窮屈で殺伐として生きづらくなってしまった現在の日本社会。何をどのように変えるべきなのか考えるときに、いつも知識とヒントを与えてくれるのが、ramonbook[@ramonbookprj]さんのツイートです。一昔前に比べて質・量ともに少なくなったとはいえ、英仏語圏とドイツの知見を日本語で紹介してくれる人は一定数いますが、スペイン語圏の情報はサッカーを除けば皆無といっていいほど入ってきませんので、スペインやラテンアメリカの情報を積極的に紹介してくれるramonbookさんの存在は、とても貴重です。
ここ最近は特に家父長制、ファシズム、そして時節柄?IOCとオリンピックについての考察をツイートしていらっしゃるので、拙サイトで紹介したいと思います。
ヘイマーケット事件から今年で135年。これだけ技術が進歩したのに、未だ8時間が標準労働時間ってどう考えてもおかしい。そもそも、当時の労働者はそれ以上働かせると違法になる限界として8時間を求めたはずなんだから、現在のシステムで残業代として割増賃金を払えば合法になるのはさらにおかしい。 https://t.co/XbWWziU9tO
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
ヘイマーケット事件に関わる女性アナキストといえば、奴隷の母親の元に生まれたルーシー・パーソンズ。「シカゴの殉教者」の一人アルバート・パーソンズのパートナーで演説に素晴らしい才能を発揮した。エマ・ゴールドマンと並ぶ存在だし、もっと注目されるべき人物と思う。https://t.co/SLhZEJo9U1
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
「米国のアナキスト」と形容されるエマ・ゴールドマンだけど、ドイツ語が堪能だったエマがアナキストとして活動を始めたのはドイツ系移民の界隈で、最初は英語でスピーチしていなかった。彼女のアナキズムは欧州の影響が強いから「米国のアナキスト」を象徴するのはルーシー・パーソンズの方だろうな。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
家父長制には男に従属する女性しか見えないから、妻/母でない女性は社会制度の設計で無視される。政府の「女性支援」は妻/母の支援になり、夫も子どももいない女性には届かない。これに賃金の女性差別が加わると女性は生存のために結婚/出産せざるえない状況に置かれる。https://t.co/fEMtxyBAhs
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
「当時、調べに対し「邪魔だった。痛い思いをさせればいなくなると思った」と供述していた」のところ、加害者のあまりにも身勝手な言い分に言葉が出ない。。この事件はスペイン語圏だったら間違いなくフェミサイド (女性を標的とした殺人)のカテゴリーに入る案件だと思う。https://t.co/fEMtxyBAhs
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
母親支援は家族の支援で女性の支援ではない。家父長制の社会に女性として生まれると小さい頃から他人のケアを最優先するように教育される。その結果、ケアの対象になることに罪悪感を持つようになり、さらに子どもがいないことに心苦しさを持たされるから、公的支援を求めるハードルがさらに上がる。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
自民党の女性支援は母親支援以外の何物でもないから、女性が働きやすい環境になったと言われるけど、子どものいない私の置かれている状況はフルタイムの賃労働を始めた約30年前とさほど変わってない。結局、子どものいる/いないで必要とするものが変わってくるわけで、支援も異なるアプローチが必要。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
そもそも女性解放運動は「女性に生まれたからといって一まとめにして社会的役割を妻や母に限定するな」というところから始まったのだから、女性を一まとめにして支援する制度が作れるわけない。『青鞜』の時代から既婚と未婚の利害は一致しなかったわけで、各々が自分の要求を主張していく必要がある。 https://t.co/MiOBkmEty5
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
「家族の幸せが母の幸せ」などが典型だけど、女性の自己犠牲を美談にする家父長制は他者のメリットになることを、あたかも本人のメリットであるかのように提示してくる。集団のための自己犠牲の美化は一直線にファシズム/全体主義とつながってるので、その扱いには十分に気をつけないといけない。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 1, 2021
本当に家父長制社会って母親が好き。百歩譲って20代はともかく、中高年に「母親になってほしい人」を聞く意味がわからないし、いい大人が答えるのもどうかと思う。構成員のカテゴリーが「母親=世話する人」と「子ども=世話される人」の二つしかないのが家父長制なんだよな。https://t.co/R11aWnd7qv
— ramonbook (@ramonbookprj) May 7, 2021
家父長制は表面上は「良妻賢母」とか言うけど、自己犠牲を厭わずに家族の世話をする母親が家庭にいれば良いので、夫と対等な関係になりうる妻には実際は興味がない。だから母性本能がある女性は生まれながらに母親と主張し、女性と見れば赤の他人にも母親のように振る舞うことを求めるからタチが悪い。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 8, 2021
家父長制は本質的に全ての女性が母親であることを前提にした母親依存システムだから「少子化」が怖くて仕方ない。でも、彼らの恐怖は子どもが減ることではなくて母親が減ることだと考えると、女性に出産させることには熱心だけど、子どもを育てることには一切興味がない家父長制の特徴も理解できる。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 8, 2021
自民党政権を見てると責任感のなさに呆れるけど、都合の悪いことは全て母親/妻に決断させて一切責任を取らずに生きてきたんだろうし、そういう男性が評価されるのが家父長制の組織。だから、緊急事態の要職の責務は決断なのに、それができる人がいない。家父長制は害悪でしかないから壊すしかないな。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 8, 2021
コロナ禍でいい年した男性ばかりが揃った自民党政権の態度が頭にくるのは、都合の悪いことを妻に押し付けるの夫にしか見えないからだよな。「それ(コロナ対策)は俺の仕事じゃないから、お前がなんとかしろ」を「自粛」と名付けて延々と繰り返してる。母親が必要な子どものくせに政権運営するなよ。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 8, 2021
私の家父長制を巡るツイートは、バクーニンに始まるアナキズムの家父長制批判をベースにして、先住民フェミニズムの影響であらゆる搾取のシステムを包括する言葉として家父長制を再定義したスペイン語圏の議論を日本のケースに当てはめたもの。興味のある方はこちらもどうぞ。https://t.co/cGchu42eVB
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
フェデリチが「私たちはマルクスより現状を把握している」と言うのが好きで、20世紀前半に存在しなかった新自由主義に対抗するには、家父長制のアップデートが不可欠と考えてる。家父長制と新自由主義の下で天然資源とみなされた女性の身体の囲い込みが始まっているのが現状。https://t.co/uF26uo5IOm
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
アナキズムは権力構造を見極めて解体する思想なので、家父長制の分析にもとても役立つ。家父長制は権力構造であり続けるために社会が変化すると微調整を行い、調整弁の役割を担っているのが女性/母親だから、社会の変化に合わせて「共働きは可哀想」から「ワーママが素敵!」へと理想モデルが変わる。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
家父長制を支えているのは、この記事みたいによく考えると何かおかしいけど当たり前になっていること。家父長制は強固な制度というより、ハード/組織とソフト/文化的価値観が複雑に絡み合った有機的な運動体に近いということを、私はスペインのフランコ体制の研究で知った。https://t.co/R11aWnd7qv
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
日本で「家族」と呼ばれているものは家父長=権力者と母親=無償のケア労働の担い手の組合せを基本とする単位で、そこには夫も父親も妻もいないのが日本の家父長制の特徴。搾取される人(母親/労働者)なしに搾取する人(家父長/資本家)は存在できないから、女性に結婚/出産しろという圧がかかる。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
日本の婚姻制度は家父長=権力者と母親=無償のケア労働の担い手というペアを作り出す役割を果たす。妻が夫の姓を名乗ることで無償のケア労働の担い手が実質的に権力者の所有物とみなされる。家父長制支持者が夫婦別姓に強固に反対するのは、男性が女性の身体を私有化する仕組みを護りたいからだろう。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
家父長制はドイツ、イタリア、スペインとファシズム/全体主義体制のベースであり、その最大の功績は母性を女性の神秘性や固有性と一体化させたこと指摘するのがこの記事。日本の自民党を見るときにも「ファシズム・家父長制・母親」からのアプローチはとても有効だと思う。https://t.co/Ffifco2rss
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
「女性たちは国家の家父長制的な政策に養われたファシズム体制の未来の英雄を産んで育てることになる」「ファシズムは常に国家を通じて女性を抑圧して男性と同じ権利を持てないような政策を用いようとした」「フランコ体制は子どもの多い家族に対する支援を促進し、服従の母性でカモフラージュした」
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
コーツの「この子たちが夢をかなえるためにやっている」は子どもをダシに使う家父長制の発言の典型。「JOC会長は森さんでないとダメ」と内部から森をかばう動きがあったのも本体から家父長制組織だったからか。バルセロナ五輪の時のIOC会長サマランチもフランコ派だったな。https://t.co/bWyGo8ixIW
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
日本の家父長制は文化や伝統と関連付けて説明されがちだけど、新自由主義がイデオロギーであるように家父長制もイデオロギーだから、同じような主張をする人たちが世界中にいる。固有の伝統や文化だから護るべきと主張する家父長制主義者の言い分に従えば、独自性のかけらもないので保護は一切不要。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 9, 2021
そういえば出生数の減少を「少子化」と名付けるのも、産む主体の女性が完全に透明化されてて、いかにも家父長制的な発想。産むか産まないかの決定権は女性にあるという前提に立てば「少産化」と呼んだ方が良い。同じ理由で「代理出産」より行為の主体が明示されてる「代理母」が適切な呼び方と思う。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
「何をどう呼ぶか」にはイデオロギーの影響が強く出る。20世紀初頭日本に「バースコントロール」の概念が入ってきた時「産児制限」の訳語が当てられたけど「産児調整」と訳されていたら印象が違っていたはず。「少子化」を「少産化」に呼び変えるだけでも、いわゆる「少子化問題」の見え方が変わる。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
呼び名といえば、日本は法律婚が優遇されて事実婚では同じ権利が持てない法制度だから、法的な差別があることを可視化するため、法律婚は夫や妻、事実婚はパートナーなどと現実のステータスで使い分けた方がいい。使い分けが個人の好みになると不平等な構造が見えにくくなる。https://t.co/4XmdFz7eYy
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
搾取や支配の構造の裏には法外な権利の付与がつきもの。日本に必要なのは、紙切れ一枚役所に提出するだけで片方が長年用いてきた姓を変更するような大幅な譲歩を強制される法律婚の制度の見直しと思う。結婚を重要な人生イベントとして捉えるわりに、実際の手続きが異様に簡単なのは日本の婚姻の特徴。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
相手をどう呼ぶかの議論には「個人の選択/努力で現実は変えられるはず」という新自由主義的な価値観が透けて見える。婚姻制度が二人の関係性の中に権力構造を規定するものである以上、個人の努力で変えるには限界がある。夫婦同姓とか様々な規定がある時点で婚姻関係に個人の自由が入る余地ないし。 https://t.co/nNGfTyvnbs
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
この「パートナー」とか「相方」とかは、ビジネス指南で「フラットな職場にしよう」とか言って上司と部下が「さん付け」で呼び合うのと全く同じ。そこにある上下関係は揺らがないのに、当事者だけが何かが変わった気になるという。そもそも搾取や権力構造を見えなくするのが新自由主義の役割だけど。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
日本の男尊女卑と女性差別の根本的な原因は現行の婚姻制度だと思う。日本の法律婚の実質的な中身は「生殖を目的にした男女の組み合わせに法的保護を与える」というもの。女性の身体は生殖のために男性が所有できるツールという前提のままで、小手先の修正をしても平等な関係性なんて築けるわけない。 https://t.co/ZU1nGsBWRA
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
結婚で負う経済的リスクが男女間で不平等なことが見事に可視化されてる。「男性のホームレスには結婚経験がない人が半数以上もいるのですが、女性の場合、9割近くに結婚歴(内縁関係含む)があり、そのうち半数以上が複数回しています」女性は結婚の失敗が貧困に直結する構図。https://t.co/2WA8oNeLD4
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
女性が「女の幸せ」を実践すると自立から遠ざかる家父長制の罠→「彼女たちの多くは自らの重要な決断をする際、他者の意見や存在を考慮し、それに大きく影響されていた。女性に求められてきた社会的な期待に沿うことは、「自分で選択できる自立した生」とは矛盾するのです」https://t.co/2WA8oNeLD4
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
日本で生きる女性の息苦しさの原因は、合理的に考えれば明らかに相手の利益になることなのに、無理矢理自分の利益であると変換して受け入れないと社会の規範から外れることだと思う。家父長制は「女の幸せ」と名付けるけど、主体性を手放してしまったら「人間としての幸福」が手に入るわけがない。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 16, 2021
非の打ち所がない家父長制思考だな。結婚で女性の身体が避妊に無頓着な男性の所有化に入れば妊娠出産が増えるはずという思考回路だから結婚にこだわる。女性が身体の主権を獲得するプロセスである性教育に頑なに反対したり、避妊や中絶へのアクセスを困難にするのも同じ理由。 https://t.co/ou6uD4uEjw
— ramonbook (@ramonbookprj) May 21, 2021
家父長制の「婚姻数の増加=出生数の増加」理論を支えているのが「女はみんな母親になりたいはず」という信念とも言える強固な思い込み。その延長線上に妻に対する「俺のおかげで母親になれたんだからお前は感謝して当然」という夫側の身勝手な思考が生まれるから、出産後にDVが始まるケースが増える。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 21, 2021
家父長制は男性のために母を必要とする。母を持ち上げるのは「母になりたい女性を母にしてあげた男性=家族のいる男」を一人前の男と評価するためで、母という属性を評価しているわけではない。女性の身体を男性の自己実現のための道具と認識するから、母親賞賛と女性蔑視が矛盾することなく両立する。 https://t.co/E80ZObhWVv
— ramonbook (@ramonbookprj) May 21, 2021
家父長制が「妻にも母にもなりたくない女性」を攻撃するのは、その存在が男性の自己実現を阻害してると考えるため。家父長制の特徴は所有と自己実現が密接に結びついていることなので、自己は所有するもので規定されると考えるリベラルと共栄共存してきたし、今も両輪として私有制と資本主義を支える。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 21, 2021
また家父長制が「妻にも母にもなりたくない女性」を無視するのは、その存在を認めると「女はみんな母親になりたいはず」という前提の上に築き上げてきた物語が崩壊するため。自分たちにとって「妻にも母にもなりたくない女性」が最大の脅威と知っているから、家父長制は単身女性を攻撃/透明化する。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 21, 2021
自民党が大嫌いな「妻にも母にもなりたくない女性」は自分の存在そのものが家父長制を苛立たせていることに自覚的になった方が絶対良い。これがアナルコフェミが言う「生存こそが抵抗の行為である」の意味するところで、自民党が象徴する日本社会を支配する権力構造に対して強力な反対勢力となりうる。 https://t.co/zRBxcA1zbo
— ramonbook (@ramonbookprj) May 21, 2021
資本主義の下で家父長制がどのように女性を攻撃するのかを説くのがフェデリチの『賃金の家父長制』。無償の再生産労働が男女の賃金格差を正当化するから、女性だとフルタイムで働いても独立した生計を立てられない状況に陥る。賃金の家父長制に最も苦しめられるのが単身女性。https://t.co/uiF8i3ThqZ
— ramonbook (@ramonbookprj) May 23, 2021
この事件が「フェミサイド 」だと思ったのは、彼女を次第に追い詰めていったのが家父長制の社会だったから。家父長制はシステムなので、賃金体系、婚姻制度、避妊や中絶へのアクセス、性教育、裁判の判例、社会規範など一見バラバラなものが複雑に絡み合った仕組みが社会として個人の前に立ち塞がる。 https://t.co/SYcrRD1BGs
— ramonbook (@ramonbookprj) May 23, 2021
家父長制は単なる男尊女卑ではないから、日本でも家父長制を批判するときにスペイン語圏で用られる「女性に対する戦争」の概念が必要だと思った。「レイプ犯はあなた」で有名になったリタ・セガートの著作名で、家父長制によって女性の生存が脅かされる状況を端的に表してる。https://t.co/SjpCSjRTmc
— ramonbook (@ramonbookprj) May 23, 2021
単身女性のテーマに興味のある方は『ひとり暮しの戦後史』がおすすめ。単身女性が直面する問題が「低賃金と住居」で現在と全く変わってないことに驚くはず。資本主義社会で賃金の問題は人命に関わるのに、具体的な対策もなく長年放置されてきたのは社会が家父長制である証拠。https://t.co/XkLkKDvAay
— ramonbook (@ramonbookprj) May 23, 2021
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ひとり暮らしの戦後史 戦中世代の婦人たち 岩波新書 / 塩沢美代子 【新書】 価格:902円 |
家父長制が社会のセーフティネットとして家族しか想定しないのは、再生産労働を家庭内の無償労働にすると資本主義的には社会コストが抑えられるため。家庭内の問題になり女性が負担を被ると「貧困問題」が「女性の問題」に変換されて家父長制には見えなくなるから、「家族の絆が強い」と美化するわけ。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 23, 2021
妻となっていても、母となっていても、あらゆる女性には単身女性となる可能性があるのだから、女性解放とは単身女性の生存が保障されることでなければならないはず。日本の現状では生存のために妻や母になった女性も少なくないと思うので「妻にも母にもなりたくない女性」という表現を使ってみている。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 23, 2021
バクーニンが家父長制の組織として国家、教会、家族への反対を掲げてから、家父長制批判はアナキズムの重要なテーマ。日本の家父長制の問題に切り込んだ『青鞜』の主宰平塚らいてうは、英語やスペイン語のWikiではアナキストと説明されている。日本語では違うのが興味深いな。https://t.co/1GfERDJMDX
— ramonbook (@ramonbookprj) May 23, 2021
家父長制において権力者とは決断して責任を取る責任者ではなく、責任を一切負わなくて良い立場を指すことがよく分かる発言だな。ここで権力は都合の悪いことを他人に押し付ける=一方的に搾取できる力のことで、森喜朗のJOCが口火を切ったけど結局IOCが家父長制の組織だった。https://t.co/jIUKPnTcRQ
— ramonbook (@ramonbookprj) May 29, 2021
かつてIOCはファシズムへの加担になるという批判を無視してベルリン五輪を開催した。対抗して反ファシズム勢力が組織したのがバルセロナ民衆五輪で、ドイツとイタリアの支援を受けた反乱軍のクーデターで開催が阻止された。こうして始まった「スペイン内戦」は内戦なのか?https://t.co/Y6dyQaP14q
— ramonbook (@ramonbookprj) May 29, 2021
バルセロナを舞台にした「スペイン内戦」の写真がたくさんあるのは、民衆五輪のために世界中からメディアがバルセロナに集まっていたから。反ファシズムに共感して集まっていたアスリートたちが最初の外国人義勇兵となって銃を取った。ヘミングウェイの参加で有名な国際旅団が組織されるのは数ヶ月後。
— ramonbook (@ramonbookprj) May 29, 2021
反ファシズム勢力が「民衆五輪」と名付けたのは、1930年代にすでにオリンピックが民衆のためではなく、権力者のためのイベントになっていたから。IOCが民衆の声に耳を傾けないのは今始まったことではないので、東京を五輪開催の意義そのものを見直すきっかけにすべきと思う。https://t.co/SlfkN92b7s
— ramonbook (@ramonbookprj) May 29, 2021
自民党の中で「家父長制の権力者」を誰よりも良く理解して行動しているのが麻生太郎。一切の責任を免れる免責特権を自覚しているから、ことあるごとに公の場で無責任に振る舞って権力を誇示して悦に入ってるという最低最悪の家父長制権力者だよな。社会にとって害でしかないので家父長制は解体せよ。 https://t.co/vDRTMwM4mM
— ramonbook (@ramonbookprj) May 29, 2021
歴史を振り返ると民衆の抵抗運動は多くの場合が失敗に終わっている。でも、長いスパンで見ると結果を出せなかった抵抗運動が次の時代の流れに影響を与えてきた。スペインのアナキズム革命もその一つ。成功や勝利にこだわるのは新自由主義的な価値観に過ぎず、異議申立て自体に重要な意味があると思う。 https://t.co/8J5ieCEbkn
— ramonbook (@ramonbookprj) May 29, 2021
欧州のファシズム協力者の残党は良心の欠片も持ち合わせていないな。東京五輪の開催に関しては、ごり押ししたいのは国際オリンピック委員会が象徴する経済利権の権力構造であることをしっかり押さえておいた方がいい。そのシステムの中で自民党は受益者だけど権力者ではない。https://t.co/g1mwrta6BV
— ramonbook (@ramonbookprj) May 29, 2021