ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイートをサルベージ――2021年5月〜6月

ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイをサルベージ。
理由というか事情はこちら→https://kyotofan.info/politics_society/20120925-30/
Twiiter社の新API仕様変更
・・・平たく言うなら
イーロン・マスクの傍若無人な我儘

・・・つーかさぁ、ナニコレ

ふざけんなよ!イーロン・マスク (-_-💢)

 

2021年5月1日

ヘイマーケット事件から今年で135年。これだけ技術が進歩したのに、未だ8時間が標準労働時間ってどう考えてもおかしい。そもそも、当時の労働者はそれ以上働かせると違法になる限界として8時間を求めたはずなんだから、現在のシステムで残業代として割増賃金を払えば合法になるのはさらにおかしい。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 14:52:46

ヘイマーケット事件に関わる女性アナキストといえば、奴隷の母親の元に生まれたルーシー・パーソンズ。「シカゴの殉教者」の一人アルバート・パーソンズのパートナーで演説に素晴らしい才能を発揮した。エマ・ゴールドマンと並ぶ存在だし、もっと注目されるべき人物と思う。 www.wbez.org/stories/the-ra…
posted at 15:15:00

「米国のアナキスト」と形容されるエマ・ゴールドマンだけど、ドイツ語が堪能だったエマがアナキストとして活動を始めたのはドイツ系移民の界隈で、最初は英語でスピーチしていなかった。彼女のアナキズムは欧州の影響が強いから「米国のアナキスト」を象徴するのはルーシー・パーソンズの方だろうな。
posted at 15:36:09

家父長制には男に従属する女性しか見えないから、妻/母でない女性は社会制度の設計で無視される。政府の「女性支援」は妻/母の支援になり、夫も子どももいない女性には届かない。これに賃金の女性差別が加わると女性は生存のために結婚/出産せざるえない状況に置かれる。 www3.nhk.or.jp/news/special/j…
posted at 18:17:54

「当時、調べに対し「邪魔だった。痛い思いをさせればいなくなると思った」と供述していた」のところ、加害者のあまりにも身勝手な言い分に言葉が出ない。。この事件はスペイン語圏だったら間違いなくフェミサイド (女性を標的とした殺人)のカテゴリーに入る案件だと思う。www3.nhk.or.jp/news/special/j…
posted at 18:34:03

母親支援は家族の支援で女性の支援ではない。家父長制の社会に女性として生まれると小さい頃から他人のケアを最優先するように教育される。その結果、ケアの対象になることに罪悪感を持つようになり、さらに子どもがいないことに心苦しさを持たされるから、公的支援を求めるハードルがさらに上がる。
posted at 18:49:09

自民党の女性支援は母親支援以外の何物でもないから、女性が働きやすい環境になったと言われるけど、子どものいない私の置かれている状況はフルタイムの賃労働を始めた約30年前とさほど変わってない。結局、子どものいる/いないで必要とするものが変わってくるわけで、支援も異なるアプローチが必要。
posted at 18:58:03

そもそも女性解放運動は「女性に生まれたからといって一まとめにして社会的役割を妻や母に限定するな」というところから始まったのだから、女性を一まとめにして支援する制度が作れるわけない。『青鞜』の時代から既婚と未婚の利害は一致しなかったわけで、各々が自分の要求を主張していく必要がある。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:10:09

「家族の幸せが母の幸せ」などが典型だけど、女性の自己犠牲を美談にする家父長制は他者のメリットになることを、あたかも本人のメリットであるかのように提示してくる。集団のための自己犠牲の美化は一直線にファシズム/全体主義とつながってるので、その扱いには十分に気をつけないといけない。
posted at 19:16:07

 

2021年5月5日

マドリード州議選でPP国民党が圧勝。「投票率が上がれば(労働者階級が投票すれば)左派に有利」という神話が崩壊して衝撃が走ってる。マドリードで過半数を取る国民党がカタルーニャ(3議席)やバスク(6議席)では超弱小政党というのがスペインの分断の根本的な原因。 www.asahi.com/articles/ASP55…
posted at 17:16:15

当初からイグレシアスがどこかの時点で女性の後継者に後を託すことは明らかだったので、このタイミングでの政界引退は驚くことではない。残念なのは、反資本主義も離脱したPodemosが実質的にかつてのPCE率いる左派連合IUとなってしまったこと。当初目指していた幅広い左派の連帯が頓挫してしまった。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 17:32:09

Podemosの共同創設者でイグレシアスと袂を分かったエレホンが仕掛けたのが今回の選挙で国政与党PSOEを超える得票数を得たMas Madrid。女性をトップに添えたり、マドリードの政党とアピールするなど、Podemosの失敗から確実に学んでいる。Podemosからコミュニスト色を排除した政党なので左派ではない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 17:42:13

マドリード州議選ではPP国民党がすべての地区で最多得票数を獲得という圧倒的な強さを発揮した。Podemosに関してはスペインの政治や歴史を知り尽くした人たちがマドリードからスペインを変えるという絶対に不可能な計画に賭けるのが理解できなかったのだけど、ここまで左派が追い詰められていたとは。 twitter.com/EP_Data/status…
posted at 17:58:30

マドリード州議選の衝撃は人材不足に喘ぐPP国民党が圧倒的な強さを発揮したこと。国民党は自民党によく似ていて、40年以上に渡る身内びいきと汚職まみれの運営の結果、とんでもなくレベルの低い人しか残っていない。にも関わらず、国民党に投票する人が多数なわけで、スペインの左派も頭を抱えてる。。
posted at 18:06:40

朝日新聞はPP国民党=中道右派、VOX=右翼という理解みたいだけど、国民党もVOXもフランコ派の直系なのでイデオロギー的には極右。応援演説で国民党のマドリード市長アルメイダが「私たちはファシストだ」と開き直るスピーチをして左派から大きな批判を浴びたけど、支持者には受けるのが深刻な問題。 twitter.com/XaviFernandezB…
posted at 19:14:34

Podemosイグレシアス出馬を受け、PP国民党は反共産主義を掲げてマドリード州議選を闘った。知事候補アユソのスローガンは「自由か共産主義か?」。ファシズムの特徴の反共を躊躇なく前面に打ち出せるようになったことが、今回の一番やばい点だと思う。第二共和政を彷彿させる状況になりつつあるよな。 twitter.com/ElSaltoDiario/…
posted at 19:33:09

マドリード州議選の右派陣営での「反共産主義」色をさらに強めたのがVOXの候補者モナステリオ。キューバ革命で亡命した大土地所有者を祖父に持つ彼女は、イグレシアスの天敵として反共産主義を象徴するのに最も相応しい人物だった。早速PP国民党への協力を表明している。スペイン版マリーヌ・ルペン。 twitter.com/324cat/status/…
posted at 19:51:34

反共キャンペーンの中で、国政でPodemosと手を組むPSOE社労党は共産主義者と協力していると攻撃された。イグレシアスと決別したエレホンのMas MadridがPSOEを超える得票ができたのもエコロジーとフェミニズムを掲げて、共産主義のレッテルから逃れられたから。この反共ムード、どうしたらいいんだ。。 twitter.com/publico_es/sta…
posted at 20:06:10

 

2021年5月8日

本当に家父長制社会って母親が好き。百歩譲って20代はともかく、中高年に「母親になってほしい人」を聞く意味がわからないし、いい大人が答えるのもどうかと思う。構成員のカテゴリーが「母親=世話する人」と「子ども=世話される人」の二つしかないのが家父長制なんだよな。 news.yahoo.co.jp/articles/1cb1d…
posted at 08:57:08

家父長制は表面上は「良妻賢母」とか言うけど、自己犠牲を厭わずに家族の世話をする母親が家庭にいれば良いので、夫と対等な関係になりうる妻には実際は興味がない。だから母性本能がある女性は生まれながらに母親と主張し、女性と見れば赤の他人にも母親のように振る舞うことを求めるからタチが悪い。
posted at 09:03:31

家父長制は本質的に全ての女性が母親であることを前提にした母親依存システムだから「少子化」が怖くて仕方ない。でも、彼らの恐怖は子どもが減ることではなくて母親が減ることだと考えると、女性に出産させることには熱心だけど、子どもを育てることには一切興味がない家父長制の特徴も理解できる。
posted at 09:14:21

自民党政権を見てると責任感のなさに呆れるけど、都合の悪いことは全て母親/妻に決断させて一切責任を取らずに生きてきたんだろうし、そういう男性が評価されるのが家父長制の組織。だから、緊急事態の要職の責務は決断なのに、それができる人がいない。家父長制は害悪でしかないから壊すしかないな。
posted at 09:33:18

コロナ禍でいい年した男性ばかりが揃った自民党政権の態度が頭にくるのは、都合の悪いことを妻に押し付けるの夫にしか見えないからだよな。「それ(コロナ対策)は俺の仕事じゃないから、お前がなんとかしろ」を「自粛」と名付けて延々と繰り返してる。母親が必要な子どものくせに政権運営するなよ。
posted at 10:33:15

 

2021年5月9日

私の家父長制を巡るツイートは、バクーニンに始まるアナキズムの家父長制批判をベースにして、先住民フェミニズムの影響であらゆる搾取のシステムを包括する言葉として家父長制を再定義したスペイン語圏の議論を日本のケースに当てはめたもの。興味のある方はこちらもどうぞ。 ramonbook.wordpress.com/2016/02/25/sil…
posted at 09:05:23

フェデリチが「私たちはマルクスより現状を把握している」と言うのが好きで、20世紀前半に存在しなかった新自由主義に対抗するには、家父長制のアップデートが不可欠と考えてる。家父長制と新自由主義の下で天然資源とみなされた女性の身体の囲い込みが始まっているのが現状。 ramonbook.wordpress.com/2016/02/25/sil…
posted at 09:19:37

アナキズムは権力構造を見極めて解体する思想なので、家父長制の分析にもとても役立つ。家父長制は権力構造であり続けるために社会が変化すると微調整を行い、調整弁の役割を担っているのが女性/母親だから、社会の変化に合わせて「共働きは可哀想」から「ワーママが素敵!」へと理想モデルが変わる。
posted at 09:37:06

家父長制を支えているのは、この記事みたいによく考えると何かおかしいけど当たり前になっていること。家父長制は強固な制度というより、ハード/組織とソフト/文化的価値観が複雑に絡み合った有機的な運動体に近いということを、私はスペインのフランコ体制の研究で知った。 news.yahoo.co.jp/articles/1cb1d…
posted at 09:56:57

日本で「家族」と呼ばれているものは家父長=権力者と母親=無償のケア労働の担い手の組合せを基本とする単位で、そこには夫も父親も妻もいないのが日本の家父長制の特徴。搾取される人(母親/労働者)なしに搾取する人(家父長/資本家)は存在できないから、女性に結婚/出産しろという圧がかかる。
posted at 10:39:18

日本の婚姻制度は家父長=権力者と母親=無償のケア労働の担い手というペアを作り出す役割を果たす。妻が夫の姓を名乗ることで無償のケア労働の担い手が実質的に権力者の所有物とみなされる。家父長制支持者が夫婦別姓に強固に反対するのは、男性が女性の身体を私有化する仕組みを護りたいからだろう。
posted at 10:54:16

家父長制はドイツ、イタリア、スペインとファシズム/全体主義体制のベースであり、その最大の功績は母性を女性の神秘性や固有性と一体化させたこと指摘するのがこの記事。日本の自民党を見るときにも「ファシズム・家父長制・母親」からのアプローチはとても有効だと思う。 www.elmundo.es/baleares/2019/…
posted at 12:08:24

「女性たちは国家の家父長制的な政策に養われたファシズム体制の未来の英雄を産んで育てることになる」「ファシズムは常に国家を通じて女性を抑圧して男性と同じ権利を持てないような政策を用いようとした」「フランコ体制は子どもの多い家族に対する支援を促進し、服従の母性でカモフラージュした」
posted at 12:30:37

コーツの「この子たちが夢をかなえるためにやっている」は子どもをダシに使う家父長制の発言の典型。「JOC会長は森さんでないとダメ」と内部から森をかばう動きがあったのも本体から家父長制組織だったからか。バルセロナ五輪の時のIOC会長サマランチもフランコ派だったな。www.tokyo-sports.co.jp/sports/3132060/
posted at 17:44:08

日本の家父長制は文化や伝統と関連付けて説明されがちだけど、新自由主義がイデオロギーであるように家父長制もイデオロギーだから、同じような主張をする人たちが世界中にいる。固有の伝統や文化だから護るべきと主張する家父長制主義者の言い分に従えば、独自性のかけらもないので保護は一切不要。
posted at 17:59:12

 

2021年5月16日

そういえば出生数の減少を「少子化」と名付けるのも、産む主体の女性が完全に透明化されてて、いかにも家父長制的な発想。産むか産まないかの決定権は女性にあるという前提に立てば「少産化」と呼んだ方が良い。同じ理由で「代理出産」より行為の主体が明示されてる「代理母」が適切な呼び方と思う。
posted at 12:39:19

「何をどう呼ぶか」にはイデオロギーの影響が強く出る。20世紀初頭日本に「バースコントロール」の概念が入ってきた時「産児制限」の訳語が当てられたけど「産児調整」と訳されていたら印象が違っていたはず。「少子化」を「少産化」に呼び変えるだけでも、いわゆる「少子化問題」の見え方が変わる。
posted at 12:47:31

呼び名といえば、日本は法律婚が優遇されて事実婚では同じ権利が持てない法制度だから、法的な差別があることを可視化するため、法律婚は夫や妻、事実婚はパートナーなどと現実のステータスで使い分けた方がいい。使い分けが個人の好みになると不平等な構造が見えにくくなる。 globe.asahi.com/article/14347429
posted at 12:55:08

搾取や支配の構造の裏には法外な権利の付与がつきもの。日本に必要なのは、紙切れ一枚役所に提出するだけで片方が長年用いてきた姓を変更するような大幅な譲歩を強制される法律婚の制度の見直しと思う。結婚を重要な人生イベントとして捉えるわりに、実際の手続きが異様に簡単なのは日本の婚姻の特徴。
posted at 13:04:42

相手をどう呼ぶかの議論には「個人の選択/努力で現実は変えられるはず」という新自由主義的な価値観が透けて見える。婚姻制度が二人の関係性の中に権力構造を規定するものである以上、個人の努力で変えるには限界がある。夫婦同姓とか様々な規定がある時点で婚姻関係に個人の自由が入る余地ないし。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 16:10:51

この「パートナー」とか「相方」とかは、ビジネス指南で「フラットな職場にしよう」とか言って上司と部下が「さん付け」で呼び合うのと全く同じ。そこにある上下関係は揺らがないのに、当事者だけが何かが変わった気になるという。そもそも搾取や権力構造を見えなくするのが新自由主義の役割だけど。
posted at 16:19:07

日本の男尊女卑と女性差別の根本的な原因は現行の婚姻制度だと思う。日本の法律婚の実質的な中身は「生殖を目的にした男女の組み合わせに法的保護を与える」というもの。女性の身体は生殖のために男性が所有できるツールという前提のままで、小手先の修正をしても平等な関係性なんて築けるわけない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 16:34:26

結婚で負う経済的リスクが男女間で不平等なことが見事に可視化されてる。「男性のホームレスには結婚経験がない人が半数以上もいるのですが、女性の場合、9割近くに結婚歴(内縁関係含む)があり、そのうち半数以上が複数回しています」女性は結婚の失敗が貧困に直結する構図。toyokeizai.net/articles/-/428…
posted at 18:09:56

女性が「女の幸せ」を実践すると自立から遠ざかる家父長制の罠→「彼女たちの多くは自らの重要な決断をする際、他者の意見や存在を考慮し、それに大きく影響されていた。女性に求められてきた社会的な期待に沿うことは、「自分で選択できる自立した生」とは矛盾するのです」toyokeizai.net/articles/-/428…
posted at 18:21:12

日本で生きる女性の息苦しさの原因は、合理的に考えれば明らかに相手の利益になることなのに、無理矢理自分の利益であると変換して受け入れないと社会の規範から外れることだと思う。家父長制は「女の幸せ」と名付けるけど、主体性を手放してしまったら「人間としての幸福」が手に入るわけがない。
posted at 18:32:32

 

2021年5月21日

非の打ち所がない家父長制思考だな。結婚で女性の身体が避妊に無頓着な男性の所有化に入れば妊娠出産が増えるはずという思考回路だから結婚にこだわる。女性が身体の主権を獲得するプロセスである性教育に頑なに反対したり、避妊や中絶へのアクセスを困難にするのも同じ理由。 www.sankei.com/politics/news/…
posted at 18:52:55

家父長制の「婚姻数の増加=出生数の増加」理論を支えているのが「女はみんな母親になりたいはず」という信念とも言える強固な思い込み。その延長線上に妻に対する「俺のおかげで母親になれたんだからお前は感謝して当然」という夫側の身勝手な思考が生まれるから、出産後にDVが始まるケースが増える。
posted at 19:00:52

家父長制は男性のために母を必要とする。母を持ち上げるのは「母になりたい女性を母にしてあげた男性=家族のいる男」を一人前の男と評価するためで、母という属性を評価しているわけではない。女性の身体を男性の自己実現のための道具と認識するから、母親賞賛と女性蔑視が矛盾することなく両立する。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:13:26

家父長制が「妻にも母にもなりたくない女性」を攻撃するのは、その存在が男性の自己実現を阻害してると考えるため。家父長制の特徴は所有と自己実現が密接に結びついていることなので、自己は所有するもので規定されると考えるリベラルと共栄共存してきたし、今も両輪として私有制と資本主義を支える。
posted at 19:24:01

また家父長制が「妻にも母にもなりたくない女性」を無視するのは、その存在を認めると「女はみんな母親になりたいはず」という前提の上に築き上げてきた物語が崩壊するため。自分たちにとって「妻にも母にもなりたくない女性」が最大の脅威と知っているから、家父長制は単身女性を攻撃/透明化する。
posted at 19:33:07

自民党が大嫌いな「妻にも母にもなりたくない女性」は自分の存在そのものが家父長制を苛立たせていることに自覚的になった方が絶対良い。これがアナルコフェミが言う「生存こそが抵抗の行為である」の意味するところで、自民党が象徴する日本社会を支配する権力構造に対して強力な反対勢力となりうる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:43:47

 

2021年5月23日

資本主義の下で家父長制がどのように女性を攻撃するのかを説くのがフェデリチの『賃金の家父長制』。無償の再生産労働が男女の賃金格差を正当化するから、女性だとフルタイムで働いても独立した生計を立てられない状況に陥る。賃金の家父長制に最も苦しめられるのが単身女性。www.traficantes.net/libros/el-patr…
posted at 17:41:50

この事件が「フェミサイド 」だと思ったのは、彼女を次第に追い詰めていったのが家父長制の社会だったから。家父長制はシステムなので、賃金体系、婚姻制度、避妊や中絶へのアクセス、性教育、裁判の判例、社会規範など一見バラバラなものが複雑に絡み合った仕組みが社会として個人の前に立ち塞がる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 17:49:55

家父長制は単なる男尊女卑ではないから、日本でも家父長制を批判するときにスペイン語圏で用られる「女性に対する戦争」の概念が必要だと思った。「レイプ犯はあなた」で有名になったリタ・セガートの著作名で、家父長制によって女性の生存が脅かされる状況を端的に表してる。www.traficantes.net/libros/la-guer…
posted at 17:58:10

単身女性のテーマに興味のある方は『ひとり暮しの戦後史 』がおすすめ。単身女性が直面する問題が「低賃金と住居」で現在と全く変わってないことに驚くはず。資本主義社会で賃金の問題は人命に関わるのに、具体的な対策もなく長年放置されてきたのは社会が家父長制である証拠。www.iwanami.co.jp/book/b267099.h…
posted at 18:05:54

家父長制が社会のセーフティネットとして家族しか想定しないのは、再生産労働を家庭内の無償労働にすると資本主義的には社会コストが抑えられるため。家庭内の問題になり女性が負担を被ると「貧困問題」が「女性の問題」に変換されて家父長制には見えなくなるから、「家族の絆が強い」と美化するわけ。
posted at 18:13:23

妻となっていても、母となっていても、あらゆる女性には単身女性となる可能性があるのだから、女性解放とは単身女性の生存が保障されることでなければならないはず。日本の現状では生存のために妻や母になった女性も少なくないと思うので「妻にも母にもなりたくない女性」という表現を使ってみている。
posted at 18:22:06

バクーニンが家父長制の組織として国家、教会、家族への反対を掲げてから、家父長制批判はアナキズムの重要なテーマ。日本の家父長制の問題に切り込んだ『青鞜』の主宰平塚らいてうは、英語やスペイン語のWikiではアナキストと説明されている。日本語では違うのが興味深いな。 en.wikipedia.org/wiki/Hiratsuka…
posted at 18:30:06

 

2021年5月29日

家父長制において権力者とは決断して責任を取る責任者ではなく、責任を一切負わなくて良い立場を指すことがよく分かる発言だな。ここで権力は都合の悪いことを他人に押し付ける=一方的に搾取できる力のことで、森喜朗のJOCが口火を切ったけど結局IOCが家父長制の組織だった。 news.yahoo.co.jp/articles/9811c…
posted at 11:42:56

かつてIOCはファシズムへの加担になるという批判を無視してベルリン五輪を開催した。対抗して反ファシズム勢力が組織したのがバルセロナ民衆五輪で、ドイツとイタリアの支援を受けた反乱軍のクーデターで開催が阻止された。こうして始まった「スペイン内戦」は内戦なのか? www.rtve.es/v/1160268
posted at 11:52:18

バルセロナを舞台にした「スペイン内戦」の写真がたくさんあるのは、民衆五輪のために世界中からメディアがバルセロナに集まっていたから。反ファシズムに共感して集まっていたアスリートたちが最初の外国人義勇兵となって銃を取った。ヘミングウェイの参加で有名な国際旅団が組織されるのは数ヶ月後。
posted at 12:01:42

反ファシズム勢力が「民衆五輪」と名付けたのは、1930年代にすでにオリンピックが民衆のためではなく、権力者のためのイベントになっていたから。IOCが民衆の声に耳を傾けないのは今始まったことではないので、東京を五輪開催の意義そのものを見直すきっかけにすべきと思う。 bunshun.jp/articles/-/457…
posted at 12:48:30

自民党の中で「家父長制の権力者」を誰よりも良く理解して行動しているのが麻生太郎。一切の責任を免れる免責特権を自覚しているから、ことあるごとに公の場で無責任に振る舞って権力を誇示して悦に入ってるという最低最悪の家父長制権力者だよな。社会にとって害でしかないので家父長制は解体せよ。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 14:06:31

歴史を振り返ると民衆の抵抗運動は多くの場合が失敗に終わっている。でも、長いスパンで見ると結果を出せなかった抵抗運動が次の時代の流れに影響を与えてきた。スペインのアナキズム革命もその一つ。成功や勝利にこだわるのは新自由主義的な価値観に過ぎず、異議申立て自体に重要な意味があると思う。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:09:26

欧州のファシズム協力者の残党は良心の欠片も持ち合わせていないな。東京五輪の開催に関しては、ごり押ししたいのは国際オリンピック委員会が象徴する経済利権の権力構造であることをしっかり押さえておいた方がいい。そのシステムの中で自民党は受益者だけど権力者ではない。news.yahoo.co.jp/articles/02675…
posted at 18:53:40

 

2021年6月4日

さらに分析を進めたところ、新型コロナウイルスの影響で▽家事や育児の負担が増えた女性や▽仕事が減った男性に、将来的に望む子どもの数を減らしたいと考える傾向がみられたということです←出生数の減少が意図的な行為の結果なら「少産化」と呼んだ方がいいと思うのだけど。www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
posted at 16:51:29

私が「小産化」のコンセプトに出会ったのはアナキズムの歴史。アナキストにとってバースコントロール(産児調整)は重要なテーマで、欧米で国家/教会から危険分子とみなされた理由の一つが「小産化の推進=避妊と中絶方法の普及」に貢献したからだった。カタリ派が異端として迫害されたのにも似てる。
posted at 17:00:46

19世紀末から新マルサス主義の影響を受けて、欧州で「子どもの養育」の問題に取り組む教育者の間に「出生数を調整する=減らす」という考えを支持する人が増えていく。1900年のパリ万博に対抗してアナキストが開催した国際会議でも議論され、非合法で行われた講演の参会者の一人がエマ・ゴールドマン。
posted at 17:11:50

キリスト教圏では生殖を人間の意志で調整するのは神への冒涜とみなされていたから、アナキストが支持層となるのは自然な流れ。マルサスの影響による「貧困対策」の観点からだけでなく、全ての子どもが適切な養育を得るために子どもの数を制限すべきと「子どもの権利」の観点からも少産化を主張した。
posted at 17:21:03

カトリック教会が避妊や中絶を禁じていたので19世紀の欧州は多産社会だった。親の養育能力を上回る数の子どもが生まれたのでストリートチルドレンが深刻な社会問題となる。捨てられた子どもを集めて養育/教育する施設が生まれ、これが発展して出来たのがアナキストの教育論。 cira-japana.net/pr/?p=849
posted at 17:29:31

「少産化運動」は20世紀の戦争の増加とともに拡大したからスペインのアナキズム革命にもその影響が見て取れる。アナキストが資本主義社会における個人の幸福という問題にぶち当たった時、特に女性と子どもの権利や福祉をどう確保するのかという問いに対する答えが「少産化」だったのはとても興味深い。
posted at 17:38:23

来日していることもあって、日本で「産児調整」というとマーガレット・サンガー。その立ち位置は個人の選択として推進するというリベラルのもので、社会変革のツールと見なしていたゴールドマンなどアナキストとの共闘は拒否した。このあたりにアナキストの産児調整が知られていない原因があるのかも。
posted at 17:48:30

日本で出生数の減少を「少子化問題」と呼ぶ、その背景には「多産こそが人類の幸福で少産化/少子化は悪」という家父長制、資本主義、国家主義のイデオロギーがある。その価値観は決して客観的でも普遍的でもニュートラルでもないのだから、頭から少子化を絶対悪とみなす思考に疑問を持った方がいい。
posted at 18:08:44

 

2021年6月5日

これ生殖ビジネスの宣伝だから記事の中に「宣伝広告」と明示した方がいい。新自由主義による生殖の商品化の最先端が「不妊治療」や「卵子凍結」で、好意的に取り上げる記事が増えてるけど、生殖医療の拡大と普及は代理母の制度を肯定する圧力になるから、非常に危ういと思う。www.fnn.jp/articles/-/190…
posted at 10:09:12

高額な費用を負担して行う「卵子凍結」には、女性が自らの意思で自分の身体を商品化/資源化するという新自由主義による生殖の商品化のグロテスクな部分が出ている。ここを自覚させないように、あたかも主体的に選択の自由を行使した結果であるかのように提示するのが新自由主義のプロパガンダの手法。
posted at 10:24:37

新自由主義は名の通りリベラリズムと地続きだから「選択の自由」が「自由」と主張して、選択肢が増えることが幸福と宣伝する。ここに資本主義が絡むと「選択の自由=選択肢の多さ」が経済力に担保される形で提示される。生殖医療は暗黙の内に「産まない(=商売にならない)」という選択肢を無視する。
posted at 10:47:09

結婚相手を女性が主体的に選ぶ(結婚しない選択肢はない)という建前を支えたのが恋愛結婚で、その愛の証として生殖行為を位置付けたのが19世紀のこと。21世紀には新自由主義と資本主義の下で市場拡大のために生殖が個人的な愛や個人的な関係と切り離されたから、生殖医療では経済力が決め手となる。
posted at 10:59:06

女性=産む主体という定義から始まるこのCMには資本主義や家父長制を脅かさないリベラルのフェミニズムの限界が凝縮されている。女性の身体の商品化/資源化に反対できないから、生殖と女性は絶対に切り離さないし、資本主義批判の視点がないから資本主義の問題である生殖医療の議論でも役に立たない。 twitter.com/nikejapan/stat…
posted at 11:21:07

生殖ビジネスで「卵子凍結」が悪質なのが、いったん始めるとビジネスチェーンに組み込まれてしまって金銭的な負担なしに妊娠ができなくなるところ。自分の生殖機能を使うために第三者に金銭を払い続けなければならなくなるから、特に家父長制の下で経済的に不安定な単身女性に勧められるものではない。
posted at 18:59:01

生殖と女性を切り離すアナキストの女性解放運動を踏まえると、生殖医療によって女性の負担が増大する現状は見過ごせない。ただでさえ生殖は女性の身体的な負担で成立しているのに、不妊治療の名の下でさらなる身体的、経済的負担を被ることを「母になる喜び」の代償として肯定して良いのかと考える。
posted at 19:14:12

 

2021年6月6日

自己実現を目指すリベラルのフェミニズムであれば「母になる」という目的のための自助努力として不妊治療を肯定できるから不妊治療全般が肯定的に受け止められる。でも、アナキストの女性解放は自己解放を目的とするので「不妊治療は女性を解放したか?」という問いが立つけど、この答えは「否」だな。
posted at 09:04:19

「不妊治療は女性を解放したのか?」という問いが浮かんだのはゴールドマンの不妊を治療しないという選択を思い出した時。その選択で妊娠出産から解放されたから、アナキズムに生涯を捧げることができ、私たちが知るエマ・ゴールドマンが誕生した。不妊を治療すべき病と考えるのも一つのイデオロギー。
posted at 09:10:45

アナキズムの女性解放史を見ると労働者階級の女性は妊娠出産を恐れていたのがわかる。メアリー・シェリーが重要とされるのは、フェミニストのメアリー・ウルストンクラフトとアナキストのウィリアム・ゴドウィンの娘であるだけでなく『フランケンシュタイン』が妊娠出産の恐怖に着想を得た作品だから。
posted at 09:17:52

女性アナキストが「奴隷の奴隷」と呼んだ当時の労働者階級の女性が置かれた悲惨な状況がよく分かる映画。家父長制と資本主義の両方から無償/安価な労働力として搾取され、生産労働と再生産労働に追われて自分の生存さえ危うい中で「 母になる喜び」なんて存在する余地なし。 youtu.be/iG6DM8RvI-g
posted at 09:24:17

看護師だったゴールドマンはお金がなくて医者にかかれない貧困層の助産師としても働いた。自伝の中でも、彼女が出会った出産を控えた女性が怯えきっていること、妊娠させたことで夫を憎んでいることを描写している。この実体験から彼女はバースコントロールのプロパガンダに熱心に取り組むようになる。
posted at 09:33:22

欧州での不妊治療の拡大と普及は、このー世紀ぐらいの間に女性が抱くものが妊娠出産への恐怖から不妊への恐怖に変化したことを端的に表している。この重大な転換を引き起こしたのが「不妊は治療すべき病である」という思想で、ここに女性を生殖と切り離せないリベラルの女性観の根本的な原因がある。
posted at 09:43:48

生殖医療の拡大と普及はリベラルの「不妊は治療すべき病である」という思想に支えられてきた。そのこでは代理母は他人の身体を用いて行う不妊治療だから、治療という言葉で正当化される。さらに資本主義批判の視点がないから、生殖医療そのものが女性の身体の商品化/資源化につながることに無自覚。
posted at 09:50:59

日本だと不妊治療が少子化対策の一環として提示されているけど、欧州で生殖医療が拡大普及したのは巨額のお金が動くビジネスになるからであって、少子化解消のためではない。少子化の不安を煽りつつ、生殖医療を少子化対策であるように示して、若い女性に圧力をかけるメディアの姿勢は本当に許せない。
posted at 09:59:04

21世紀の日本に生きる女性も家父長制と資本主義の両方から無償/安価な労働力として搾取され、生産労働と再生産労働に追われている上にこのコロナ禍。生存さえ危うい状況にいるのに余計な負荷をかけるなと思う。全ての女性は女性である前に人間なので母性本能とやらより強力な生存本能があるんだけど。
posted at 10:12:39

「投資銀行ハリス・ウィリアムズは2020年のマーケティング資料で、生殖補助医療セクターの素晴らしさを持ち上げた。これはウォール街が手ぐすねを引いている証拠だ」←だぶついた資金の投資先を探す新自由主義のターゲットだから、日本にも生殖医療が急速に入ってきてる。reut.rs/3gertuW
posted at 11:59:09

新自由主義グローバリゼーション批判の視点から見ると、生殖医療ビジネスの話はモンサントで知られる種苗ビジネスのデジャブのよう。対象が植物から人間になっただけで裏にあるからくりは同じなので、モンサントの反対運動に共感した人はこの動きにも関心を持った方がいい。 www.sbbit.jp/article/cont1/…
posted at 12:14:59

 

2021年6月20日

メアリー・シェリーが象徴化されるのはその人生が妊娠出産において生と死が隣り合わせであることを体現してるから。生後間もなく産褥熱で母メアリー・ウルストンクラフトを失った彼女の生は母の死と表裏一体だし、自身も第一子を生後間もなく失う。そこでは妊娠出産が死であり、悲しみ・苦しみとなる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:12:02

女性にとって妊娠出産が死や悲しみ・苦しみにもなる現実を無視してきたのがカトリック教会で、出産は「新たな生の誕生」とポジティブな面にしか目を向けない。妊娠出産を全肯定する教義の「産むべき=避妊中絶反対」や「多産は良き」から、宗教色を排除してイデオロギー化させると「出生主義」になる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:27:51

スペインやイタリアといったカトリック圏の国も「少子化」が顕著だけど、日本みたいに大騒ぎしていないのは「少子化」を社会問題とみなすのは出生主義という一つのイデオロギーに基づく発想で普遍的な価値観ではないという考えがある程度共有されてるから。日本は「自覚なき出生主義社会」と言える。
posted at 10:38:15

スペインで「少子化」が問題視されない大きな理由が「フランコ体制の出生主義」という歴史。独裁政権の出生主義が徹底的な女性抑圧政策と分かちがたく結びついていたから、多産化を目指す出生主義が女性の人権の制限なしには成立しないことを体験としてわかっている人が多い。apuntesdedemografia.com/polpob/95-2/el…
posted at 10:59:26

今でいう「多産DV」の概念を支える「妊娠出産は女性に対する搾取である」という指摘をしたのはアナキスト。リベラルは「搾取」を「自己決定権」や「選択の自由」で正当化するから搾取を容認することになるけど、アナキストにとっては「搾取されないこと=自由」なので「搾取される自由」は成立しない。
posted at 11:08:27

リベラルのフェミニズムが生殖医療の問題を批判できないのも「妊娠出産は女性に対する搾取である」という視点がないから。プロテスタントに影響を受けているから妊娠出産を全肯定する「出生主義」も引き継いでいて、「良き妻であれ、良き母であれ、良き労働者であれ」とワーキングマザーが理想となる。
posted at 11:22:16

自民党の「女性が活躍する社会」は「良き妻であれ、良き母であれ、良き労働者であれ」とワーキングマザーを理想としつつも、家父長制イデオロギーから「女性のエンパワーメント」は容認できないわけで、図々しいにもほどがある。その「活躍」は「搾取」でしかないんだけど。 www.asahi.com/articles/ASP6D…
posted at 11:37:12

 

2021年6月24日

「家族の呼称として、姓を一つに定めることには合理性がある。女性側が不利益を受けることが多いとしても、通称使用の広がりで緩和される」←最高裁が「女性側が不利益を受けることが多い」と認めつつも「女が我慢すれば済む話」と言ってるわけで、すごいな日本の家父長制。 mainichi.jp/articles/20210…
posted at 17:28:13

家族の姓を一つに定めることに一定の合理性が見出せるのは子どもの姓を決める時だけで、子どものない夫婦には関係ない。最高裁の「女性側が受ける不利益より家族の呼称として姓を一つに定める合理性の方が重要」という見解は、暗に日本の婚姻制度は子どもを持つ予定の男女のための制度と規定してる。
posted at 17:46:35

それにしても日本の結婚は男性が生殖のために女性の身体を所有化する制度だとよく分かる最高裁の判決だな。女性が自発的に男性の所有化に入ることに同意するのが日本の結婚なのだから、結婚した女はつべこべ言わずに夫の姓を名乗ってろということで、それなりに筋は通ってる。www.asahi.com/articles/ASP6R…
posted at 17:53:59

日本の婚姻制度を考えると法律婚の場合に夫を主人と呼ぶことには合理性がある。主人がおかしいと思うなら変えるべきは制度で呼び方ではない。法律婚で対等な関係性を意味する「パートナー」を用いるのは結婚に潜む搾取の構造を覆い隠すだけだから、事実婚との差異化のためにも夫を使う方がいいと思う。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:04:14

現実社会では搾取の構造は覆い隠されているので、それを自覚することが解放への第一歩。アナキストの「プロパガンダ」は隠された搾取の構造を言語化して自覚を促すこと。それが彼らの言う「権力の解体」だから、出版物を発行して言語化に精を出した。表現の自由とは意見や思考を表現する自由を指す。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:17:44

日本が夫婦同姓義務付けにこだわるのは、夫の姓を名乗ることで妻が夫の所有物となるという仕組みを壊したくないから。ただ、婚姻制度に夫婦別姓が取り込まれても、生殖を目的とする関係を優遇するという出生主義が揺るがない限り、対等な関係を支える制度にはならないと思う。 www.jiji.com/jc/article?k=2…
posted at 18:29:31

キリスト教の出生主義の影響が根強く残る欧州では、同性カップルの養子受入れ合法化や代理母など生殖医療の利用が進むにつれて、同性婚が生殖や伝統的な家族と結びつくようになってきた。結婚の枠組みを拡大したところで、生殖や家族に囚われない関係性を支える制度にはならないという良い例だと思う。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:38:41

欧州の男尊女卑の源はキリスト教の家父長制と出生主義という宗教的価値観だけど、日本だとこの二つが交わるところが婚姻という法制度になるのが興味深いところ。ここが崩れたら家父長制と出生主義が一度に崩れるから、婚姻制度には見切りをつけて新しいパートナーシップの制度を目指した方がいいよな。
posted at 18:50:07

 

2021年6月28日

少子化対策に本腰を入れるのか、母親=労働者のワーキングマザーの次のモデルが出てきた。まずは専業主婦として家父長制に全力で貢献し、その後は労働者として資本主義に全力で貢献しろだって? 自分のために生きる時間が皆無で、理想の人生として憧れる要素が一切ないけど。www.asahi.com/articles/ASP6T…
posted at 16:32:24

「専業主婦から社長」も「ワーキングマザー」も女性=母親の枠組みを壊さないモデルである限り、実際には母親モデルの多様化であって女性の生き方の多様化には結びつかない。今の日本で言われる「女性の活躍」とは母親を労働市場へ取り込むことを目的にした母親モデルの多様化でしかないということ。
posted at 16:39:52

かつて日本でも平塚らいてうが『元始女性は太陽であった』の中で男性のようになること、つまり労働者として認められることは奴隷になることであると指摘している。いつの間に資本主義社会の中で男性と同等の地位を得る=労働力として搾取されることが、女性の地位向上みたいな話になってしまったんだ? twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 17:02:02