ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイートをサルベージ――2021年11月〜12月

ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイをサルベージ。
理由というか事情はこちら→https://kyotofan.info/politics_society/20120925-30/
Twiiter社の新API仕様変更
・・・平たく言うなら
イーロン・マスクの傍若無人な我儘

・・・つーかさぁ、ナニコレ

ふざけんなよ!イーロン・マスク (-_-💢)

 

2021年11月3日

家父長制が最悪なのは男性への貢献度(母、妻、それ以外)で女性の「生きる価値」をジャッジするところ。女性に「お前は他人の世話をする存在」という価値観を植え付けるのでそれを内面化すると「自分の世話もできない自分」に絶望するようになる。でも、生存権は万人にある。困った時は支援を受けて。 twitter.com/nhk_news/statu…
posted at 08:12:24

日本には「自分で自分の世話もできない成人」がゴロゴロしてて、そんな人たちが申し訳なさそうにするどころか偉そうにしているのが自民党なので、女性だからといって引け目に感じる必要はない。家父長制社会の女性は謙虚に頑張りすぎ。自分の頑張りが麻生太郎を支えると考えてまず頑張るのをやめよう。
posted at 08:27:18

単身女性を公的支援から遠ざけるもう一つの障壁が「子どもを産み育てていないことに対する後ろめたさ=社会的役割を果たしていないことへの罪悪感」で、これも家父長制的価値観の内面化で起こる。ここで言う「社会的役割」は家父長制によって一方的に押し付けられたものだから、実際は考慮に価しない。
posted at 08:49:19

 

2021年11月5日

コロナ禍で賃金労働者かつ女性の属性を持つ層が最も打撃を受けているという内容で、なぜ「働く女性」なんてふわっとした表現を使うんだ? 経済的安定を求めて結婚するように仕向ける家父長制せいで女性が労働市場で不利な扱いを受けるという労働での女性差別の話なんだから「女性労働者」を使うべき。 twitter.com/tokyonewsroom/…
posted at 20:00:01

自民党を筆頭に家父長制支持者が「GoToだ!マイナポイントだ!」と能天気に生きている間に、ひっそりと自死を選ぶ女性が後を絶たないのがやりきれない。。彼女たちは間違いなく家父長制に殺されたフェミニシディオの犠牲者。スペイン語の「Ni una menos 」が改めて心に迫る。ramonbook.wordpress.com/2018/05/04/fem…
posted at 20:10:00

 

2021年11月6日

女性賃金労働者を「働く女性」と表現するのも女性差別の表れだな。家事労働に従事する女性は「働かない女性」ということになるし、本来は賃労働する属性ではない女性が例外的に賃労働しているというニュアンスを持つ。あたかも女性の賃労働は一時的な状態であって恒常的な役割ではない印象を与える。
posted at 08:00:01

そう言えば「ワーキングマザー」も「働く女性」が「働く母親」に変化したもの。どちらも女性や母親という属性が主で「働く」は単なる形容であるところに、女性を一人前の労働者と認めない家父長制的視点があるのが明白。メディアの表現の端々に労働市場から女性が排除されている状況が反映されてる。
posted at 08:10:00

フェミニズムというとリベラルの女性参政権運動の話ばかりだけど、女性解放運動の歴史は選挙権ではなく労働の権利や条件の改善要求から始まっている。19世紀半ばから20世紀初頭までは女性が男性と対等になるためには、労働市場へのアクセスが平等になることが最低条件という認識が広がっていたのに。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 08:20:00

移民の際に最も重要なのが労働許可証の獲得なのは労働権が生存権に直結するからで、選挙権は生存権に直結しないから移民先で選挙権がないまま過ごす人が多い。選挙で投票する権利があっても賃労働にアクセスする権利がなければ資本主義社会で生存を維持できない。これが日本で女性が置かれている状況。
posted at 08:33:44

選挙権は国家が作るものなのだから国家にとって選挙権を全員に保障することに大した負担はない。一方、資本主義の下で雇用の分配を労働市場に丸投げしている状態において国家には全員に雇用を保障する能力はない。だから選挙権の価値を高く評価する一方で、労働権についてはほとんど言及しないわけ。
posted at 08:47:02

アナキズムの国家否定の理論は国家の責任を問う時に有効に働く。現在の日本でクロポトキンを参考にするなら労働についての<協働/共働>や<労働と富の再分配>の部分だと思う。日本社会において<相互扶助>は家父長制の下で女性に過剰な負担がかかる状態で実現されているので推し進める必要はない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 08:54:26

最近テキストを読んでいて<Comunismo/コミュニズム>を<共産主義>と訳すのはマルクスには合うのかもしれないけど、アナキストの議論の中ではなんだかしっくりこないと思った。少なくともスペインのアナキストは生産よりも労働の話が中心だったわけで<協働/共働主義>と訳した方がいいのかもな。
posted at 09:17:23

スペイン内戦を扱った『戦争のさなかで』で「ボリシェビキ」が「共産主義者」と訳されていて驚いたのを思い出した。重要な演説の中の一節だったので、字幕だとウナムノが<Comunismo/コミュニズム>を批判したことになってしまっていた。イデオロギーの翻訳ってとても難しい。 youtu.be/k9zAmjr6v8Y
posted at 09:35:28

 

2021年11月12日

ワーキングマザー支援が女性の解放に結びつかないことを雄弁に語る経団連の動き。かつての「パートの主婦」と呼ばれる女性が再生産労働を担う構造が崩壊しつつあるから女性にケア労働を押し付ける方法も変化する。ワーキングマザーを切実に必要としているのは資本主義社会。 www.yomiuri.co.jp/economy/202111…
posted at 18:00:03

夫=男性賃金労働者を通じて妻=女性を間接的に支配する家父長制的な構造が崩れて、労働市場が女性の直接支配に乗り出してきた。その象徴の「ワーキングマザー」は新自由主義の下ミシェル・オバマを筆頭に女性にとって最高の自己実現モデルと宣伝されてきたけど、実は資本主義にとって最高のモデル。
posted at 18:10:00

アナキストの女性解放運動の原点は「ワーキングマザーなんてやってられるか!!」という労働者階級の女性の叫びだったから、家父長制も資本主義も男脅かさないリベラルのフェミニズムとは相容れなかった。リベラルのこの特徴はネオリベラルになっても温存されて、二重の搾取モデルを理想に掲げてる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:20:00

私がリベラルのフェミニズムに魅力を感じない理由はキリスト教由来の価値観として「女性は誰でも母親になりたいはず」という家父長制のファンタジーを温存してること。「産みたいと思った事がなく主体的に産まない女性」の存在や「産まない自由」が想定されていないから女性解放に繋がらないんだよな。
posted at 18:30:01

ワーキングマザーを増やすには何らかの形で労働の再分配が必要で、欧米では家庭=再生産労働の外注が増加した。日本では職場=生産労働の場で調整したから非正規の増加がワーキングマザーの増加を支える構造になっているし、賃労働の場の話なので経団連が首を突っ込んでくる。 news.yahoo.co.jp/articles/fdc72…
posted at 18:40:00

家父長制の自民党政権と新自由主義の経団連が望む「女性が最大限に活躍する社会」は「女性を最大限に搾取できる社会」の意味に他ならない。社会の少子高齢化で危うくなっている家父長制と資本主義を支えるために「女性の皆さん頑張って!」というわけで、本当にふざけてるよな。図々しいにも程がある。
posted at 18:50:00

 

2021年11月13日

私にとってのポイントは母性保護ではなく「女性を母性と切り離す」部分で、スペインの歴史ではリベラルだけでなくマルクス主義者も「女性は母親になるもの」という前提は崩さなかった。最初に「女性=母性ではない」と産まない選択肢を提示したのはアナキストで、ここから「産まない自由」が出てきた。 twitter.com/ribrib010/stat…
posted at 16:20:37

『アナキズムを読む 』の中のコラムのテーマは「家父長制を解体せよ」で内戦下のスペインで活動した女性アナキストだけの組織「Mujeres Libres 自由な女」。「出産しない女」の先駆者として創設者の一人サオルニルを取り上げて「産まない自由」が生まれる背景をまとめてみた。www.libro-koseisha.co.jp/anarchism/9784…
posted at 16:35:19

出だしを間違えた。。。正しくは<『アナキズムを読む 』の中のコラム「家父長制を解体せよ」のテーマは>です
posted at 16:36:57

搾取の構造に無頓着で「搾取される自由」を肯定するリベラルの特徴がよく出ている記事だな。単純に考えてもこの夫婦が子どもを21人持つために、代理母21人+ナニー16人と合計37人の女性に対する生殖機能/労働力としての搾取が存在しているんだけど。コスモポリタンはどういう意図で記事にしたんだ? twitter.com/cosmopolitanjp…
posted at 18:00:01

そういえば、このBBCの記事から代理母の禁止の話がすっぽり抜けているのはどうしてなんだ? 代理母の禁止と売買春への刑法適用が繋がるのは代理母も売買春ともに「女性の身体の商品化」の問題だからで、スペイン社会労働党が女性の身体の商品化を禁じるという方向性を明確に打ち出したということ。 twitter.com/bbcnewsjapan/s…
posted at 18:10:00

スペインの報道は代理母の禁止に言及してる。女性の身体の商品化が進行していることの表れで、引用されている「これは世界の女性と女子の人権に対する侵害の最大の表れを根絶する道である」という部分の「女子」の明記にスペイン語圏のフェミニシディオの影響が見て取れる。www.eldiario.es/1_803aaa?utm_c…
posted at 18:20:00

敢えて「女子」と明記するのは児童婚という人身売買の問題があるから。女性の身体(生殖機能)が商品化されるから生計を立てる金銭を得ようと女の子が売られるわけで、結婚制度の本質が男性間(父→夫)における女性の身体(生殖能力+労働力)の取引であることがグロテスクなまでにはっきりと見える。 twitter.com/jijicom/status…
posted at 18:30:00

19世紀のアナキストは男性間で行われる女性の身体の取引を温存したままで男女平等実現は不可能と考えて結婚制度の廃止を訴えた。カトリック社会が男性が目的によって女性を生殖=妻/性欲=娼婦と使い分けていることを問題視していて、結婚制度が廃止されることによって売買春もなくなると考えていた。
posted at 18:40:00

 

2021年11月14日

代理母と児童婚は<女性の身体(生殖機能)の商品化/資源化><搾取の犠牲者は貧困層>という点で地続きの問題。この深刻な搾取の構造が放置されているのは「女性は誰でも母親になりたいはず」という支配的な価値観に「妊娠出産は女性の身体に対する搾取である」という視点が覆い隠されているから。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 17:00:00

スペインのアナキズム史は「どのように人が人を搾取しない社会を構築するか」という問いに対する試行錯誤の道のりだから「搾取」が最も議論されたテーマ。差別に関しても「差別には搾取を正当化する機能がある」という点が重要で、アナキストは搾取の問題を掘り下げていくことで女性解放の主張に至る。
posted at 17:10:00

同じように自由を主張するアナキストとリベラルの違いは「搾取される自由=自由を売る自由」を認めるかどうか。リベラルは「搾取される自由」や「自身を商品化する自由」を容認する一方で、アナキストは「自由を売る自由はない」と考えたから、一定時間の自由を売り渡すものとして賃労働を否定した。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 17:20:00

現在のスペイン語圏での女性解放の思想を象徴するアルゼンチン国会議員の「世界が不公平なのは自然環境と女性の身体を搾取する構造が500年前から世界に存在するからです」という発言。差別と搾取は常にセットで議論されるべきだから、日本でも女性差別の問題に搾取の面からもアプローチした方がいい。 twitter.com/brutjapan/stat…
posted at 17:31:45

スペインでアナキストが女性解放を掲げたのは「人が人を搾取しない社会」の実現には「搾取しない人」を作るだけでは不十分で「搾取されない=搾取を拒否する人」の存在が不可欠だと考えたから。内面からの解放のために活字プロパガンダに精を出した。「アナキストの本がファシズムに対する武器になる」 twitter.com/editorialnb/st…
posted at 17:40:48

 

2021年11月28日

選挙の自民党の強さが家父長制的価値観の擁護にあるのがよく分かるな。自民党は「このままでいい」と考える男性8割にとって自分たちの既得権益を守ってくれる政党であり、維新が支持を伸ばすのも同じ理由。さらに夫の利益を自分の利益とみなして護ろうとする妻の票が加わる。 www.kobe-np.co.jp/news/sougou/20…
posted at 18:00:01

家父長制と選挙について考えたのは、ここの自民党の強さの秘密がスペインでフランコ派直系のPP国民党が強い理由と全く同じだったから。フランコ派や極右のデモには結構夫婦連れがいることを思い出した。妻が家父長制の価値観を内面化してて、夫婦仲がいいからではなく、主従関係だから常に一緒にいる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:10:00

スペインでは女性参政権運動が起こった時に教会が反対しなかった。総じて信仰が厚い女性は支配下にあると自負していた教会は、女性も自分たちの既得権益を守る政党に投票するはずと考えていたから。女性解放の第一歩は自身の利害関係、男性(父/夫)の利益と自分の利益が異なることの自覚から始まる。
posted at 18:20:00

当時の女性はカトリック信仰を通じて家父長制に内面から植民地化されていた。スペイン語圏で女性解放が植民地解放とパラレルに語られるのには歴史的な背景がある。家父長制社会に育つ女性は女性蔑視を内面化しているから、まずは内なる女性蔑視から解放されないと主体的に投票できるようにならない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:30:00

「男性は家事・育児の多くを女性が担う現状を容認する傾向が強いが夫婦の話し合いで決めたわけではない」←共同生活での再生産労働の分担は当事者の利害が最も対立するところなのに、女性が再生産労働を担うべきという家父長制の価値観を内面化してるからこんなことが起こる。www.kobe-np.co.jp/news/sougou/20…
posted at 18:40:00

選挙を民主的な制度にするためには選挙権を持つだけでは不十分だから、既婚女性という構成員のかなりの割合が主体性を奪われているのが日本の民主主義の脆弱性の根本的な原因。19世紀のアナキストの「家庭内で対等な関係が築けない者に平等な社会が築けるはずがない」という指摘がそのまま当てはまる。
posted at 18:50:00

家父長制的な価値観のど真ん中だから「おしどり夫婦」をポジティブな意味で使うのもやめた方がいい。いつも一緒にいるから仲むつまじいという理解だけど、妻が甲斐甲斐しく世話を焼くのだから対等な関係ではない。主従関係に基づく夫婦を理想としていたら民主的な社会はいつまでたっても実現できない。
posted at 20:10:18

 

2021年11月30日

この名称は「家父長制応援よくばりハンドブック」の間違いじゃないの? 女性のイラストもまるでゲームの駒みたいだから、広島県はついでに「家父長制を救えゲーム」を考案してこのハンドブックを攻略本にすればいい。真ん中に麻生太郎みたいな親父の絵を加えるといいかも。本当に女をバカにしてる! twitter.com/hiroshima_pref…
posted at 19:30:00

仕事と家庭の両立を希望する女性が「よくばり」に見えるのは「女の最大の夢は母親になること」と考えているからで「働く女性=最大の夢が叶ったのにそれ以上を望む女性=よくばり」というロジックなんだろう。まず「女はみんな母親になりたいはず」という家父長制のファンタジーを解体するべきだな。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:40:00

広島県のハンドブックは「働く女性」と名打っているものの、「仕事と家庭の両立」が柱になっていて想定されているのが「働く母親」というところが呆れるほどの家父長制マインド。家父長制にとっては女性=母親だから女性支援=母親支援で、母親ではない働く女性が存在することを完全に無視している。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:40:00

腹が立つけど「ワーキングマザー」が女性の自己実現の形と見せかけながら、その実は家父長制/男性が最大の利益を得る搾取モデルということが可視化されるから、それなりのメリットもあるのかも。何度かツイートしているけど「ワーキングマザー」を女性にとっての最良モデルに位置付けるべきではない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:50:55

 

2021年12月5日

子孫を得るために女性の身体を必要とする男性が女性の身体の所有して、その身体から生まれる子どもに所有権を拡大するのが結婚制度だから、結婚制度が廃れると男性が子どもの所有権を得る別の制度が必要になる。それが共同親権で、男性が女性の身体を所有せずに子どもの所有権を得ることが可能になる。
posted at 16:10:00

「日仏両国籍を持つため、フランス当局に捜査権限がある」←近代国家の重要な役割の一つが私有財産/所有権を守ることだからこうやって国家ががっつりと介入してくる。フランスの動きを見ると共同親権の問題の本質が所有=子どもの所有権の帰属問題だということがよく分かる。news.yahoo.co.jp/articles/1b55a…
posted at 16:20:00

「日本の法律には両親が離婚あるいは別居した場合の共同親権の規定がない」←日本の制度だと父親の姓を名乗ることで子どもは父親の所有物となる。親権の意味も欧州とは異なり母親の単独親権=養育権だし、離婚後に敢えて子どもの姓を変えない限り父親の所有権は侵害されない。news.yahoo.co.jp/articles/408fc…
posted at 18:00:00

日本の母親の単独親権は離婚後に養育の責任は母親に丸投げしつつも姓によって所有権は維持できるから、非常に男性側に都合の良い制度になっている。夫婦別姓に対する根強い反対も子どもの所有権に影響するからなので、夫婦別姓の議論とパラレルに離婚後の共同親権の話が出てくるのは理にかなってる。
posted at 18:10:00

欧州の王族や貴族に顕著だけど、結婚制度の最も重要な機能は私有財産の維持で、生殖によって子孫を作り、その子孫に相続によって財産を譲渡することで私有制度が護られている。欧州では結婚から生殖が切り離されて、同性婚や同性カップルの養子、代理母などで家族が相続の枠組みとして再編成されてる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:20:00

フランスで相続権や親権を要求して闘った女性といえばフローラ・トリスタン。もともとカトリック圏では原則が父親の単独親権で離婚すると母親は子どもに対する権利を失った。女性の権利がゼロだったところからようやく半分認められるようになったのが今の状況だから、共同親権が進んでるわけではない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:30:00

資本主義は労働力の生産者として女性の身体=生殖能力を求める一方、相続による私有制度の維持のためにも女性の身体を必要とする。女性の身体なしに維持できないから資本主義は女性を人間ではなく身体=資源として扱い、これが女性差別の根本的原因なので女性時解放運動は必然的に反資本主義になる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:40:00

 

2021年12月16日

「こども家庭庁」のネーミングは「家族」ではなく「家庭」というのがポイント。家父長制において「家庭」とは女性のいるべき場所だから「家庭=女性=母親」となる。実質的に「こども母親庁」「こども女性庁」の意味で使ってるわけで、自民党の「こどもの世話は女の仕事」という考え方がよく出てるな。 twitter.com/nhk_news/statu…
posted at 18:00:02

家父長制が一方的に女性=母親と定義づけるからこそ、家父長制社会に生きる「出産しない女=母親でない女性」にとって「女という概念と母という概念が新たに対立」することになる。スペインの女性アナキスト、サオルニルが1930年に書いたテキストが21世紀の日本の家父長制社会を見事に描写している。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:10:00

サオルニルのこの一文は自民党の家父長制推進戦略を明快に言い表していて、女性=母親と定義づけると結果的に社会から母親でない女性が排除される。「こども家庭庁」の目的はこどもの支援というより女性の選別。こどもと母親の支援を一体化すれば母親でない女性を支援の枠から排除できるというわけ。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:20:00

差別が問題なのは搾取を正当化するからで女性の貧困問題は不当な搾取の結果。性差別で女性が不当に搾取されるから男女の賃金格差が生じる。女性解放運動は女性の労働運動で、再分配の要求は参政権運動よりずっと早いのに、なんで21世紀になってもまだ差別が温存されてるんだ? president.jp/articles/-/52648
posted at 18:30:00

「女性参政権が実現すれば女性差別は解消する」「革命が起これば女性差別は解消する」と言われてきたのに、スペインで女性参政権が実現しても、ロシアで革命が起こっても、女性差別は解消しなかった。そうした現実の認識の先に生まれたのが女性のアナキスト組織「Mujeres Libres(自由な女)」だった。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:40:00

スペインのアナキズムにおいて再分配の要求に正当性と根拠を与えているのが「Patrimonio Universal (万人の共有財産)」という概念でアンセルモ・ロレンソが同名のパンフレットを書いてる。でもスペイン語では「世界文化遺産」の意味に乗っ取られていて、ネットの検索でもほとんど引っかからない。
posted at 19:17:23

「Patrimonimo Universal(万人の共有財産)」を根拠に再分配の問題をアナキズムの文脈で理論化したのが「Anarco-comunismo(アナルココミュニズム)」で、スペインのアナキズム史ではクロポトキンやマラテスタを始めとするインター派のアナキズムの到達点とされて、アナキズム革命の理論に発展する。
posted at 19:24:51

 

2021年12月26日

産婦人科医会の「仕方がない」というコメントは誰の立場に立ったものなのか? 医療における受益者は患者であるはずだから、経口中絶薬に反対するのならば経口中絶薬導入よりもそうは法維持の方が大きな利益を女性にもたらすことをきっちり説明する義務がある。説明してみろ。www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
posted at 09:50:33

自民党の政治家もそうだけど、家父長制の男は論理的な説明を一切しないから腹が立つ。「医師は薬を処方するだけでなく、排出されなかった場合の外科的手術など、その後の管理も行うので相応の管理料が必要だ」と言うなら、手術と薬の処方+管理を同等の作業量とみなすのが妥当という根拠を明示しろ。
posted at 10:01:42

具体的な説明が一切なく結論だけの産婦人科医会のコメントには「女は黙って言うことを聞け。女に説明する必要はない」という家父長制の価値観がはっきり見える。家父長制社会で半世紀生きてきて、個人的に最も腹が立つ女性差別は「合理的な説明がないままに不当なことを押し付けられる」ことだったな。
posted at 10:14:19

搾取とは「合理的な説明がないままに不当なことを押し付けられる」ことで、差別は搾取の構造の中であらゆる搾取を正当化するために用いられる。搾取する側は差別は合理的な判断の結果と考えるから、例えば「なぜ<私>なのか?」と聞いているのに「女性だから」と答えて合理的な説明をした気になる。
posted at 10:39:35

フェミニシディオ批判につながるスペインの21世紀のフェミニズムの波のきっかけが、実質的に中絶を犯罪化にする2014年の右派政権PP国民党の中絶法改悪法案だった。廃案に追い込まれて法相の辞任で終わった。この反対運動を扱ったドキュメンタリー『私が決める。自由の列車』 youtu.be/dranqQz1phQ
posted at 11:07:43

私が「母性の自由」というスペイン語を初めて耳にしたのがこの中絶法改悪を巡る議論の中。法相ガヤルドンがで「この法案は母性の自由を護り、女性が真の女性として生きられるようにするもの」とか言っているのを耳にして、母になりたいと思ったことのない「出産しない女」の私はマジでビックリした。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:14:04

ここから「女性のため」と言いながら不利益を押し付ける家父長制のロジックと「女はみんな母親になりたいはず」というファンタジーに興味を持った。中絶を悪とする価値観は文化や宗教の枠を超えた家父長制の出生主義イデオロギーなので、出生主義批判から少子化を悪とする価値観を解体する必要がある。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:23:45

少子化(少産化)を悪とするには多産を良しとする価値観を持たなければならない。多産社会だった19世紀欧州の平均寿命は30歳ほど。資本主義による過酷な搾取の結果労働者が次々命を落としたから、新しい労働力で補うために多産が推奨された。平均寿命が倍以上の21世紀の日本で多産社会を目指す意味は?
posted at 11:29:49

19世紀の欧州で「多産社会だから一人一人の人間の存在が尊重されないのではないか?」という発想から、印刷物や講演を通じて避妊方法の情報を提供し、産児調整というコンセプトを推し進めたのがアナキストで、反出生主義者と呼ばれた。「望まない出産を拒否する自由」なしに女性の解放はありえない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:48:05

家父長制は「出産した女性のみを真の女性とみなす」というコンセンサスによって出生主義を内包することで成り立っているからこそ「出産しない女」の存在を頑なに認めようとしない。でも私たちは確かにここにいるので、全国の「出産しない女」の皆さん、来年も引き続き存在をアピールしていきましょう🥳 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:12:53