ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイートをサルベージ――2022年6月〜8月

ramonbook[@ramonbookprj]さんの過去ツイをサルベージ。
理由というか事情はこちら→https://kyotofan.info/politics_society/20120925-30/
Twiiter社の新API仕様変更
・・・平たく言うなら
イーロン・マスクの傍若無人な我儘

・・・つーかさぁ、ナニコレ

ふざけんなよ!イーロン・マスク (-_-💢)

 

2022年6月4日

なるほど、家父長制では妻は夫の性欲を解消する義務があって「結婚=セックス」と捉えているから厚労省は少子化の話でいつも結婚に言及するのか。最後の文章は「自民党の家父長制政権下で女性たちがセックスや妊娠を控える傾向にあったことも影響したとみている」 にした方が現実に近いと思うけどな。 twitter.com/jijicom/status…
posted at 12:00:01

「出生率が下がる大きな要因として、若い世代の子どもを持ちたいという意欲が減退していることがある」 ←「少子化」が「出産を望む女性の減少=出産を望まない女性の増加」の結果ならば出産育児支援という方向の対策に限界があるから、女性の意識を変えようと出産=自己実現のプロパガンダがすごい。 twitter.com/nikkei/status/…
posted at 12:15:00

それにしても日本の「少産化運動」すごいな😮😮家父長制信者の自民党は心の中で女のことを馬鹿にしてるんだから、いつまでも国家の存続という重大問題を女に委ねているのはどうかと思うんですけど。女に期待するのはやめて、さっさと女に依存せずに維持できる家父長制国家モデルを考えたらどうですか🤗 twitter.com/Yomiuri_Online…
posted at 12:30:00

産むという行為の主体=女性の存在を消し去る「少子化」という言葉は自民党政権下で生まれた。つまり、家父長制による家父長制のための用語なわけで、家父長制を解体したい私にはこんな言葉を尊重する義理はない。女性から主体性を奪う家父長制の罠に落ちないように、みなさんも気をつけてくださいね。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:45:00

「反抗的な女」も「家父長制に抗う女」を表現するために家父長制が考案した家父長制用語だから、家父長制の解体を目指す人間が使う義理はない。もっと相応しい言葉である「ムヘレス・リーブレス/自由な女たち」を考案したアナキストの一人サオルニルの言葉を全国の「自由な女たち」に捧げます🥰✊🥰 twitter.com/cira_japana/st…
posted at 13:00:01

自民党の中では「女性活躍」がもはや信仰になってるな。祈りを込めて「女性活躍推進館」を建立してもお母さんは増えません😇😇誇らしげに「ワンオペのワーキングマザーの1日」とかを展示で紹介して国際社会を困惑させそうな予感。「ジェンダーギャップ120位」の名に恥じない万博になりそうですね😂😂 twitter.com/kyodo_official…
posted at 19:22:28

 

2022年6月5日

素晴らしい提案ありがとうございます🥰頭の中の「女性活躍推進館」のリアルさが増してきた🤣 twitter.com/M_N_0320/statu…
posted at 10:41:02

自民党の「女性活躍推進館」っていうネーミングセンスどこかで見たことあるような。。と考えていて、思い出した。タリバンの「勧善懲悪省」だ!!家父長制のセンスって国境も宗教も超えて世界共通なんですね😅😅 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:49:55

思ったけど「女性の年齢別では40~44歳で出生率の伸びが一番高く、0・0031ポイント上がった。出生数もこの年代だけ増え、前年比で617人増の4万8516人」という部分は「産まないと後悔するか」問題の表れだね。出生主義社会は女性に「子どもを持たないと後悔するかも」という漠然とした不安を抱かせる。 twitter.com/mainichi/statu…
posted at 11:00:00

そもそも「産まないと後悔する」という言説は「女性は全員子どもを欲しがる」という前提に立たないと成立しないから、紛れもなく女性差別的な発言。実際のところは「産まないと後悔する」と言う人は「産まなかったことを後悔して欲しい」という自身の願望を表明してるだけという話なんじゃないのかな。
posted at 11:15:00

家父長制の「妻は夫の性欲を解消する義務がある」という前提に立てば、日本の高い出生数を支えていたのは生涯未婚率が男女そろって5%未満という皆婚社会、つまり結婚しないと生きていけない女性たちだった。女性が結婚しなくても生きていける社会を目指すなら「少子化」は前身を示す出来事と言える。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:30:00

アナキズム史の中で「夫の性欲を解消する義務が妻に課されていた」カトリックの「多産社会」の実態を知ったけど、女性、特に私みたいな「出産したくない女」にとっては地獄以外の何物でもないから「女が結婚/出産しないでも生きられる」社会を求めて闘ってきた無数の無名の女性たちには感謝しかない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:45:00

家父長制出生主義の「多産」について参考になる記事。女性に「結婚/妊娠/出産の社会的なプレッシャー」を与えて行動を制限するのは家父長制の典型的な女性支配の方法。宗教という権威不在の日本では「婚活」「妊活」の言葉のでっち上げで女性が出生主義の価値観に従って自主的に動くように促される。 twitter.com/Pre_Online/sta…
posted at 12:00:02

彼女の「とりあえず「ノー」 と言う」はオススメ。スペイン語を話し始めた頃「ノー」と言うのが難しくて「日本語は「ノー」を使う機会が極めて少ない言語」と気付いた。使い慣れていないので練習が重要。さらに「ノー」の理由の説明の不要を学ぶと人生がかなり楽になるはず🤗 president.jp/articles/-/44515
posted at 12:15:00

「それが私がここ、ベルリンに住む理由のひとつでもあります。というのもベルリンは、そうすることが可能な場所として知られた町だからです。嫌ならばただ「ノー」と言えばいい」←ユダヤ人コミュニティを飛び出したエマ・ゴールドマンがドイツ系移民コミュニティに落ち着いた理由がわかった気がする。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:30:00

高群逸枝は「男にとって性の自由とは性欲の自由」と書いたけど、家父長制が男性を支配するために使う道具が性欲で、権威に従えば女性の身体が手に入るというシステムを築いて権力構造の安定を図る。家父長制が最も困るのが性欲の否定だから性欲を煽るし、現実の出生数低下より婚姻数減少を心配する。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 13:15:00

 

2022年6月12日

現実が家父長制社会が理想とする「皆婚社会」を解体していくのを目の当たりにするのは感慨深いな😇かつての「生涯未婚率が男女そろって5%未満という皆婚社会」が個人の主体的な選択の結果ではなく、女性から経済力を剥奪する社会構造によって恣意的に作られていたことがよく分かるね🤗ビバ結婚離れ🥳 twitter.com/livedoornews/s…
posted at 11:00:00

男性25%・女性16%が生涯未婚と男性の方が数字が高いのは世界的な男余り現象を反映したものなんだろう。家父長制の男尊女卑が男性余剰社会を生み出して男性を懐柔するために女性をあてがうという家父長制の伝統的な男性労働者支配術を破綻させつつあるという現実には、自業自得という言葉がぴったりだ。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:15:00

自民党はまだ女性の意識の変化でなんとか乗り切れると信じているようだけど、現実に存在する数の不均衡は女性の努力では解消できません😡「結婚すれば生涯、専属ケア担当者が約束されるという価値観で男の子を育てることのリスクについて認識を広める」を盛り込んだ男性版骨太の方針原案はどこかしら🥰 twitter.com/asahi_kantei/s…
posted at 11:30:00

スペインで右派を揶揄するのに「変化をしないためにすべてを変化させる」という表現が使われるんだけど、これが権力構造の本質をよく表してる。現在の自民党は家父長制を守るための微調整の真っ最中で、だからこそ矢継ぎ早に変革を打ち出してる。「女性活躍」はその微調整を一つにまとめた総称のこと。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:45:00

結局、自民党は全て「女に任せとけばなんとかやってくれる」って発想で、権力を振りかざして威張ること以外何にもできないのは、家父長制を支えてるのが「いざとなれば妻/母が助けてくれる」という信仰だから。「全ての男には救世主=ケア係の女」が存在する前提だからめちゃ他力本願。勝手に滅びろ😈 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:00:00

スペインの例だと「母性」の問題の指摘(クララムン)から解放された世代(サオルニル)の登場までに30年ほどかかった。おそらく今の20-30代の女性たちは私の世代より母性信仰から解放されているはず。だからこそ、女性誌には「女性活躍」推進のための恋愛至上主義プロパガンダが溢れているんだろう。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:15:00

「新しい視点を探し出さなければならない(中略)女性が自発的に行動することである。その固有の性質の衝動に身を任せて、メディアからのすべての暗示やすべての強制に反逆して、もつれた頭脳中心主義によってまだ歪められていない自覚が命じるままに従うのだ」(サオルニル)cira-japana.net/pr/?p=1020
posted at 12:30:00

Netflix『ケーブルガールズ』の舞台はサオルニルが働いていた時期のテレフォニカ社。台本はドロドロの恋愛ドラマの典型だけど、時代背景や歴史的エピソード、登場人物の設定がしっかりしててGWに一気見してしまった。家父長制独裁政権下で生きる女性の苦難がよく描かれてる。youtu.be/prS1czxW_xc
posted at 14:44:03

『ケーブルガールズ』はリベラ独裁→第二共和政→内戦→フランコ独裁までカバーしていて、最終章ではファランへ婦人部と「盗まれた赤ちゃん」事件が登場する。フランコ体制下では出生主義と資本主義が結びついていたので、後ろ盾のない母親から子どもが盗まれて売買された。youtu.be/JohObVqdxj4
posted at 14:54:21

1953年にファランへ婦人部が作成した良妻の手引きは、21世紀の日本の女性誌でも良く見かけるような内容でかなり興味深い。「良妻になるためのガイド〜夫を幸せにしておく11のルール〜彼がいつも夢見ていたような妻になりましょう」 laoveja100.wordpress.com/2010/11/08/gui…
posted at 15:02:46

(夫の帰りを迎えるには…)①夕食の準備を整え②美しい姿でお出迎え③優しく魅力的でいて④家を整理整頓して⑤彼を楽園にいるような気持ちにさせましょう⑥子どもたちの身支度を整え⑦なるべく音はたてない⑧幸福に見えるように努力しましょう⑨彼の話に耳を澄まして⑩彼の立場に立って考えましょう
posted at 15:09:10

11.不平不満は言わない おまけ:彼の好きなようにさせてあげましょう <良妻は常に自分の場所はどこかをわきまえています>
posted at 15:14:07

スペインでは週一で美容院に通ったり、着飾ったりしてとても綺麗にしている高齢女性をよく見かけるのだけど、それは「女は美しい姿でいるべき」という家父長制の規範の内面化で、強迫観念になっている面がある。コロナ対策のロックダウンのときに美容院を開けるか否かで大議論になっていて実感した。
posted at 15:22:02

 

2022年6月19日

【予告】9/17(土)〜10/1(日)@IrregularRhythmでアナルコサンディカリスモに関する展示が決定✊アナキズム革命に先行する1932年カタルーニャに点在する鉱山の村々で労働者たちが「コムニスモ・リベルタリオ」を宣言して革命が始まった。現地の90周年記念展を翻訳と解説付でそのまま新宿に持って来ます! pic.twitter.com/INzPNEjlwX
posted at 18:02:00

Mujeres Libresとサオルニルの思想の基本は「コムニスモ・リベルタリオ」による女性解放なので、これを紹介するにはまず「コムニスモ・リベルタリオ」の紹介が必要で、そのためには仏のCGTが代表の「革命的サンディカリズム」と異なる「アナルコシンディカリスモ」の紹介が不可欠という結論に達した🧐
posted at 18:10:00

あと3年😮でスペインのアナキズム革命から90周年と気がついたので、そこを目指して「コムニスモ・リベルタリオ」の概要の紹介を始めることにした。その後百周年の2036年までには各論にまで踏み込みたい。というわけでカタルーニャの鉱山から「コムニスモ・リベルタリオ日本語化計画」の本格始動です🥳
posted at 18:22:29

「これにより、性的暴行の被害者が被害を訴え出る際、暴力や脅迫を受けたことや、身体的に抵抗したことを証明する必要がなくなる」←家父長制社会では「意思決定において男性の意向を尊重してそれに同意をする」のが女性の役割だから「同意の存在」ではなくて「同意の不存在」の証明が求められてきた。 twitter.com/amnesty_or_jp/…
posted at 18:40:00

スペインの「暴力や脅迫の事実がない限り強姦罪には問われない」という刑法が改正されるきっかけになったのが2016年の牛追い祭りでの集団レイプ事件に関する判決→「検察側の求刑は禁錮20年以上だった。それに対して裁判官の1人は、被害者の携帯電話を盗んだこと以外は無罪にすべきだと述べていた」😱 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:50:00

家父長制出生主義の価値観では「女性を孕ませることは賞賛されるべき」だからこそ、原則としてレイプが罪とみなされない。こうしたレイプ無罪の土壌を下支えする役割を担うから「女性であれば子どもを欲しがるはず」「すべての女性は母親になりたいはず」という主張が女性差別的発言とみなされるわけ。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:00:02

 

2022年6月22日

国側の見解が非常に興味深いな。婚姻制度の目的は「一人の男性と、一人の女性が子どもを産み、育てながら共同生活を送る関係に法的保護を与えること」と「男性と」の後に句点を入れた方が趣旨が明確になる。つまり男性に女性の身体をあてがう制度というわけで、生殖のための制度ですらないわけだね。 twitter.com/osakashakai/st…
posted at 18:00:00

「一人の男性と一人の女性が子どもを産み、育てながら共同生活を送る関係に法的保護を与えること」の部分だけど、子どもを産むことができるのは女性だけだから、男性も行為の主体であると考えていたら続きの文章で「子どもを産み」という表現が出てくるはずがないんだよね。 www.asahi.com/articles/ASQ6N…
posted at 18:10:00

結婚制度は世界中にあるけど制度の中身が異なるのはその最優先目的が「生殖」や「私有財産の維持(相続)」と異なるから。性欲を最優先する家父長制にとって生殖は性欲の副産物に過ぎないから目的は生殖ではない。真の目的は、性欲で男性労働者を支配するために女性を合法的に男性の所有物化すること。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:20:00

日本の家父長制にスペイン語圏の家父長制批判の理論を当てはめる時に問題だったのが、キリスト教/カトリックの価値観がベースにないことだったんだけど、それを解消してくれたのが『婦人戦線』のテキスト。高群逸枝の「男にとって性の自由とは性欲の自由」という指摘を読んだ時一気に目の前が開けた。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:30:00

労働者運動を制圧するために家父長制の価値観を国家イデオロギー化したのが欧州のファシズム/全体主義だったから、家父長制が根強い日本がファシズムと親和性が高いのは理にかなっている。ファシズムを批判するなら家父長制の批判が不可欠なんだけど、日本で切り離されてるのは男社会だからだろうね。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:40:00

「女性の皆さんは愛情深く忠実な下僕となって、男性労働者を気持ち良くさせておいて。そうすれば社会不満が国家に向かわないから俺たちが助かる」というのが家父長制国家の本音。だから妻が夫の所有物であることを象徴する夫婦同姓はやめられないし、同性婚も認められないし、良妻という規範を作る。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:50:00

 

2022年6月25日

擁護派のバイデンが「近親相姦によってできた子供を、女性がずっとおなかで育てなくてはならないと想像してみるといい=中絶は条件付きで認めても良い」とか言ってるから足元をすくわれる。家父長制出生主義による国家の介入に対抗するには「女性の生命と健康は胎児のそれに優先する」と主張しないと。 twitter.com/bbcnewsjapan/s…
posted at 18:00:00

ラテンアメリカのフェミニズムで用いられる「家父長制に殺される」という言葉が誇張ではないことがよく分かる。出生主義(胎児を女性より優先する)&レイプ無罪(性欲の自由を生殖の自由に優先させる)という家父長制の女性差別的価値観が現実に女性の生命と健康を危険にさらすことを明確にする事例。 twitter.com/asahi/status/1…
posted at 18:10:00

米国とブラジルでの中絶を巡るニュースが続くけど、女性の身体の主権の危機に関する根本的な原因は、ここ数年優生思想的という理由で中絶に反対する超保守カトリックが勢力を伸ばしてきたこと。トランプやボルソナロという個人が導いた結果ではないから、彼らを権力の座に押し上げた背景の分析が必要。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:20:38

「産まない自由」が保証されないのであれば、女性にとっては全ての人権が絵に描いた餅となる。ただ全ての国家は本質的に出生主義であり、アナキストが「反出生主義者」と呼ばれて欧米で国家/教会から危険分子とみなされた理由の一つが「小産化の推進=避妊と中絶方法の普及」に貢献したためだった。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:30:00

世界中で国家の暴走が起こっている状況で「国家に依存せず市民の相互扶助で社会変革を目指す」なんて、国家を脅かさない思想として再定義したらアナキズムが何の役にも立たなくなる。日本語で「無政府主義」と訳されてきた思想の「国家と政府を否定する」主張の中身をしっかり検討するべきだと思う。 twitter.com/nikkei_bunka/s…
posted at 18:40:00

日本での1920-30年代の出版アナキズムの最盛期は第一次大戦→ロシア革命を経て、アナキズム運動が大きく変革した時期に当たる。プロレタリア独裁を反面教師に理論が刷新され、実践面では反ファシズム/反国家/反軍隊を明確に掲げてインターが再建される。確かに「無政府主義」という訳語が相応しい。 twitter.com/cira_japana/st…
posted at 18:50:00

文献センターのサイトに反戦の記事を書いていて、アナキズム運動の変革に伴って「アナルコサンディカリズム」「アナルココミュニズム」という理論自体も第一次大戦前とロシア革命後で大きく異なるのに、同じ名称が使われているから質的な変化が可視化されていないと気がついた。ここを何とかしたいな。
posted at 19:00:02

 

2022年7月14日

なんだよ。やっぱり自民党って政党ではなくって、家父長制のロビー団体だったんだ。めっちゃ腑に落ちた。だからこそ、自民党政権がカトリックの家父長制イデオロギーで国家を運営していたスペインのフランコ体制と見分けがつかないほど似ているのも当然なわけだね。紛らわしいから、政党を名乗るな😡 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:00:01

「合同結婚式」の仕組みは女性が資本主義社会を生き延びるためにの選択肢が結婚しかない社会の象徴みたい。その結果としてもたらされたのが「皆婚社会」だから、自民党が異様に結婚にこだわるのも納得。権威が男性に女性を分配するという図式が必要なので、権威のお墨付きとして結婚制度が重要になる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:15:00

これも少子化と始めつつ50歳の男性の未婚の話になるところで、自民党が解決したいのは出生数ではなくて婚姻率の低下というのがよく分かるな。戦後の政治的安定=自民党の長期政権を支えてきたのが女性の自己犠牲の上に成り立つ皆婚社会だったと自民党は良く理解してるから「女性活躍」に躍起なわけだ。 twitter.com/asahi/status/1…
posted at 18:30:00

そう言えば、スペインのフランコ政権もクーデターを企てた軍隊が中心の軍事独裁体制として始まったんだけど、最終的に超保守派カトリック組織オプス・デイが実権を握っていたと言われている。で、その影響力は現在まで続いていて、オプス・デイが牛耳っているのがフランコ派直系のPP国民党というわけ。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:55:54

私がオプス・デイの影響力を目の当たりにしたのが中絶法改悪の時。もちろんオプス・デイは強固な中絶反対派で、法改悪を進めていたのもPP国民党ラホイ政権だし、法相ガヤルドンも熱心な信者として知られてた。廃案になると汚職スキャンダルはどこ吹く風の国民党の政治家が引責辞任してマジで驚いた😇 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:07:14

 

2022年7月16日

改めて考えると、統一教会の合同結婚式をワイドショーがガンガン取り上げていた時代に10代だったので、純白のウエディングドレスがグロテスクに見えたし、合同結婚式が日本の社会の中の結婚制度の仕組みそのものをリアルに象徴しているように感じて、結婚に対する憧れが一切なくなったような気がする。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:15:00

その後20代の時に「自分らしい結婚式を!」を掲げて「ゼクシー」が出てきた。今から考えると地に落ちた結婚式のイメージアップ作戦の一部だったのかもしれない。「結婚式で自己実現」という発想がいかにも新自由主義的だったけど、女性が主体性を手放す場である結婚式で自己実現って強烈な皮肉だよな。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:30:00

セガトが結婚して苗字を失ったことでアイデンティティの危機に陥ったという経験談をしていたけど、これだけ個人のアイデンティティが重要視される時代に結婚で苗字が変わることが女性のアイデンティティに及ぼす影響があまりにも軽く見積もられ過ぎてる。絶対に主体性の脆弱さと大きな関係があるはず。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:45:00

自民党が夫婦同姓の結婚制度にこだわるのは家父長制の維持には女性の主体性の弱体化が不可欠なことをよく理解しているからだと思う。男尊女卑の教義で女性の主体性が徹底的に奪われていたスペインでは、女性参政権運動が起こった時に教会が反対しなかった。当時、結婚すると女性は夫の苗字を名乗った。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:00:02

だいたい携帯やクレジットカードなど、生存に必要なものが個人と紐づけられてる現代社会は「姓の変更手続きが大変」という点だけでも女性が結婚をしない十分な理由になると思う。「愛する男性の苗字を名乗るのが女の幸せ」なんていう家父長制の戯言を解体するためにも、苗字と主体性を守った方がいい。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:15:00

結婚は自ら申請して用いる制度の一つに過ぎないのだから、合理的に考えてメリットの方が多いと判断すれば使えばいいし、デメリットが多ければ使わなくてもいい。自民党が夫婦同姓の結婚制度に固執したとしても使わない人が増えれば廃れるし、結婚制度が形骸化したら家父長制は基盤を失って崩壊する。
posted at 19:30:00

ちなみに、現在の世界的な男あまり&「婚活」のグローバル化の状況で、夫婦同姓義務を温存しておくと日本国籍の男性が世界的な婚活市場で不利になると思うんだけど。この現実を踏まえると、男性が自分たちの利益のために率先して夫婦別姓の結婚制度を要求する運動を立ち上げた方が良いのではないかな。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:21:17

 

2022年7月23日

すごいな、これ。女性は35歳までに結婚しないと収入の道が絶たれたわけだ。資本主義社会では収入なしで生存できないんだから、必死に結婚相手を探すのも無理はない。皆婚社会を支えていたのは「適齢期」を超えると女性が労働市場から排除される仕組みで、だからこそ「結婚は永久就職」とか言われてた。 twitter.com/arapanman/stat…
posted at 10:30:00

1931年の婦人戦線の松本正枝のテキストだけど、少なくとも男女雇用機会均等法の成立(1989年)までこの状況が続いていた。家父長制の「結婚は女の幸せ」は「女は生存させてもらえるだけでありがたいと思え」という意味なんだろうね。歴史を踏まえたら日本では「結婚しなくて済むのが女の幸せ」じゃん。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:40:00

セガトの話を思い出したのはアナキスト女性解放論の先駆者クララムンが19世紀に「女性たちよ。自分の姓を捨てて夫の姓を名乗るな!」と書いたテキストを読んだ時。彼女自身が結婚後は夫の姓を名乗り、その後元の姓に戻した経験から、若い世代に「結婚して姓を変えない方がいい」とアドバイスしている。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:50:00

基本的に偽名を使わなかったゴールドマンなど女性アナキストを見ても、家父長制社会に生きる女性の場合、同じ名前を名乗り続けること自体が大きな意味を持つことになる。姓を変えない女性が増えることで主体性を持つ女性が増えれば、日本の民主主義の脆弱性の根本的な原因の解消にもつながると思う。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:00:00

統一教会の「家庭」好きで思い出したのがキリスト教由来の「家庭の天使」という概念。『現代思想』でまとめたけど、スペインのアナキストの女性解放論の核にあるのが女性に押し付けられる「家庭の天使」の役割を解体する闘争で、だからこそ内戦後フランコ体制は「家庭の天使」の復権に執念を燃やした。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:10:00

そもそもキリスト教における結婚が教会という権威が男性による女性の所有物化にお墨付きを与える制度で、夫婦関係を公式なものとするために教会を必要とした。で、教会という権威を国家に置き換えたのが法律婚。つまり結婚制度は権威に正当性を与える役割を担っているからアナキストが結婚に反対した。
posted at 11:20:00

結局、結婚という制度を通じて男性に女性を分配することで権威の強化と維持に努めるという点では、教会も国家も同じ穴の狢ということになる。だからこそ、反権威主義として出発したアナキズムは国家も教会も否定した。で、家父長制社会では反権威主義の姿勢によって女性の間でアナキズムが広がった。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:30:00

欧州の政教分離が教会の権威の否定ではないのは、キリスト教圏で国家という権威が登場した時に教会が退場したわけではなく、国家=公的領域、教会=私的領域というテリトリーの分配がなされたから。で、アナキストは「公」でも「私」でもない「共」という概念を用いて国家と教会の両方の権威に挑んだ。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:58:12

「公」でも「私」でもない「共/Común」からアナキストが発展させたから、スペインで独自の発展を遂げた形態が「コムニスモ・リベルタリオ/Comunismo Libertario/無政府共産主義」と呼ばれる。そう考えると、家父長制バリバリの統一教会と自民党が「反共」で結びつくのは非常に納得出来る話だよな。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:04:53

スペインで「反共」と言えばフランコ体制で、国家と教会が一体化した軍事独裁体制の下では公的領域と私的領域が一つの権威のもとで一体化した。この「反共軍事独裁政権モデル」がラテンアメリカに輸出され、そのうちの一つがチリ。アジェンデ政権を倒したピノチェト体制下で新自由主義が産声をあげる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:21:51

女性の身体を巡る問題から新自由主義と家父長制の類似性に関心を持って、その交差地点をずっと考えていたんだけど、それが反共イデオロギーだったとは。欧州で「反共」のシンボルといえばNATOで民主化後のスペインでは大規模な加盟反対運動があった。これも温存したことが深刻な問題を引き起こしてる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 12:48:30

統一教会が「反共イデオロギー」をグロテスクなまでに急進化させたことで、アナキストの主張した「再分配」の反対が「権威による際限なき富と権力の集中」だということがよくわかった。この混乱の時代にアナキズムについて調べるなら「再分配」「反権威」「反中央集権」と言った各論が面白いと思う。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 13:08:46

アナキズムの「反中央集権」の例として挙げられる「水平の組織」や「中心のない運動」を理解したきっかけがカタルーニャの独立運動。その震源地はArenys de Muntという人口一万人弱の街で、周縁の街で起こった小さな出来事が数年かけて中央のバルセロナに到達する様を見てようやくイメージが湧いた。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 14:11:32

独立運動で理解したのは中心=バルセロナには最後に到達するということ。「コムニスモ・リベルタリオ」の紹介を人口数千人の村々での挫折した革命の話から始めることにしたのは独立運動の波形をアナキズム史の中に探してみようと思ったから。1936年のアナキズム革命に4年も先行した革命の試みだった。
posted at 14:26:10

周縁と中央の関係が気になるのはアナキストがロシア革命の失敗の原因は都市=中央と農村=周縁の分断にあると見立てていたから。スペインの場合CNTは工場労働者中心の労働組合として始まったけど「アナキスト平和国際大会」の後の再編成で農村部の労働組合がCNTに合流した。 cira-japana.net/pr/?p=995
posted at 14:40:13

確かにそうだった!!35歳を過ぎると正社員採用は無理って言われてたし、2000年代に派遣で働いていた時は40歳過ぎたら派遣の仕事もないって言われてたような😂😂選挙権は獲得できたけど労働権はまだ獲得できていないのが日本の女性が置かれた状況。次の世代の女性たちには姓と賃労働を守ってほしい✊✊ twitter.com/dream94418353/…
posted at 15:27:02

本当にそうですね! 歴史を見ても感染症、戦争、政情不安という時代には子どもを持ちたくない女性が増えるのは自然の流れ。これから主体性のある女性が増えて、自分の利益を主張するようになれば絶対に実現できると思います。日本の社会に自由な女を増やしましょう🥳🥳 twitter.com/M_N_0320/statu…
posted at 15:38:16

このコメントで思い出したけど、家父長制社会において賃労働は女性を家父長制から解放する役割を果たすから、賃労働が存在しない場所に「妻でも母でもない女」は存在できない。『婦人戦線』は鋭い家父長制批判を展開したけど、母性を肯定して女性に農村回帰を訴える方向性にその限界があったと思う。 twitter.com/M_N_0320/statu…
posted at 16:20:32

確かに😂私、まさに2010年代に40代で日本に戻ってきて、仕事ないだろうなと思ってたら派遣の仕事が普通にあって拍子抜けした。ただ時給の相場は下がっていたような。日本の女性たちの少産化運動がもたらした高齢化と人手不足を女性の労働権の拡大につなげましょう✊✊ twitter.com/dream94418353/…
posted at 16:40:20

左の本の著者マリンが「社会運動が弱体化している中でどう闘うべきか?」みたいな質問に「かつては文字を教えることから始めなければならなかった。今はそこはクリアしているのだから悲観的になる必要はない」と回答した。「確かに書くだけで誰かに伝わるってすごい!」と思ってツイッターをやってる。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 17:00:58

 

2022年7月24日

皆婚社会の崩壊によって少子化が起こったならば、女性から賃労働の権利と避妊や中絶へのアクセスを奪う仕組みを作る、つまり女性から人権を奪うことで成立していたのが日本の多産社会ということ。自民党が問題視してる少子化も、私から見れば女性解放が進んでる証左でしかないんだけど。ビバ少産化🥳🥳 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:00:01

プエンテが少産化運動の支持者だったと知って、国家中心のソ連の《権威主義的コムニスモ》に対抗して生まれた反権威主義的な国家なき共産主義《コムニスモ・リベルタリオ》を日本語で紹介したら面白そうだと思った。少子化に適応する社会モデルを考えるヒントになるはず。 cira-japana.net/pr/?p=875
posted at 10:15:00

日本がジェンダー・ギャップ116位というのは圧倒的に男性に都合が良い=女性に都合が悪い基準で物事が決められている社会ということ。自民党の価値観は家父長制の価値観なので、基本的に自民党にとって都合の悪いことは女性にとって都合の良いこと。女性は自分の立場で判断する癖をつけたほうがいい。 twitter.com/kyodo_official…
posted at 10:53:15

民主主義が機能するためには、すべての人が自分の権利を主張できるのが大前提で、自分の権利を主張できる人のことを主権者という。家父長制は男性優位社会を維持するために、女性に他人の立場に立つこと良しとする規範を押し付けるから、自分の利益を主張することに罪悪感を抱いて主権者になれない。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:03:22

前に森喜朗が「女性が楽しそうにしている」のを家父長制支持者が嫌うことを教えてくれたけど、楽しむには主体性がいるわけで、女性が自分の権利と利益を享受して主権者として振る舞う様に苛立つのだろう。女性が自分の権利と利益を主張すると男性優位社会が基礎から崩れることを分かってるんだね🤗🤗🤗 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 11:23:17

歴史に名を残すことのない市井の女性たちの一人一人の行動のおかげで日本の社会での女性解放が進んできたわけで、私たち一人一人の行動が未来を作る。「アナキズムと交差性」で賃金格差の解消が最優先課題とまとめたんだけど認識が甘かった😅男性と同等の労働権の獲得そのものを掲げないとダメだな✊✊
posted at 16:10:03

 

2022年8月7日

やばい、私じゃん😂31歳の時はこんな感じで一人でスペインに行っていて、今まさに子どものいない51歳なんですけど🤣この後30−40代での経験のおかげで現在賃労働の合間にはアナキズムのテキストに没頭してて、31歳の時よりさらに解放された自由な女性として超絶楽しい日々🥳なので、どうぞご心配なく🤗 twitter.com/pondebekkio/st…
posted at 10:00:00

「なんで51歳?😮」と子どものいない女性の寂しい行く末が始まる/始まってると想定される年齢が51歳というのに驚いたけど、この人にとって女性の51歳はすでに老後なんだろうね。マジかよ😇勝手に老後枠に入れられても年金が出るわけもなく、日本で50代女性の多くは現役の賃労働者をしているんですが😡
posted at 10:10:00

「単身女性の老後は寂しい」論は「男の世話をしない女は懲罰を受けるべき」という願望の表れで、背後には家父長制に都合のいい「女は人の世話を焼くのが好きだから世話を焼く相手がいないと寂しい」という理屈がある。私は女だけど他人の世話どころか自分の世話も面倒で丁寧な生活とかもやる気ない😅 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:20:00

歴史を見ても感染症、戦争、政情不安の時代には子どもを持ちたくない女性が増える。今後も「結婚/出産しない」女性は増え続けるから、どうせ心配するなら「単身男性の寂しい老後」の方だと思う。社会が「世話をされるのが男の幸せ」という思考を捨てないと「満たされない男性」が増える一方になるよ🥺 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:30:00

「女性の50代は老後か?」問題をさらに考えてみたんだけど世間的に「子どもが成人して子育てが一段落する時期」に一致する。「女の仕事は子育て」と考えているからこういう発想になるんだろうけど、21世紀にこんな価値観で生きてると相当生きづらいはず。今後は解放された自由な男性も増えてほしいな😊 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:40:00

50代の今が人生で最高に楽しいかも🥳と思っているのは、30−40代で手にしたコンタクトと語学力でやりたいと思ったことが何でもできるから。ちなみに今の楽しみはアナルコシンディカリスモの展示と小冊子の準備、ロレンソの翻訳など。読書もあるから賃労働から解放されてる時間があっという間に過ぎる🥰 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:44:02

「女は若い方がいい」イデオロギーのせいで家父長制社会では女性の経験値はほとんど考慮されないか、無視される。でも、実際問題として経験によって身につくものはあるから、今やっていることは20代や30代の時には絶対出来なかったと確信してる。これが年を重ねることの楽しみなんだと思う今日この頃😊 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:04:10

メディアに新自由主義プロパガンダが溢れている現在は成果主義&スピードとどう付き合うかが重要になる。最速で結果を出すことが良しとされるから、過程はできるだけ短縮する方向に行きがちだけど、好きな事と向きあう時はその過程=時間が楽しいわけで、できるだけ長引かせるのもありだと思うんだな。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:21:09

 

2022年8月14日

自民党と統一教会の関係が明らかになってきて驚いたのが、自民党にこれほどまでに集票力がないのかということ。現在の政党中心の民主主義制度において政党の役割は集票マシーンとなることだから、最大政党の自民党にすら自力で票を集める力がないなら、日本に政党政治が根付かないのも無理もないよな。
posted at 18:00:00

政党民主主義で政党が民衆の代表としての正当性を持つのは、選挙で一定の得票を獲得しているからではなく、党員という形で有権者の一部を組織化しているからだった。現行の民主主義モデルを支えるには投票権の行使だけでは不十分で、党員になって選挙以外でも継続的に党に影響力を及ぼす必要がある。
posted at 18:10:00

有権者=民衆の組織化に民衆の代表としての正統性が生まれるというコンセンサスがあったからこそ、スペイン第二共和政で労働組合のCNTが政府に代表を送ることになる。CNTはカタルーニャを中心として、政党と張り合えるほどの規模の民衆の組織化に成功したことで、政府に代表を送る正統性を有してた。
posted at 18:20:00

イタリアで政党離れが進んで各党の党員が減り、政党に選挙での集票マシーンの役割しか残らなくなった時に、メディア戦略を中心に新たな集票システムを構築して選挙によって権力を得るモデルを作ったのがベルルスコーニ。これが最も効率的に集票することを目指す欧州の「ポピュリズム」の原型となった。
posted at 18:30:00

スペインで左派の選挙参謀をやってた人たちが政党離れに気がついて、選挙の集票マシーンに特化したプロジェクトとして立ち上げたのがPODEMOS。だから最初は政党ではなかったけど、現行の議会政治に参加するため政党化する必要に迫られた。この政党化が新たな政治モデルの実践をより困難にしたと思う。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:40:00

今の自民党政権が統一教会と創価学会という二つの宗教組織の集票力なしでは成り立たないというのがすごく示唆的で、政党が集票マシーンにすらなれない現状は日本の民主主義のあり方を考える上で非常に重要。欧州もそうだけど、政党を中心に民主主義を実践するというモデルに限界がきているのだと思う。
posted at 18:50:00

トランプやボルソナロのケースを筆頭に各国で宗教右派が影響力を拡大している背景には、政党が失った集票力を宗教右派が補完しているという構図があり、日本も例外ではない。政治への宗教の影響力をけん制するには、選挙のあり方=代表民主制のあり方そのものから見直す必要があるのではないかと思う。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:00:02

昭和時代の自民党の政治家が汚職やスキャンダルで辞任に追い込まれていたのは、党員の票に支えられていたからなんだろう。党員が減って宗教組織に頼る方法に変わったからやりたい放題になったと思うと辻褄が合う。票が議員を作る以上自民党の議員が票を集めてくれる統一教会を党より優先するのも当然。
posted at 19:10:00

現在日本の民主主義が突きつけられている根本的な問題は、党員もなく集票力もない政党に政党政治が実践できるのかということ。現実を見れば明らかに政党政治が成立していないわけで、日本の民主主義を正常化するには古典的な政党を目指すか、民衆を組織する新たな枠組みを模索するか、の二択だろうね。
posted at 19:20:00

 

2022年8月28日

相続による私有制度を支える「家族」は「血縁に依る集団」を指し、婚姻関係が存在するか否かはあまり関係ない。「新しい家族」は「血縁に依らない集団」のことを指すから、生物学的な親と子の関係を特権的/排他的なものとする前提を維持するならば「新しい家族のかたち」とは呼べないと思うのだけど。
posted at 10:00:01

日本に「社会で子どもを育てる」という発想が根付かないのも、生物学的な親と子の関係を特権的/排外的なものとする前提の下に「子どもは親の所有物」とみなされているから。「誰かの子ども=誰かの所有物」だから、私有制度のルールに従い他人の子育てに手や口を出すべきではないということになる。
posted at 10:10:00

「社会で子どもを育てる=子育ての社会化」がテーマなのが有名な与謝野晶子と平塚らいてうの「母性保護論争」。歴史上「母性保護」なんて名称がつくところが子どもの養育は母=女の領域とする家父長制っぽい発想だけど、子育てという再生産労働の社会的分配を巡る議論として読むと今読んでも面白い。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 10:20:00

社会的分配を巡る議論だから「母性保護論争」を子育てを公的領域で行うべき(平塚)と私的領域で行うべき(与謝野)という二つの主張が対立する。私有財産(=子ども)の保護の観点から国家の介入を否定する与謝野はリベラルだし、平塚は社会主義者の立ち位置から国家が社会的コストを払えと主張する。
posted at 10:30:00

与謝野は新自由主義ど真ん中だし、国家が緊縮財政のために公共部門を売払うという欧州の福祉国家の解体プロセスを目の当たりにした後だと平塚の公的領域=国家という考え方にも疑問が湧くが、再生産労働の社会的分配を巡る議論は読み応えあり。母性と女性を切り離していない点は両者ともは同じだけど。
posted at 10:40:00

「日本で母性愛という考え方が出てきたのは1918~1919年の与謝野晶子と平塚らいてうの母性保護論争がきっかけ」という記述を読んで、母性保護論争って「スペインかぜ」流行とパラレルに起きたと知った。今の日本は再生産労働の社会化の議論を再開するのに最適の時期なのでは。 gendai.ismedia.jp/articles/-/856…
posted at 10:50:00

「恋愛が結婚と結びつき、結婚に愛情が不可欠になることで妻が家事労働を引き受けることが愛情の証となった」って話は重いな。主体的に相手を選ぶことで結婚が自己決定権の行使とみなされると無償の再生産労働という家庭内の搾取の構造が主体的な搾取される自由の行使として不問にされたというわけか。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:18:09

なるほど「母性保護論争」で与謝野も平塚も母性と女性を切り離せなかったのは恋愛結婚だったからなのかもな。「自らの意思で選んだ相手」と結婚を自己決定権の問題にすると配偶者への愛情の証として母性を否定しづらくなる。やっぱり女性の解放には母性神話と恋愛至上主義の解体が不可欠なんだよな。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:31:16

そう考えると1930年代に女性にとって結婚は自己決定ではなくて経済の問題だと言い切った松本正枝は慧眼だな。結局「恋愛結婚→愛情の証としての家事労働」という前提が温存されて女性自身が結婚を自己決定や自己実現の問題と捉えてるところが、日本で女性解放が進まない原因の一つなのかもしれないな。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 18:44:24

日本では家父長制社会が「結婚=自己実現の神話」を女性に内面化させるということを踏まえると、統一教会の合同結婚式の話が腑に落ちる。「合同結婚式に憧れていた」という証言が興味深いところで、統一教会は元々日本の社会にある結婚神話を利用しただけだから、これほど大規模に成功したんだろうね。 twitter.com/tbs_houtoku/st…
posted at 19:04:15

日本では結婚を「ゴールイン」と表現するのが良くないと思うな。結婚は共同生活のスタートラインとは言えるのかもしれないけど、決してゴールインではない。私は10年以上前に法律婚して今に至るけど、結婚で得られた最良の成果は再生産労働をシェアする共同生活者で、自己実現みたいな話とは全然違う。
posted at 19:25:16

横文字使うと女性が結婚に憧れを持ちやすくなるってことなんだろうね。そもそも、結婚に憧れて結婚相手として選ばれるために婚活やエステ、ブライダルチェックにせっせとお金をつぎ込むというのって、合同結婚式に参加するために壺売ったり献金したりするのと大して変わらないような気がしてきたな😂😂 twitter.com/M_N_0320/statu…
posted at 19:38:10

男性に女性をあてがう合同結婚式という方法で権力と金を集めるという点で統一教会は家父長制の男性支配の典型的パターン。日本の女性が持つ「結婚への憧れ」を上手く利用したのが統一教会の成功の秘訣だから、日本社会から影響を一掃する最も効果的な方法は女性が結婚に憧れなくなることなんだろうね。 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 19:46:16

自民党が「少子化で国が滅びる😭」と大騒ぎしているのも再生産労働を「母親が愛情の証として無償で行う労働」と位置付けているから。彼らにしてみれば「少母化」で母親が減ると無償の再生産労働者が減ってしまうから困るという理屈なんだろうけど、再生産労働の社会化/再分配を進めればいいだけです🤗 twitter.com/ramonbookprj/s…
posted at 20:05:52