昨日から今日にかけてコロラド先生[@BB45_Colorado]が電力と原発に関してツイートされていたのをまとめました。
解説が凄くわかりやすくて毎度ありがたく勉強させてもらってます。
動くアテのない原子力発電所に各電力が兆円単位の投資を捨ててしまったツケが回ってくるのがこの夏と次の冬。
九電、関電、四電は、まだ、動かすことができた(実力があるし、炉も優れている)が、6電力はアホと言うほかない。
典型的なコンコルドの誤謬。
経営学の博士論文何本かになる。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 28, 2022
元々電力各社と経産省が、原子力規制委員会を舐めてたかをくくっていたのが原因なのよ。
1974年、NRC設立のあと、合衆国の原子力発電所の審査が猛烈に厳しくなったことに対応出来ずに大量キャンセルになったのと背景は酷似している。
メリケン電力は、アッサリ損切りして放棄したが。
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原子力用に作りまくった日本の揚水は、3〜6時間の連続発電出来るので、17~21時の需給ギャップを埋めるのにはギリギリ間に合う。
問題は、夏期の日中に太陽光で揚水を揚げきるか否かという事。そして大渇水になると揚水も能力を失って行く。
因みに異常高温だと原子炉は出力制限をすることになる。
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本来熱出力一定運転で認可されたのを電気出力一定運転に変更したのは、夏の出力低下対策。大型熱機関としては好ましくないが、一応設計余裕の範囲内。
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原子炉は夏には弱いです。
日本は海水冷却ですので内陸型よりマシですが、サイトの熱設計に欠陥のある*川内原子力発電所などは、夏には弱いです。
高浜は、半島の正反対で給排水していて、熱的には事実上絶縁しています。それでも夏は苦手です。
*温排水が冷却水取り込みの流路に混ざる。
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そもそも論として、東京電力などに原子力発電所を運転する能力が無いために運転認可取れないだけ。
こういうのを八つ当たりという。
新規建設は無理。理由は、建設単価が3倍どころか5倍になりかねない状況だから。
既に電力会社はやる気が無い。電発は原電に取られたことから社の悲願化している。 https://t.co/Iqniby0Rpi
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電発が大間ABWRというガラクタに固執する理由は、東海GCRを原電が建設・運営したことに起源がある。
元々電発は、電力のパイオニアとして第一号商用原子炉は当然電発が手がけると考えていた。
FBRで手を打ったが、コケてATRもコケて、仕方無いのでABWR(フルMOX)というゴミ焼き原子炉を手がけている。
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大間ABWRは、余剰プル(プルトニウム)専焼炉として非常に重要で、実のところ電源としてはグリコのオマケのようなもの。
核拡散防止上の必要性から国は固執している。商用炉としては失敗がはじめからわかりきっている。
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電発の大間ABWRは、余剰プル専焼炉として造らざるを得ないことは、計算すれば簡単に導出出来る。
もんじゅが自滅したのでプルを燃やせる炉が無い。既存の炉では、プルを燃やすと発電単価があがるので装荷量を制限している有り様。
ゴミは電発に燃やしてもらいたいという事。
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四国電力だけで揚水は700MWe弱あるので、非常に心強い。
日本は、無茶な国策で原子力発電所を大量建設するつもりだったので、揚水がたいへんに多く世界でも珍しい揚水国。
この揚水が原子力発電の脱落で暇になったので太陽光の吸収に使っている。蓄電効率は、70%前後と極めて優秀。
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弱点は、貯水池の規模が小さいために蓄電容量が海外の1/3程度と小さいこと。
だいたい3〜6時間しか発電出来ない。
海外に比べ設備利用率が低いという批判があるが、貯水池が小さいのでこれは当然と言える。
連続発電時間が4時間程度あれば、17~21時という需給ギャップ時間帯にギリギリ間に合う。
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原子力がコケて暇になった揚水がたくさんあるというのは、たいへんに好都合で、再生可能エネのためにヘンテコ蓄電池を増やす必要は低くなる。
失敗した NAS電池が電力に見向きされていないのは揚水があるからとも言える。
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需要が少ないので、大きな事故で主力発電所がコケないかぎり大丈夫と思います。
太陽光は増える一方ですし。
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急峻な河川が多いので、高出力で持続時間の短い揚水が多いのですが、これも日本に合っています。
揚水は、上流河川を壊すので僕は嫌いなのですが、日本の電力環境にたいへんによくあった優れた蓄電技術です。
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これも肝心なことが抜けている。
電力会社は、かつてほどではないが、それなりに投資を続けている。
ところがその投資が、運転の見込みが無い原子力発電所に兆単位で吸い取られている。
関電、九電、四電は、炉型に恵まれたことと実力があったために規模半分程度で運開できたが、他は見込み無し。 https://t.co/kjFM1LlpJ4
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これは炉型が駄目なことと、実力が無いために幾ら投資しても砂漠に水をまく状態になっているため。
経産省と電力会社が原子力規制委員会を嘗めてかかったことからの誤算だが、投資の評価が出来ていないために無意味な投資を続けてきたこととなっている。
力尽きたので無く時間切れ。
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投資効果といいことばを知らないのか?
能力が無い無能であるが故にNRAの承認を得られていないことなど特に東電、北電では顕著。
陸電、中電、中部電、東北電は、炉型選択が誤っていた。
原電は、これまでのツケが回ってきただけ。特に原電敦賀2は、過去の断層値切りの結果。
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NRA初代委員長が言った言葉。
申請されるのは電力会社の自由であり、そのことについて我々は関知しない。審査するだけ。
これの意味を読み誤った無能と言うほかない。僕は、NRAは本気だと読んだ。結果は今が示す。
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11年前からずっと指摘してきているが、原子力発電所は、第二次改良標準化以降のPWRのみに注力していれば良かった。実際、運開に至ったのは、一部の例外を除きこれだけだし、関電の古い炉は、投資効率としては極めて筋の悪い改造をしている。今後の負債になろう。
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僕が驚いたのは、関電が大飯1,2を見捨てたことと、原電敦賀2が事実上死んだこと。
大飯1,2はアイスコンデンサ型だが、NRAは、受動安全性に劣るBWR並みに厳しく審査するとしていた。関電は放り出した。
原電敦賀2は、改標2型のプロトタイプで、原電は贅沢に作り、丁寧に使ってきた。
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ところが断層値切りが裏目に出て、原子炉建屋直下に浦底断層の分岐が存在するとなり、おじゃん。
僕のお気に入り原子炉だっただけに残念。
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原子力発電所の再稼働には兆単位のお金が投資されているが、PWR電力3社以外は極めて首尾が悪い。
北電はPWR電力だが、ここは泊のサイト内で破壊工作や人間の糞便残留が生じており、乱れている=能力が無い。これは東電柏崎刈羽と共通する。
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原子力発電所は、能力と実力のある運営者しか運営出来ない。
NRAは、いかにもお役所仕事だが、書類は受け付けるが、情実は無視するという原則を一応守っている。
この点を見誤った結果、11年経っても運転再開の目処は立たない。
東北電が近いが、投資効率としては極めて劣悪となっている。
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投資の失敗の結果としての電力危機。
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https://t.co/iAa1e5tLDz
知らないのか能力が無いのかインチキしているのか。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 28, 2022
東電と比べ関電はかなりまじめに建設から行ってきた。そして九電は関電より慎重にサイト選定から行ってきたとされる。
四電についてはよく分からない。貧乏なのであちころ甘いところがあって、弱点はある。
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玄海原子力発電所、津波と断層のリスクが低い国内では珍しい原子力発電所。
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原子力業界に関わっていると自称する人間が、嘘をついてはいけない。
ますます需要家からの信用を失うだけ。
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大飯1,2は、当時日本では耐震性から建設不能だった4ループ(1GWe)級のPWRを建設するために氷を積み上げることで格納容器を小型化したのだが、運転経費がかかりすぎることと、キャットウォークが狭いなどの営繕の難しい炉であること=労働者の被曝量が増えることから、関電は手を焼いていた。
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結局、格納容器の自由体積が小さいことからBWR並みに審査を厳しくすると言うNRAの判断から、関電は、寿命が残っている大飯1,2を廃炉とした。
この判断ができる点で関電はまともと言える。
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原子力発電所の運転再開出来ないのは、審査に通らないから。
見通しが立たないのは、能力が低いから。
それだけ。
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まぁ、柏崎刈羽の東電職員もネットで大暴れした挙げ句発電所長に行いがバレて消えてしまったが、原子力業界には能力が低いのか、破廉恥なのか、ネットに平気で嘘を書く屑がいる。これは本邦医療業界も同じ。
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もう一つ。
電力会社の投資が鈍っている最大の原因は、電力自由化。
要するに元々経営体力が思われていたほど強くなかった。そしてその経営資源をアテのない原子力発電所再稼働に11年間傾斜注入して、四電、九電、関電以外は結果が出ていないという事。投入額は各社数千億〜兆円単位になっている。
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関電、九電、四電も、なんとか運開に持ち込んでも司法リスクと規制リスクを軽くみていたために長期停止を余儀なくされている。設備利用率は思わしくない。
規制リスクを見誤ったのはNRAを舐めていたから。
司法リスクを見誤ったのは司法と住民を舐めていたから。
間抜け。
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特に関電は筋が悪い。
四電は、サイトの場所が悪い。
九電は、田舎だからなんとか辛うじて通用している。それでも規制リスクを嘗めてかかって大やけどをしている。
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九電は、九州循環送電網を完成させている。
じつは、古い原子力発電所の計画の名残ではあってもインフラ投資はそこそこ堅実にしている。
東京電力がとりわけ異常なだけと言って良い。柏崎刈羽を原電に譲渡していれば身軽になったろう。
原電なら柏崎刈羽2~5号炉くらいはなんとか出来たかもしれない。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 28, 2022
柏崎刈羽6,7は欠陥設計のABWRなので放棄すべきだろう。東電がGEに欺されてぼったくられ、国内分担分を無理にコストカットしたためにシステム全体としてまともな炉では無くなっている。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 28, 2022
需要家からの大切な収益を砂に巻くようなアホなことをしてきた電力会社が現在持ちこたえているのは、再生可能エネ電源が大量に建設されたから。
制度欠陥によってアホな買取単価だが、これまた酷い再生可能エネ賦課金で賄われるので電力会社の腹は痛まない。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 28, 2022
ついでに書くと、解列指令出せるようになったので、送電網への負荷も許容可能になっている。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 28, 2022
"たかさと@メーカー勤務 on Twitter: "電力の3割を占めていた原発の停止下でも、深刻な電力不足があまり表面化しなかったのは、震災前の電力資産(構成バランス、冗 https://t.co/iAa1e5tLDz ←知ったかぶりの嘘つきがズラリ。文句があるなら原子力規制委員会にぶつけろ。嘘ついて八つ当たりするな。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 28, 2022
原子力規制委員会が、政治と財界のご都合に左右されなかった10年足らずの歴史でしょうね。
これはやはりきちんと高く評価しないといけません。
電力危機は、電力と経産が、NRAを保安院同様に嘗めてかかって投資を誤った結果ですわ。そして能力が無い。やってきたことが牟田口廉也と全く同じ。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
NAS電池についての補足。あと10年くらいで能力は送発電向きになるか?https://t.co/HZlbrkhxws
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
NAS電池は、事故から10年掛けてかなり成熟度を伸ばしていますので、太陽光をもつ需要家側での導入が進んでいます。だいたい数百kWeで数MWhの容量ですね。
送電会社が導入するには、100MWhの桁が最低でも欲しいので、もう少し時間がかかると思います。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
太陽光・風力発電事業者が調整用にNAS電池を導入するのは難しいでしょうね。解列した方が楽ですし、発電側で蓄電しても買い取り価格が安すぎます。
やはり蓄電は、送電会社の領分です。勿論、蓄電会社というのもあり得ますが。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
レドックス・フローは、バナジウムを使うので難しいですね。
大量に余っている劣化ウランを使えれば良いと思います。線源としての管理は必要になりますが、劣化ウランは、比較的楽です。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
問題は、劣化ウランは、低線量であっても放射性物質ですので、線源としての管理、放射線管理区域としての管理が求められる可能性があることです。(線量密度がわからないので安全側に降って論じています。)
微量なら管理区画にはならないかもしれませんが、原子力発電所に大量設置すると合理的です。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
動かない原子力発電所やサイト内の遊休地にウラン蓄電池を設置する分には何の問題も無いでしょう。
幸い、太陽光と風発は、原子力発電所の周囲に集まる傾向があり、原子力発電所には強力な送受電システムがあります。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
NAS電池は、過熱しないと機能しないので、捨てるエネルギーが必須なんです。
故に中規模から大規模の太陽光発電や風発と組み合わせるのが良いです。一定のエネルギーを捨てることが前提です。
あとNASは火災を起こすと禁水物質なので砂をかけるなどしかないです。これで事故を起こして停滞しました。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
ただ、RF電池にしろNAS電池にしろ、あと10年経てば送電網に組み込める大規模プラントが実現しそうに思います。
そうなると日本中に揚水発電所ができるのと同等で、2050年頃までには再生可能エネの課題はほぼ解決するかもしれません。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
東西変換所を使えや。
2GW程度は楽に融通されるだろうが。*
変換所の容量は2.1GWで、3GWが整備目標。3月危機では半分も使っておらず、アナウンス効果での節電分を上回る容量が残っていた。 https://t.co/3iHpY4K8ng
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 27, 2022
猛暑になると九電、中電、四電で昼間に膨大な太陽光発電がなされる。
いまは水があるので揚水で対応出来るが、大渇水になると揚水が破綻する恐れがある。
大渇水→電力危機という順にあり得る。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 27, 2022
大渇水では水発も能力を失うので、太陽光に比してシミみたいな量ではあるが夕方の電力ピークへの即応予備の一部が失われることになる。
揚水が死んだら大変なことになる。
だから渇水は困る。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 27, 2022
今回はマジやばいです。
理由は簡単で、火発のメンテナンスが間に合っていないのですよ。これは天候の問題で仕方無いです。
西日本は、まだ余っているので融通出来ます。ただ、異常渇水によってお盆前どころか今月下旬には非常に厳しくなるかもしれません。— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
たったの2.1GWが現在の上限です。これ以上は通りません。原子炉二基分しかありません。
本来は60Hzに統一すべきなのですが、産業用動力、民生用動力含め、50Hz固定の負荷はとても多いので、東西ギャップを直流送電で完全に埋めてしまうのが次善の策です。
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昨晩、しろくまくんを運開して、凄く乾くのでお洗濯ものを干したら、直ちに湿度が上がり、設定湿度を達成出来ないとマイコンが判断して室温を26℃に下げる運転になったらしい。
電子乾湿計のログがそれを示している。
マイコン制御はブラックボックスだが、40年近いノウハウの塊でお任せ出来る。
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ちなみにモーターを垂直統合の中で作っている会社のエアコンは長持ちする。
コンプレッサを外注していた関西系の家電メーカーが不良を多発した騒動でその仮設は証明されたと思う。
ちなみに96年に購入したシャープのエアコンは二台そろって短寿命で、ついでに同時に買ったシャープの冷蔵庫も死んだ。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
モーターものは、重電系メーカーが得意で、特に日立は、「モートル」の全家庭への大量普及が社是であっただけにこの分野では一目置いている。
東芝と三菱も準ずる。ダイキンはエアコンの老舗、ゼネラルも空調老舗と言って良い。
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この報道からも分かるように、この夏の電力問題は、梅雨が30日短かったことにより火発の定検が間に合わなかったことが第一。
これは梅雨の異変を察知した電力会社によって6月には対策が始まったが、1~2週間程度のギャプが残る。
より深刻なのはそのあと。 https://t.co/jv2uf82zZk
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
このまま空梅雨で雨期が終わると7月下旬から大渇水となる。
水道や用水が止まるだけでなく、揚水と水発が能力を失って行く、
特に揚水の機能喪失は、昼間に蓄電することによる17時から21時の需給ギャップを埋める主力が抜けることになる。
これが極めて深刻。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022
ウクライナ戦争による国際化石資源市場の混乱は、冬に大きな影響を及ぼすことになる。
こちらの方が本質的な課題。
なお、7月中に雨台風がくるか、戻り梅雨で2週間雨が降れば夏の危機は概ね解決する。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) June 29, 2022