でもある。スペイン語圏でフェミニズムが活発になってきた背景には、中絶を禁止する政治的動きが高まってきたことが大きい。 https://t.co/KHzaY78M68
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スペインのフェミニズム再燃の契機になったのも、カトリック右派PP国民党政権の中絶を限りなく不可能にする法改正だった。廃案になった時、PPの政治家は何があっても辞任しないのに、教会の期待に応えられなかったことで法相が引責辞任して驚いた。教会の持つ政治的な権力に興味を持つきっかけだった。 https://t.co/3v2pKLOaRt
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ラホイ政権の中絶法案に関して法相は「女性が真の女性と感じられるように法改正を行う」と言っていた。家父長制においては女性に生まれた人は皆子どもが産みたくて仕方ないという前提で物事が決められるという一例。だから、家父長制の社会では産まない自由の担保として中絶や避妊の権利が重要になる。
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フェデリチの『キャリバンと魔女』では中絶や避妊を実践する人を教会が「異端」として徹底的に排除していく歴史が語られる。もし女性に生まれた人は皆子どもが産みたくて仕方ないというのならば、中絶や避妊を禁じる必要はないはずなのに。現実は違うから、家父長制は女性の主体性を認めようとしない。
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